お庭や畑の雑草に頭を悩ませていることはありませんか?「この前抜いたのに、もうお庭がジャングル!」と悩むこともしばしば……。
雑草は道端にも生えていたりするぶんには、気にかかることもないかと思います。しかし、我が家の敷地や、大切に作物を育てている畑などに生えてしまうと厄介です。日常生活の妨げになることもあり、余計な重労働の草刈りを強いられることになります。そして雑草はしつこく、刈ったり抜いたりを何度しても繰り返し生えてきます。
雑草にもいろいろな種類がありますが、人間にアレルギーなどの害を及ぼすものもあり、厄介な存在です。その中でも繁殖力がすごいことで有名なのは「スギナ」。今回はスギナについてお話したいと思います。スギナの生態や、除草方法などお庭や畑などに生息してしまった、雑草スギナにお困りの方必読です!
スギナという植物あなどるなかれ!戦いはここから始まった…
春になるとニョキニョキと生えるツクシ。日本では昔からツクシを取って食べる風習もありますが、実は、ツクシはスギナの胞子茎部分のことを指します。
基本的に湿気の多い場所を好み生えるのですが、畑や庭先などどんな場所でも生えて増殖していきます。スギナ自体は多年草なので地下茎は5~10℃の寒さでも地中で伸び、根っこをