雑草処理方法|抜いた後はどうしたらいいの?効果的な除草・対策とは

雑草処理方法

雑草の処理方法でお困りなら、プロの手を借りるのも選択肢の一つです。雑草の処理は予想以上に手間がかかり、大量の雑草は捨てる場所や方法に困ることがあるからです。

しかし、業者に依頼をするとどうしても費用がかかってしまうためできるだけ自分で雑草処理をしたい方が多いでしょう。本コラムでは自分でできる雑草の処理方法をご紹介いたします。

また、雑草駆除は処理をして終わりではありません。雑草が再び生えてこないようにするには、適切な雑草対策をおこなうことが大切です。自分でできる雑草対策についても解説していきます。業者に依頼するのとどちらがよいか比較しながら、参考にしてみてください。

雑草を抜いた後の処理方法4つ

雑草を抜いたあとはまず、乾燥させることが鉄則です。抜いたあとも雑草は生きています。そのため、雑草をそのまま放置したり、埋めたりすると再び雑草が生えてくる原因になるのです。

また、雑草が水分を含んだままだと量が多く、雑草処理が大変になります。そのため、雑草は乾燥をさせてから処理をおこないましょう。続いて、雑草の処理方法4つを以下でご紹介いたします。

【1】燃えるゴミとして出す

【1】燃えるゴミとして出す

雑草を燃えるゴミとして出す方法がもっとも一般的でしょう。雑草のゴミ出しは自治体によってルールが異なるため、事前に確認しておくことをオススメします。

また、量が多くなると、通常のゴミ出しでは出せない地域もあるので注意してください。量をなるべく減らすためにも、雑草はブルーシートの上などに広げて乾燥させましょう。

【2】地面に穴を掘って埋める

地面に穴を掘って埋める方法は環境によいとされています。穴を掘るときは、地面から30~40センチほどの深さを掘るようにしてください。

穴の深さが浅いと、乾燥しきっていない雑草が再び伸びてくることがあるからです。手間がかかるかもしれませんが、よく乾燥させた雑草を深めの穴に埋めましょう。

【3】堆肥として利用する

雑草に米ぬかや生ごみ、土を一緒に混ぜることで、堆肥を作ることができます。段ボールや木箱、大きめのタッパーなどに入れて堆肥を作りましょう。掘った穴に埋めて作ることも可能です。

入れ物に雑草や米ぬか、生ごみ、土を一緒にいれてかき混ぜます。このときに、土が湿るように水を加えましょう。穴の中で作る場合は、土を加える必要はありません。

そしたら、フタをして寝かせます。穴の中で作る場合は土でフタをしてください。週に1回、空気に触れるようにかき混ぜましょう。1~3月放置すると、雑草で作った堆肥が完成します。

【4】草刈り業者に引き取ってもらう

わざわざ乾燥させてからゴミに出したり、土に埋めたりするのは意外と手間がかかります。また、雑草の量が多いと乾燥させるスペースを確保することが難しいかもしれません。

そんなときは草刈り業者に引き取ってもらう方法があります。雑草の処理だけを依頼するのではなく、草刈りや雑草対策も一緒に依頼するのがオススメです。

とりあえず、草刈り業者の話が聞きたいという方は弊社へご連絡ください。弊社へご連絡いただければ、無料で草刈り業者についてのご相談を承ります。

簡単にできる!庭に雑草を生えなくする方法

せっかく除草をしたなら、二度と生えてこないようにしたいですよね。雑草が再び生えなくするためには、雑草対策をしましょう。ここからは、雑草対策の方法について詳しく解説していきます。誰でも簡単にできますので、試してみてはいかがでしょうか。

【ステップ1】 除草剤を撒く

【ステップ1】 除草剤を撒く

庭に雑草を生えなくするためには、除草剤をまきましょう。雑草の種類によっては、根が少しでも残っていると再び生えてくるものがあります。再び生えてこないように、除草剤をまいて生えにくい環境にしましょう。

とくに「粒剤除草剤」がオススメです。粒剤除草剤は土にまくことで、芽が生えにくくなります。また、効果が長時間続くため、雑草対策として効果的です。

【ステップ2】防草シートを敷く

除草剤をまいても確実に雑草が生えなくなるわけではありません。風や虫などによって飛んできた雑草の種子が根づくこともあります。飛んできた種子が根づかないように防草シートで防除しましょう。

防草シートは黒いシートのことで、日光を遮る効果があります。植物に必要な光合成を遮るため、防草シートの下から再び生えることを防止することも可能です。

防草シートは雑草処理をした地面の上に敷いて四隅をピンで固定して使用します。隙間ができたり、シワになったりしないように平らに敷くのがコツです。

【ステップ3】砂利を敷き詰める

雑草処理をした場所に砂利を敷き詰めるのもオススメです。砂利は防草シートと同様に、日光を遮り、飛んできた種子を防止します。

しかし、砂利を敷いていても歩いたり、雨が降ったりすることで地面が露出し、雑草が生えてきてしまうことがあります。そのため、防草シートと一緒に併用するのがオススメです。

防草シートを敷いた上に砂利を敷くことで、防草シートだけの景観よりよくなり、防草シートが飛びにくくなります。また、砂利がずれても、下に防草シートがあるため、露出したところから雑草が生える心配がありません。

大変な作業はプロに任せるという手もある

雑草対策は意外と手間がかかるため、大変なときはプロに任せる方法もあります。せっかく雑草を除草したのにしばらく経ったら元通りなんて悲しいことは起こしたくないですよね。

なるべく庭の雑草が再び生えてこない環境にするには、プロに任せるのがよいでしょう。プロであれば、培ってきた知識やノウハウで雑草のお悩みを解決してくれます。また、お庭をタイル張りにしたり、土舗装にしたりすることも可能です。

雑草が生えないお庭にしたいなら、弊社へご連絡ください。弊社では、雑草駆除や雑草の処理、対策までおこなってくれる業者をご紹介いたします。まずは、話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。

知っておこう!やってはいけない除草方法

「雑草対策をしても再び雑草が生えてきてしまった!」そんなときにやりがちな間違った除草方法についてご紹介いたします。正しい方法で除草をおこなわないと、さまざまなトラブルを引き起こすことがあるので注意しましょう。

塩をまくのはNG!

塩をまくのはNG!

塩をまくのは、雑草を除草するのに効果的です。しかし、塩を使った除草方法はオススメできません。塩を土壌にまくと、塩は分解されないため土の中に残り続けます。

塩が土の中に残ったままになると、ほかの植物に影響が出ます。植物にとって塩分が含まれた土は脱水症状を引き起こす危険な土です。ガーディングや菜園をしている・したいと思っている方はやめておきましょう。

また、塩が含まれた土は、配管や配線、住宅の基盤を痛める原因になります。さらに、雨が降ると塩が広範囲に流れ、被害が大きくなりますので、少量でも使用しないでください。

熱湯の効果は?

熱湯を雑草にかけると枯らすことができます。しかし、雑草をすべて枯らそうと思うと、熱湯をキッチンから何回も往復をしなければなりません。そうなると、効率が悪いだけでなく、やけどする危険性が増えます。

また、熱湯をかけるだけでは、根まで枯らせることはできません。そのため、雑草が再生してしまうでしょう。さらに、ほかの植物にも影響を与えるため、ガーディングや菜園をしている方は控えましょう。

木酢液使用の注意点

原液かそれに近い濃度の木酢液を雑草に散布すると、枯らせることができます。木酢液は木炭を作るときに出た煙を冷やして液体にしたもので、環境や人体に優しいです。

しかし、木酢液には燻製のような独特なニオイがあります。除草用として使用する場合は、濃度が高いため、ニオイもきつくなります。そのため、ニオイの問題で近隣とトラブルに発展してしまうことがあるので注意しましょう。

根っこから抜いてはいけない場合もある

雑草を根絶させようと、根から抜いている方は多いのではないでしょうか。しかし、根っこから抜く方法は、オススメできません。

雑草を根から抜くたび、土が締まり硬くなっていきます。硬くなった土には、さらに繁殖力の強い雑草が生えてきやすくなるのです。根っこから雑草を抜くほど、除草作業が大変になりますので注意しましょう。

除草を業者に任せる場合の費用

除草を業者に任せたときにかかる費用は「面積別」「1時間あたりの作業費」「除草の量」のどれかから設定されていることが多いです。

面積別では「○○平方メートルで○○円」というように雑草を除草する面積によって費用が決まります。1時間あたりの作業費は、除草の範囲や草丈にかかわらず作業時間によって費用が決まる料金形態です。除草の量は時間や除草範囲にかかわらず、除草したときに出た量で費用が決まります。

これらの基本費用に加え、「作業に使用する道具費や薬剤費」「出張費」「雑草の処分費」などの追加料金がかかります。雑草の除草を業者に依頼したときにかかる料金を正確に知りたいなら、弊社へご連絡ください。弊社にご連絡いただけますと、現地見積りを無料で実施している草刈り業者をご紹介いたします。

見積りを出してもらってから依頼するかどうかじっくり検討していただくことが可能です。複数の草刈り業者をご紹介することもできますので、相見積りを希望されている方もお気軽にご相談ください。

いつ、何をする?芝生のお手入れスケジュールとポイントをご紹介!

芝生のお手入れ

芝生は大きくわけて暖地型と寒冷地型の2種類にわけることができます。この芝生の種類によってお手入れの時期やコツに違いがあるのです。

芝生は適切なお手入れなしでは、きれいな緑色の芝生を維持することはむずかしいでしょう。適切なお手入れができていない芝生は、最悪の場合枯れてしまうこともあります。

そこで今回は、芝生のお手入れ方法、暖地型と寒冷地型それぞれの年間を通したお手入れ方法など解説していきます。本記事を読むことで、正しい芝生のお手入れ方法を知って、ぜひ実践してみてください。

【頻度別】芝生のお手入れ

芝生は適切なタイミングでお手入れをおこなうことが大切です。ここでは、お手入れ作業の内容や方法を詳しく紹介していきます。また、作業をおこなう際の注意点などあわせて紹介していきます。

基本のお手入れ

基本のお手入れ

〇水やり
芝張り後は、芝生の上から砂や土をかぶせる、目土という作業をおこないます。目土は、芝を保護するために必要な土台となる土のことです。

芝張り後は、この目土を流してしまわない程度に水やりをたっぷりおこなうとよいでしょう。芝が根付くまでの1ヶ月程度の期間を養生期間と呼びますが、この間も芝に常に水気を切らさないよう、水やりは頻繁におこなう必要があります。また、芝生は、季節や種類によっても水やりの頻度はかわりますので注意が必要です。

〇除草
芝を張ったお庭に、雑草が生えることがあります。雑草は芝生が吸収する栄養を奪ってしまいますので、除草する必要があります。これを、直接の手作業で雑草を取り除く方法もありますが、芝のある敷地が広い場合など、その労力ははかりしれません。

除草剤を散布することで、労力をかけず雑草を枯らすことができるでしょう。ただし、除草剤には、雑草のみに効果があるタイプと、芝生と雑草まとめて除草してしまうタイプがありますので、除草剤を使う前に、しっかりとした確認が大切です。

〇芝刈り
うっそうと茂る芝生を維持するには芝刈りが必要になります。芝は適切な芝刈りをおこなえば、密度があがり外観もうつくしく育つのです。

芝生は、芝の高さを2センチ~3センチ程度に保つことをハイメンテナンス、芝刈りの頻度も少なく済む3センチ~5センチ程度に保つことをローメンテナンスと呼びます。

また、芝刈りは、刈り込む長さによって見た目以外にも、害虫や雑草対策にもつながっています。ローメンテナンスにすることで、芝生の病気への抵抗力があがり、害虫や雑草対策に効果を発揮するのです。

〇施肥
芝生は完成後の目標によって肥料の必要性が大きくかわってきます。芝生を張るだけの目的であれば、肥料はあまり使う必要がないでしょう。

一方、芝生を張る際、密度も高くうつくしい緑の芝生を目的とした場合は、施肥の必要性が高いとされています。肥料は芝生の成長率にもっとも影響を与え、うつくしい緑色の芝生を作るには肥料は必要不可欠なためです。

〇病害虫対策
「芝生に元気がない」、「芝生を育てる土壌自体に問題がある」など、芝生が病気になる原因は、おもにこの2つがあげられます。芝生に元気がなくなる理由として、水分不足や日当たりの悪さ、除草剤の影響など考えられます。

そのため、芝生を植える場所や芝生にあった除草剤を用いることで、病害虫への対策につながるのです。ほかにも、土壌に問題があれば、必要以上の水分や水はけの悪さから、芝生がうまく育たないおそれがありますので、土壌の改善も大切になります。

年に数回のお手入れ

芝生には、お手入れ以外にも年に数回おこなうものがあります。以下が、その一例です。

〇サッチング
芝刈りの際にできる細かい葉のくずや冬季に枯れてしまった芝生など、土壌表面にこれららが固まって層になったものをサッチといいます。

サッチをそのままにしておくと、土壌の空気の通りを鈍くさせ、土壌に必要以上の水分が溜まりやすくなるおそれがあるのです。そのため、年に1回~2回ほど、レーキなどを使いサッチを取り除く作業が必要になります。

〇目土入れ
目土をおこなう目的は、芝生を保護し元気に育てるためです。具体的には、土壌にできた凹凸を直す際や目土が足りなくなって芝の根が露出してしまっている場合などにおこないます。目安として年に1回は、目土をおこなうことよいでしょう。目土することで、新しい芝の根の成長を促進し、土壌の通気性の改善をおこなうことができます。

〇エアレーション
土壌は芝張り後から徐々に固まってしまいます。固くなった土壌は、空気の通りも悪く、水分が溜まりやすい状態であり、芝生の成長を妨げてしまうのです。

そのため、年に1回~3回程度のエアレーションが必要になります。エアレーションとは、古い土壌を抜き出す作業のことをさし、マイナスドライバーや専用の道具で土壌に穴をあけます。

穴をあけることで、土壌の硬さから密度が高くなってしまっている芝の根を適度にばらけさせることができるのです。これにより、芝の根はきちんと土壌から栄養を吸収しますので、元気な芝を育てることが可能になります。

お手入れを怠ると……

芝生はお手入れを怠ると、芝の葉が伸び放題となり見た目も悪く病気にかかりやすくなってしまいます。そのまま放置した場合、雑草が混じるほか、溜まったサッチの影響から芝生は枯れて芝の密度も下がっていくでしょう。

病気にかかると、ラージパッチと呼ばれる継当て状に芝が枯れる状態や、葉枯病といわれる犬の足跡のごとく芝が枯れる状態になるなど、元気に育てることがむずかしくなってしまいます。

また、サッチには害虫が好む有機物が含まれています。そのため、害虫が芝生を食い荒らし、ところどころ芝生は枯れてしまうおそれもあるのです。

お手入れに適した時期は芝の種類によって少し違う

芝生の手入れは種類によって、適した時期など少し違いがあるのです。芝生は大きく、暖かい地域での育成に向いた暖地型、寒い地域での育成に向いている寒冷地型、この2種類にわけることができます。

芝生の種類によってもお手入れ方法は違い、一人で芝生をきれいな状態に維持していくことはなかなかむずかしいでしょう。その場合、業者の手を借りるのもひとつの方法です。

業者であれば、芝刈りや雑草対策など適切な方法できれいな芝生を保ってくれるはずです。弊社であれば現地調査も無料で対応しております。まずはお気軽にご相談ください。

暖地型芝生のお手入れスケジュール

暖地型の芝生には、時期にあわせたお手入れ方法があります。きれいな芝生を維持するためには年間を通したスケジュール管理が大切です。

暖地型芝生の特徴

暖地型芝生の特徴

暖地型芝生の特徴として、一般的に気温が10℃以下になりやすい11月~3月くらいに葉が茶色に枯れて休眠状態となることが特徴的です。また、湿度や気温が高い環境でも成長することを得意とし、30度程度の気温でも育てることが可能になります。

春のお手入れ

3月~5月の春は、追加で芝を張ったり、目土をおこなうことに適した時期です。この時期は土壌にでる凹凸が目視でわかりやすく、土壌の改善がしやすいためです。また、適度な施肥をおこない、芝生が20ミリほどに伸びれば芝刈りをおこないます。

夏のお手入れ

6月~8月の夏は、芝の茎の成長が盛んです。そのため、お庭全体に緑色の芝生が広がってくるでしょう。雑草は適度に取り除いておく必要があり、肥料や水やりなどのお手入れが重要になります。また、芝刈りをおこなうことで、芝の密度をあげておくことも大切です。

秋のお手入れ

9月~11月にもなると、夏場に盛んだった芝生の成長が穏やかなものになります。また、順当にお手入れができていれば、芝生の密度も高く、雑草などの心配もあまりないようです。

休眠の時期に入ると、芝生は枯れた茶色となり始めます。この時期に肥料や水やりの必要はなく、こまめに雑草を取り除いておくことが大切です。冬季に発生した雑草は冬を過ぎてしまうと、根が深く取り除くことが困難になるので注意しましょう。

冬のお手入れ

12月~2月頃の冬になると、芝生は休眠状態となります。特に必要なお手入れはありませんが、雑草が生えてきた場合、放置しておくのは危険です。

発生した雑草が冬を乗り越えてしまうと、雑草の根が地面奥深くまで根付いてしまい、結果的に雑草処理の労力を増やすことになってしまいます。冬を越えた雑草の根は、暖かくなってからも、雑草を度々発生させてしまうことになるのです。

今後の雑草対策にもつながりますので、雑草を見つけた場合、放置せず取り除いておくとよいでしょう。

このように一年を通して芝生にはさまざまなお手入れが必要です。安心して芝生をお手入れしたいとお考えの方は、弊社であれば24時間365日電話対応を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

寒冷地型芝生のお手入れスケジュール

寒冷地型芝生の年間を通したスケジュールでは、こまめな芝刈りが重要となってきます。適切な芝刈りをおこなうことで、芝の密度が高くなり、元気な芝生を維持することが可能になるでしょう。

寒冷地型芝生の特徴

寒冷地型芝生の特徴

寒冷地型芝生は、冬季であってもきれいな緑色の芝生を維持することができます。また、暖地型と違い夏場に枯れやすいなどのリスクもあるようです。

寒冷地型は、日本でいう春と秋頃に成長し、おおよそ25度以上の気温や5度以下という極端な気候では成長を続けることができません。しかし芝生自体が枯れることはないようです。

春のお手入れ

春に成長することを得意としますので、3月~5月に施肥していきます。十分に散水し、芝生の高さを25ミリ程度に保つとよいでしょう。芝生の高さを25ミリ程度に保つためには、1ヶ月に3回程度の芝刈りが必要となります。これは、寒冷地型の芝生は、夏頃まで成長が盛んであり、芝刈りのペースもこれに合わせる必要があるためです。

夏のお手入れ

夏場は寒冷地型の芝生にとって苦手な時期となります。水やりは毎日ではなく二日に一度おこなうのがよいでしょう。また、病気にもかかりやすいので、肥料での病気対策が必要になります。

また、秋に向けて寒冷地型の芝の長さを25ミリ程度を維持しますので、月に2回程度の芝刈りをおこないます。寒冷地型はもっとも夏を苦手とし、成長が緩やかになるためです。そのため、芝刈りの回数も減っていきます。

秋のお手入れ

この時期から、芝生はきれいな緑色となってきます。暑さが落ち着いたころに種まきをしていた場合は、芽をだしますので、目安として30ミリ程度に育つまでは毎日の水やりが必要です。芝刈りはこれまで同様の長さで維持し、月に3回程度おこなうとよいでしょう。

冬のお手入れ

冬季になるとうっそうと茂る寒冷地型ですが、水やりは芝生の状態にあわせて週に1回~2回程度おこないます。目安として、芝生が乾燥しているようであれば水分を与え、多分に水気を感じられる場合は、水やりを控えるとよいでしょう。また、芝生に雑草が混じっていれば、きちんと取り除いておくようにします。

芝刈りしたら枯れた!?お手入れ失敗例

芝刈りは適切な方法でおこなう必要があり、芝生の三分の二の葉を残し、三分の一の長さを刈る必要があるのです。これは、芝生が成長していくために必要な、茎部分まで刈ってしまうことを防ぐためにおこないます。

茎の部分は生長点と呼ばれ、生長点をきってしまうと、芝生の葉は育つことがむずかしいとされているのです。また、寒冷地型の芝生では、多くの芝刈りを必要とし、こまめなお手入れが必要となります。芝生は適切なお手入れなしでは、うまく管理することができずに枯れてしまうことになるでしょう。

暖地型の芝生であっても、芝の密度をあげて緑色のうつくしい芝生を維持するためには、適切なタイミングでの芝刈りが必要なことにかわりはありません。基本的にどんな時期であっても、芝生には適切なお手入れをしていくことが大切なのです。

お手入れで失敗して、大切な芝生が枯れてしまったら悲しいですよね。業者であれば適切な芝生管理で、きれいな芝生を維持することができるでしょう。

弊社であれば、お見積りをとられたあとの追加費用などありませんので、お気軽に相談してみてください。また、空き家でのお庭の管理や、草刈りの時間がないなど、さまざまなケースにも対応することができます。

玉砂利を庭に敷く方法|機能的でおしゃれだけど意外なデメリットも?

玉砂利を庭に敷く方法|機能的でおしゃれだけど意外なデメリットも?

雑草の予防や防犯面など、庭に玉砂利を敷こうかな……とお考えの皆さん。玉砂利には多くの種類があるのを知っていますか?選ぶ玉砂利によってお庭の雰囲気も変わってきますので、慎重に選びたいものですね。

今回は、庭でよく使われる玉砂利について詳しく説明します。玉砂利の種類やメリットデメリット、おすすめの玉砂利についてご紹介していますので参考にしてみてください。

玉砂利を敷くメリットデメリット

玉砂利とは、粒の大きな砂利のことです。玉砂利を敷くメリット、デメリットをみてみましょう。

メリット

・防犯対策になる
玉砂利を敷いたところを歩くと音がなるため、人の侵入を知るための防犯対策になります。防犯用につくられた玉砂利もありますので、防犯面を重視するのであれば、そちらを使用するとよいでしょう。

・雑草が生えにくくなる
砂利を敷くことによって、土までの厚さがでて、日光が土に直接当たらなくなり、雑草が生えにくくなります。また、生えたとしても、草の根元部分が日光不足で細くなるため、抜きやすくもなります。

・水はけが良くなる
玉砂利を敷くと雨が降ったとき、玉砂利の層の中を水が通過していくので表面に水たまりができません。庭の見た目もよくなり、人が通りにくくなることもなくなるでしょう。

・低価格で敷いたあともメンテナンスは不要
玉砂利を敷くと、コンクリートを使うよりもずっとお値打ちにできます。仮に30平米の庭をコンクリートにしようとすると、30平米あたりコンクリートの費用が約15万円で工事費用の相場は約5万円。計20万円ほどになります。

それに対して、玉砂利にすると砂利の費用が約4万5千円で工事費用が約9万円、計13万5千円となり、低価格で庭を整えることができます。玉砂利の種類にもよりますが、大きな面積に敷く場合は、お値打ちにできるでしょう。また、暗い色の玉砂利なら汚れも気になりませんし、玉砂利は壊れることはありませんのでメンテナンスはほとんど不要です。

・庭を作り替えるときやトラブルにもすぐに対応できる
庭には多くの配管が埋められていて、配管トラブルの際は地面を掘り起こす必要がでてきます。コンクリートとは違い玉砂利は動かすことが可能なため、トラブルが発生しても比較的簡単に点検、修理が可能です。

また、庭をリフォームするときにも、スコップなどで玉砂利をどければ土の地面になります。そのため、玉砂利の庭はコンクリートよりも簡単に作り替えることができるのです。

・自分で設置も可能
玉砂利は、ネットやホームセンターなどで購入できるので、自分で設置をすることができます。

ここまでメリットをご紹介してきましたが、玉砂利を敷くとメリットばかりではなく、じつはデメリットもあります。デメリットはどのようなものか以下で説明していきます。

デメリット

・ハイヒールなどは歩きづらく、車輪のあるものは動かしにくい
玉砂利の大きさにもよりますが、玉砂利の間にヒールがはまってしまい、歩きづらくなります。また、自転車や台車なども同様で、車輪が玉砂利にはまってしまうため、動かしにくくなります。

・玉砂利の種類によっては汚れが目立つ
白い玉砂利であると、日にちが経つと汚れが目立ちやすくなります。汚れが気になる場合は暗い色の玉砂利を選ぶとよいでしょう。

・落ち葉の掃除が難しい
玉砂利の上に落ち葉が落ちてしまった場合、ほうきで掃くと、玉砂利を動かしてしまうことになります。そのため、落ち葉を掃除するには、落ち葉を手で拾うか、風で吹きとばす機械を使う必要があります。

玉砂利の選び方・おすすめの種類


玉砂利の選び方・おすすめの種類

玉砂利には、いくつかの種類があります。庭が和風か洋風なのか。庭の雰囲気によって、合う玉砂利を選びましょう。大きさもいろいろありますが、大きいサイズは、車が入ってくるようなところやぬかるみやすいところに使用すると玉砂利が動きにくくなります。小さいサイズは、大きな玉砂利よりも目立ちにくく存在感がないため、樹木や建物の景観を目立たせたい場合に使用するのがよいでしょう。

続いて、代表的な玉砂利のなかからおすすめの種類をご紹介します。

・白玉砂利
高級感があり、和風の庭にも洋風の庭にもよく合います。とくに天然大理石はキラキラと輝いて高級感があり、美しいです。色落ちしてする心配もありません。

・白砂石
白に少しグレーを入れた色合いです。角がある石で和風、洋風のどちらの庭にも合います。

・チョコレートロック
角のある石で茶色い色をしています。洋風な庭に合います。雨に当たるとツヤがでて深い茶色になります。

・那智黒石砂利
つるつるした表面の黒い石です。和風な庭やアジアンテイストな雰囲気をつくるのにはぴったりです。

・赤玉砂利
レンガのような色で、庭が明るい雰囲気になります。和風、洋風どちらも合います。

・五色砂利
赤、白、グレー、緑、黄緑などいろいろな色の石、5色を混ぜてあるものです。和風な庭のほうが合うでしょう。

玉砂利を敷く方法

玉砂利を自分で敷くときには、敷く面積を測って、必要な砂利の量を計算しましょう。玉砂利の厚みは3cmから5cmが一般的です。また、人が砂利の上を歩くと土の中へ砂利が埋まっていくことがあるため、多めに敷くことが大切です。

準備する量は、1平方メートルあたりおよそ20kg。仮に4cmの厚みで敷く場合、80kgが目安となります。砂利の種類によって異なりますので、正確に敷きたい場合は造園業者や販売店に相談してみましょう。必要な砂利の量を購入したら、施工にとりかかりましょう。手順は以下のとおりです。

1.雑草を抜きます。最初の除草作業はとても大切です。玉砂利を敷いたあとでも雑草が生えにくくするためにも、雑草はしっかり抜きましょう。雨上がりの日におこなうと土が水分で柔らかくなって抜きやすいです。また除草剤を使うのも有効的です。

2.土を踏み固める
土を踏み固めることによって、雑草が生えにくくなり、玉砂利が埋まりにくくもなります。

3.玉砂利を敷く
玉砂利を敷いて、均等にならします。車や人が玉砂利の上を通るような場合は、玉砂利がどこかに移動してしまって玉砂利が減ってしまう場合があります。通り道に敷く場合は、可能であれば余った玉砂利を残しておくとよいでしょう。買い足すようなことになった場合にも、同じものを探すのに役立ちます。

玉砂利を庭に敷く場合の費用相場

玉砂利を敷く場合の費用は、玉砂利の種類や玉砂利の敷く面積、玉砂利を敷く厚さなど、玉砂利の量によって決まります。場合によっては配送費も必要で、量が多いほど配送費も高くなるでしょう。リフォーム業者に玉砂利を敷くのをお願いすると、玉砂利の種類によりますが、砂利の費用と合わせて1平方メートルあたり3,000円くらいからのところが多いようです。

玉砂利を美しく、庭をきれいに保つための方法

玉砂利を美しく、庭をきれいに保つための方法

玉砂利はほとんどメンテナンスがいりません。玉砂利が少なくなってしまったときに追加で敷くくらいでしょう。ただ、玉砂利の庭を美しく保つために、玉砂利を敷く際にポイントとなるものがあります。庭の美しさを保つためのポイントは以下のとおりです。

・除草を最初にしっかりしておく。
玉砂利を敷く前に雑草をしっかり抜いておきましょう。このとききちんと除草しておくと、しばらくは草が生えなくなります。

・防草シートの活用
防草シートとは、日光は遮り、水は通すことができるシートのことです。防草シートを敷いてから、玉砂利を敷くことによって、より雑草が生えにくくなります。

自分で玉砂利を敷く自信がないときは

玉砂利は重いため、自分で購入して運ぶには体力がいります。ネットで購入しても送料が高くつくこともあります。運ぶ手段や体力に不安がある場合は、リフォーム会社や造園業者などにお願いしてもよいでしょう。

弊社では、玉砂利の施工ができる業者をご紹介できます。日本全国受付可能です。通話料も無料ですので、ぜひ一度弊社にご相談ください。

姫高麗芝の手入れ|特徴や張り方・日ごろの除草も忘れずに!

姫高麗芝の手入れ

ひとことに芝生といってもたくさんの種類があり、姫高麗芝(ヒメコウライシバ)もそのうちの1種類です。芝刈りや、水やりなど、いろいろな世話をする必要がある姫高麗芝。芝としてどのような種類なのか、特徴を理解したうえで手入れをしていきましょう。

ここではまず、芝生のほかの種類を見ていくことで、姫高麗芝の特徴を理解していきます。そのあと、芝の張り方や世話の方法を詳しく紹介していくので、育てるときの参考にしてみてください。また、芝の管理を業者に依頼した場合の相場料金についても解説しているので、業者依頼を検討中の方はぜひご覧ください。

芝生の種類「日本芝・西洋芝」と特徴

芝生には「日本芝」と「西洋芝」という分類があります。日本芝は日本原産の芝で、西洋芝はそれ以外の輸入された芝のことをいい、名前や原産地だけでなく、それぞれ育ちかたに大きな違いがあるのです。

ここからは、芝には種類ごとにどのような違いがあるのかを解説していきます。ここでの紹介をふまえたうえでなら、姫高麗芝が芝全体で見るとどのような特徴をもっているのかがわかりやすいでしょう。

芝生は暖地型と寒地型がある

芝生は暖地型と寒地型がある

暖地型は、あたたかい気候に適応した芝、そして寒地型は、冬などの寒いときでも生きられる低い温度に適応した芝です。日本芝の品種はすべて暖地型なので、日本芝と西洋芝の分類は、暖地型、寒地型の分類とも重なります。しかし、西洋芝のなかには暖地型のものもあるので、以下で紹介する分類を詳しく見ておいてください。

■寒地型芝生
寒地型の芝生は、一年中をとおして葉が枯れて茶色になることがありません。東北より北の地域や、標高が高い場所など、気温が低い地域で育てるのに向いています。気温が0度でも枯れることはなく、15度から20度の環境で生長します。そのかわり暑さには弱く、夏に枯れてしまうことがあります。

また、日本の多湿な環境が苦手な種類がほとんどです。そのため、日本の関東以南などの地域では、土壌を寒地型に対応できるように水はけよく改良しなければなりません。

■暖地型芝生
暖地型は、暑さに強い種類で、日本芝と、西洋芝の一部がこれに当たります。4月から伸び始め、7月と8月には盛んに成長し、11月以降は茎葉が枯れて茶色になり、また次の3月ごろから芽吹きます。関東から沖縄までの地域で育つ種類です。

気温が15度以上のときに発芽し、20度から25度のときに葉が成長します。あたたかい時期は世話を必要としますが、枯れてからは雑草を摘むことくらいの簡単な世話になるので、寒地型の芝と比べて世話がしやすいといえます。

日本芝は3種類

日本芝は、「野芝(ノシバ)」、「高麗芝(コウライシバ)」、「姫高麗芝(ヒメコウライシバ)」の3種類がもっとも一般的です。このほかにも品種改良されたものなどが数多くあります。しかしながら、よく選ばれているのはもともと野生だったこの3種類です。

日本芝は暖地型芝生に分類されるので、あたたかい地域に向いています。関東より南の地域が主な生育地ですが、野芝に関しては寒さに強いため、東北地方でも生えます。気温と湿度が高い環境に強く、西洋芝と比べると葉の成長がやや遅いので刈り揃える頻度が少なくてすむ、育てやすい芝です。

西洋芝は2種類

日本でよく育てられている西洋芝は2種類があります。「バミューダグラス」と「ブルーグラス」の仲間です。それぞれの特徴を確認しましょう。

■暖地型の代表:バミューダグラス類
バミューダグラスは日本語ではギョウギシバと呼ばれます。日本芝が属する「シバ属」とは違い、「ギョウギシバ属」の植物なので、厳密には別の植物です。しかし、地面を緑化するときに芝と同じように使われるため、芝として扱われています。

繁殖力や乾燥にも強く、成長させるだけであれば何もしなくても増えていくので制御がむずかしい種でもあります。地下で太い茎を水平にのばして繁殖する性質があるので、放っておくとどんどん広がってしまいます。育てるときは芝刈りだけではなく、広がらないように仕切りを地中まで差し込んでほかの地面と区切るなどの対処が必要となるでしょう。

■寒地型の代表:ブルーグラス類
北海道や東北地方でとくに使われている種で、牧草などにもなります。九州でも植えられており、沖縄以外の日本全国で育てることが可能です。

芝を植えは、特徴と世話の方法がわかったうえでする必要があります。それぞれ必要な世話は違うので、困ったら芝の管理ができる業者に依頼してみるのがよいでしょう。

弊社では、業者紹介を通じて芝のお世話などさまざまな作業をサポートいたします。芝に対応できる数多くの業者と提携しておりますので、困ったときはまず無料の電話相談窓口からご相談ください。

姫高麗芝の手入れ方法と張り方

ここからは、手入れのはじめの一歩である「芝張り」から、植えた芝の手入れの方法までを解説していきます。芝張りには、種からまく方法と、芝のマットを購入してタイルのように張る方法の2とおりがあります。それぞれについて説明します。

芝生の基本的な張り方

芝生の基本的な張り方

芝の張り方は西洋芝か日本芝かによって変わります。それは芝の販売方法が異なるからです。西洋芝は一般的には種で売られているので、育てる際には種をまきます。一方、日本芝はマット状のものが売られてあるので、こちらを植え付けます。

【張り方1】種まき
種まきで気をつけてほしいのが「時期」と「土づくり」の2点です。時期は、寒地型であれば4月から9月の間に種まきができます。西洋芝の発芽気温が15度で、22度以上の日が続くと枯れるおそれがあるということを考えると、種まきはとくに4月から5月までがおすすめです。

土壌は、深さ15センチまでを水はけのよい状態にするのが理想的です。深さ15センチまで耕して、大きな石などを取り除きます。耕した土の上に「目土(めつち)」という土を敷きます。

その地面の平らにならして、水たまりができないようにしたら、種をまきます。このとき、竹ホウキなどで地面に線を引いてからまくと、しっかりと土のなかに種を入れることができます。種をまいたら、その上からフルイやザルなどを使って薄く目土をまいて完了です。

【張り方2】マット状のものを使う
日本芝の多くは、もうすでに発芽した若い芝が、縦横30センチほどの四角い面に切り分けられて売られています。とくに高麗芝と姫高麗芝は、種の発芽する確率が低いため一般的には流通していないので、「芝圃場(しばほじょう)」という広大な芝の畑でマット状のものが生産されています。

高麗芝や姫高麗芝を庭に張る場合は、このマット状の芝を購入してします。日本芝は3月からが成長期なので、張るのには3月から6月が適しています。張るための芝は、この時期に間に合うように用意しておきましょう。

姫高麗芝の特徴

姫高麗芝は葉の太さが2ミリ以下で、葉の密集度も高い種類です。生育する環境は高麗芝と似ていて、関東以南のあたたかい地域になります。ただし、姫高麗芝は生長の速度が速いので、世話を頻繁にする必要があり、世話はむずかしめだといえます。

姫高麗芝の植え方は2パターン

マット状の芝生にはいろいろな植え方があります。1枚ずつの間隔を開けて敷いたり、間隔を開けずに敷き詰めたりといったやり方があり、バリエーションが豊富です。ここでは、「ベタ張り」と「市松張り」という、対照的なふたつの植え方を紹介します。

■ベタ張り
「ベタ張り」では芝生をすき間なく敷きつめます。ほかの敷き方では間を空けて、何も植えない部分を芝の繁殖力に任せるのですが、ベタ張りでははじめからすべてを芝で埋めてしまいます。こうすれば、すぐにでも芝の庭を手に入れることが可能です。

■市松張り
「市松張り」は、芝を1枚おきに張っていきます。交互に芝と地面が来るように張るので、仕上がりはチェスのボードのような見た目になります。4月に市松張りをしたら、10月ごろには土だったところも芝で埋まるでしょう。

この植え方であれば、植えたい面積の半分の芝で、庭を作ることができます。芝を植えたい場所が広ければ広いほど、この方法で張るほうが材料費を節約できることになるでしょう。ただし、庭一面が芝に覆われるまで時間がかかるので、その点はデメリットといえます。

また、地面を芝で埋めてしまわないと、植えていない場所に雑草が生えてしまうことがあります。芝の場所が雑草に乗っ取られてしまうと、芝の育成が失敗することも考えられるということです。芝が地面を覆いつくすまでの草むしりも欠かさないようにしましょう。

芝生は定期的な手入れが大切

芝を植えたら、次は手入れをしなければなりません。芝生は、手入れを定期的におこなわなければ最悪の場合は枯れてしまうこともあるのです。手入れには水やりや草むしりのほか、芝刈りも含まれますが、芝刈りの際には短く刈り込み過ぎないよう気をつけなければなりません。短く刈ってしまうと、「軸刈り」をしてしまうおそれがあります。

軸刈りの「軸」とは、芝が成長するときに新しい細胞が作られる場所です。この軸は葉が生長するのに合わせて上のほうに移動していきます。芝刈りは、夏には10日に1回ほどの頻度で定期的にする必要がある世話ですが、長い間しないでいると、軸の位置が上にあがってきます。こうなった後に芝刈りをすると、軸を切り落としてしまい、芝が枯れてしまうかもしれません。

こうならないためにも、定期的なお手入れは大切なのです。この記事内では、姫高麗芝の正しい手入れ方法も紹介しています。しかし、もし世話を負担に感じる方は、定期的な管理を業者に依頼してみることも検討するとよいでしょう。手入れを忘れることも防げるので、弊社で業者を探してみてはいかがでしょうか。

姫高麗芝のお手入れ方法

芝の仲間のなかでの姫高麗芝の位置づけや、お手入れのむずかしさがわかってきたところで、いよいよお手入れの方法を紹介していきます。ここで紹介する6つの作業は、姫高麗芝を育てていくには欠かせない作業になります。覚えていきましょう。

水やり

水やり

芝の水やりについては、「1回ごとに与える量は多く、回数は少なくする」ということを意識してください。雨の日を再現するように、1回にたっぷりの水を与えるようにしましょう。水が多すぎても根が悪くなってしまうので、季節に合わせてほどよくまくのが大切です。

葉が芽吹く4月ごろから梅雨の6月までは、日照りが続いて乾いたら水を与えるという程度で水やりします。芝から水分が少なくなると、葉が丸まって針のようになるので、乾いているかどうかは、葉の様子を見て判断しましょう。

梅雨の間は、水やりはいりません。7月後半から9月いっぱいは暑くなるので、毎朝水やりをします。10月以降は水やりの頻度を少なくしていき、11月から3月までは水やりは必要ありません。

水やりは、気温が低い早朝におこないましょう。気温が高い状況で水やりをおこなうと湿度が高くなり、芝にとってよくない環境を作ってしまいます。朝以外におこなうのであれば、夕方に日が沈み、気温が下がった後にしましょう。

肥料

肥料は芝用の肥料を使います。肥料には液体と固体のものがあり、それぞれ効き方がことなります。速効性が欲しければ液体のものを選ぶなど、状況にあわせて選びましょう。肥料の頻度は4月から8月までの間は月に1回程度おこない、それ以外の季節は必要ありません。

固体のものも液体のものも、芝全体にまくことに変わりはありません。個体のものであれば、肥料の説明書きに従って適した量をまき、その上から水をまいて土にしみこませます。液体のものは水で薄めてから散布しますが、散布用にジョウロや散布器を用意することになるでしょう。

芝刈り

芝刈りは、芝刈り機とバリカン、そして芝生バサミを駆使していきます。広い面は芝刈り機でカットし、バリカンは狭くて芝刈り機が入れない場所を刈るのに使います。芝生バサミは建物と接触しているところなどを安全に切るために必要です。

芝を刈るときは、何センチに刈るかを決めてから作業します。「軸刈り」を起こさないよう、芝の丈の3分の1の長さを切るようにし、2センチから3センチくらいに刈り揃えられるときれいな庭になるでしょう。軸切りとは深く刈り込みすぎてしまったときに芝が枯れる現象のことで、根元を切ると3分の1より下の部分を切ると起こりやすいので注意してください。

姫高麗芝の芝刈りは、8月から10月半ばまでは、10日に1回程度はおこなうことになります。それ以外の期間では、4月ごろから、2、3センチを保つ程度でおこなってください。

目土入れ

目土とは、芝用に使われる水はけのいいサラサラとした砂のことです。これから紹介する「エアレーション」や「サッチング」などの管理をしていると、芝の土壌の土が減ったり、土に起伏ができたりすることがあります。減った分の土を追加したり、起伏を埋めたりするためには、目土をまくとよいです。

エアレーション

エアレーションとは、芝生の表面から土のなかまでに穴を空ける作業のことです。穴を空けることで、空気が土壌に入るのを助けることと、地中で絡まることが多い根をほどよく断ち切ることができます。エアレーションをすると、空気中の酸素や窒素が土に溶けこむことによって、肥料をあげたときのように肥沃な状態になります。

エアレーションは、専用の穴空けようの針がついた「ローンパンチ」や「ローンスパイク」といった道具でおこないます。エアレーションは4月から5月、そして7月におこないましょう。芝生の水はけをよくすることができるので、とくに5月のエアレーションは梅雨対策として忘れずにしておきましょう。

サッチング

サッチングとは、芝生の根元に散らかっている枯れた葉や葉の切れ端などのゴミを取り除くことです。熊手(くまで)などの道具を使ってゴミを掻きだします。この作業は、冬の間の枯れ草が残っている春に1回と、芝刈り数回ごとに1回ずつ程度の頻度でおこなってください。

依頼するといくらかかる……?

お手入れは土地が広ければ広いほど大変になります。とくに夏場は毎日水をやり、芝刈りも頻繁にしなければなりません。芝の管理が大変だと感じる方は、業者に定期管理などを委託することもできます。

たとえば、業者依頼で「芝刈り」の代行をしてもらった場合、1平方メートル当たり500円程度が費用相場となっています。業者により値段設定はいろいろなものがあるので、この相場はあくまで目安ですが、参考にしてみてください。

芝刈りに対応できる業者をお探しのときは、ぜひ弊社をご利用ください。弊社には全国的に多くの業者が加盟しております。多数の業者のなかから、お客様のご要望にピッタリな業者をご紹介いたします。

1回だけの芝刈りや、定期的な芝刈りなど、ご希望の要件を、電話窓口からお聞かせください。ご相談から業者の派遣、現地調査、見積りまでは無料です。気軽にご利用いただけますので、ぜひ一度お電話からご相談ください。

芝焼きは自分でも可能?芝生を元気な状態に戻す方法・芝生の種類

芝焼きは自分でも可能?

庭の芝生が害虫被害などによって弱っているとき、その対策のひとつに芝焼きがあります。しかし、芝焼きは個人でやってもよいものなのかと疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、個人での芝焼きは法律でやってはいけないことになっています。この記事ではまず、芝焼きの効果についてご紹介したあと、個人での芝焼きが禁止になっている理由についても解説しています。

また、芝焼き以外で芝生を健康に戻す方法もご紹介します。適切な手入れをすれば、芝生はきっと元気に美しい姿になることでしょう。

芝焼きは自分でしても平気?主な効果3つ

許可を得ている特別な場所などでは、芝焼きをすることもあります。しかし、原則芝焼きを個人ですることは法律で禁止されているのです。

この章では、まず芝焼きの効果を3つご紹介したあとに、なぜ芝焼きが個人ではできないのかについて解説していきます。

1.雑草やサッチ層の除去

1.雑草やサッチ層の除去

まず芝焼きをすると、雑草やサッチ層を除去できます。サッチとは、枯れた芝生の葉や根、また刈り残ったカスを指す言葉です。サッチは芝刈りの度に処理するものですが、それでもやはり一定量は残ってしまいます。

サッチがたまってしまうと、春に新しい芝生の芽が出るときに、邪魔になってしまいます。芝焼きをすることで、そのサッチや雑草をまとめて除去できます。

2.害虫の除去

芝焼きでサッチや雑草を除去できるということは、そこに潜んでいる害虫なども同時に駆除できることになります。ここでは害虫の具体的な名前等は挙げませんが、芝生が弱ってしまう原因のひとつが害虫です。芝焼きをすると、害虫も駆除できます。

3.芝の成長を促進させる

芝を燃やしているのに、なぜこの作業が芝の成長に結びつくのでしょうか。芝を燃やすときは、芝の上部の枯れている部分から焼けていきます。芝の下のほうは、これから成長する新芽があります。

上部が焼けてなくなることで、日光が新芽に当たりやすくなるのです。新芽は春に成長するため、芝焼きは1月から2月中旬か下旬までにおこなうのが、理想的です。

でも一般人による芝焼きはNG

この記事の冒頭でも軽くふれましたが、一般の人が芝焼きをすることはできません。芝焼きは野焼きに該当し、野焼きは法律で原則、禁止されているのです。野焼きとは、適切な焼却場所以外で、ゴミを燃やす行為をさします。

野焼きとは、適法な焼却施設以外でゴミや廃棄物を燃やすことをいいます。この行為は廃掃法(はいそうほう)で原則、禁止されています。

野焼きをした人には、5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金のどちらか、もしくは両方が課せられることになってしまいます。自宅の庭の芝を燃やす行為は絶対にしないでください。

芝焼きができないとなると、どうすれば芝を健康に育てていけるのでしょうか。芝焼き以外の方法を、次の章から紹介していきます。自分では対処できないかもと不安になる場合には、弊社で業者の紹介もしていますので、ぜひご利用ください。

芝生を「元気に・健康に」育てるためのお手入れ

芝生を元気に健康に育てるためには、まず芝生が弱ってしまう原因を知りましょう。原因がわかれば対策がうてます。この章では芝生が弱ってしまう原因と、芝生を健康に保つ方法について解説していきます。

芝生が弱る原因

芝生が弱る原因

芝生が弱る原因はいくつか考えられますが、蒸れと関係していることが多いです。ここでは、蒸れがなぜ芝生を弱らせてしまうのかについて説明していきます。

芝刈りをするときに、サッチの処理を十分にしないとそこにサッチたまり、層になってしまいます。サッチの層ができると、そこは風通しが悪くなりジメジメした環境に変わります。風落としが悪く湿気のある環境ができると、そこに害虫が発生し繁殖してしまいます。その害虫が芝生を食べて、芝生が弱り最終的には枯れてしまいます。

つまり、芝生を手入れするときは風通しがよく、湿気の少ない環境を維持するように気をつけましょう。そうすれば芝生が弱る確率を、下げることができます。次の章で、その具体的な方法を紹介します。

芝生を健康に保つ手入れ

芝生を健康に保つためには、水やりだけではなく目土入れやエアレーションといった作業もおこなったほうがよいでしょう。今ご自宅の芝生が弱っているのは、もしかしたらこういった作業をしていなかったからかもしれません。一緒に確認してみましょう。

まず目土入れとは、芝生に目土という土を撒く作業のことです。こうすることで芝生の成長点を土で覆うことができ、芝生の成長を促進することに繋がります。成長点とは芝生の緑と茶色の部分の境目で、そこから芝が成長します。

成長点が土で覆われていることで、根つきや発芽が促進されます。また直射日光が当たるのを防ぐことにもなります。

次にエアレーションについて、みてみましょう。目土入れは芝生の表面に対してのケアですが、エアレーションは地中へのケアといえます。簡単にいうと、エアレーションとは、地面に穴をあけて酸素を送り込む作業だと思ってください。

芝生は畑の作物などとは違い、土壌を耕すことをしません。そうなると、時間が経つにつれて土壌は徐々に固まっていきます。土壌が固まると地中の酸素の通り道がなくなり、酸素不足にもなります。これをエアレーションで解消するというわけです。

地面に穴をあけるときには、エアレーション用の道具あるのでそれを使うと便利です。それを使わない場合は、マイナスドライバーを使ってもかまいません。深さ10cmくらいの穴を、たくさんあけていきます。そのあとで、目土を入れます。こうすることで土壌が固まるのを緩和させ、酸素を送り込ませることができます。

芝生の健康維持は「芝刈り」が大切

実は芝刈りとは、ただ芝を刈ればいいというわけではないのです。芝のどの部分を刈るかが非常に重要で、ここを間違えると、芝が枯れてしまうこともあります。正しい芝の刈り方を知り、芝生の手入れに活かしてみてください。

芝刈りをするときは、成長点の上で刈るようにしましょう。上の章で目土入れの説明をしたときに、成長点についても軽くふれました。ちゃんと目土入れをしていれば、成長点は土の下に隠れているはずです。なので、成長点を刈ってしまう確率はかぎりなく低いので安心してください。

しかし目土入れをしていない状態で芝刈りをすると、無意識に成長点よりも下の部分から刈ってしまっているかもしれません。成長点よりも下で刈ってしまうと、新芽が出にくくなってしまいます。芝刈りの際は、成長点よりも上の緑色の部分を刈るようにしましょう。

芝生を元気に育てるためには、この章で説明したことをぜひ、実践してみてください。目土の入れ方や、エアレーションの仕方がわからないなど、不安なことがある場合は業者に相談してみることをおすすめします。業者なら適切な方法で安全におこなってくれます。業者選びに迷った際は、弊社をぜひご利用ください。

芝生の種類によって違う特徴・手入れのしやすさ

実は芝生にはいろいろな種類があり、それぞれ違った特徴を持っていますので、それぞれみていきましょう。また天然の芝生以外にも、人工芝という選択肢も紹介します。

芝生の種類ってなにがある?

芝生の種類ってなにがある?

まず大きく2種類に分かれます。日本芝と西洋芝です。そしてさらに西洋芝が、暖地型と寒地型の2種類に分かれます。

日本芝は日本の環境に適している芝生の総称で、西洋芝はもともと日本に自生していない芝生の総称です。日本芝や西洋芝という名前の芝生があるわけではありません。西洋芝の中には暖地型と寒地型の芝生があります。

暖地型の芝生は日本のような高温多湿な地域に適しています。寒地型の芝生は冬でも枯れることがなく、色はとても濃い緑色をしています。

関東よりも南の地域で育てやすい芝に順位を付けるとしたら、以下のようなランキングになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

  1. ウィーピンググラス(西洋芝の暖地型)
  2. ティフトン類(西洋芝の暖地型)
  3. バミューダグラス類(西洋芝の暖地型)

草刈り頻度が少ない品種も増えつつある

芝生を健康に美しく保つためには、適切な芝刈りが必要だと説明しました。もしかしたら「芝刈りの頻度が少なかったらいいな」と思っている人もいるのではないでしょうか。

実は、芝刈りの頻度が少なくて済む品種もあるのです。従来の芝の1/3~1/2までしか成長しないといった特徴などをもっており、芝刈りの回数が減ると注目されています。

一方で、回復力が低いのでスポーツをしたり、頻繁に芝生の上で動き回ることがある場合は不向きというデメリットもあります。

なるべく手間を省きたいなら「人工芝」

なるべく手間を省きながら芝生を楽しみたいという人には、人工芝をおすすめします。最近では人工芝と一言でいっても、芝の色、芝の長さ、芝の固さなど様々です。人口芝を家のどこに使いたいかを考えて、実際に触ってみたりして比較するとよいでしょう。

人口芝の最大のメリットは、なんといっても葉の色が変わらず手入れが不要なことです。定期的にブラッシングして、起毛させることは必要かもしれませんが、それ以外はとくにありません。人工芝を野外で使う場合は、紫外線を浴び続けることになるので、使う場所によっては色あせることがあるかもしれません。

芝生は手入れが大変……でも魅力が沢山!

芝生を健康に美しく保つためには目土入れ、エアレーション、そして芝刈りなどの適切な手入れが必要だと説明しました。少し難しそうに思えるかもしれませんが、そこまでしても芝生を敷くことにはメリットがたくさんあります。

例えば、芝生を敷くことで外観がとてもオシャレになります。庭に緑があると癒し効果もあるといわれています。また、お子さんがいる家庭であれば、裸足で遊んでも怪我をする危険性も少なく、芝生がクッションにもなるので転んでも比較的安心といえるでしょう。

芝生を敷くことには、まだまだたくさんのメリットがあります。人工芝であれば手入れが不要なので楽ですが、天然の芝生の場合は適切な手入れが必要不可欠です。

天然の芝生のほうがよいけれど、手入れの仕方に不安がある人などは、ぜひプロに相談してみましょう。弊社では優良な業者をすみやかにご紹介させていただきます。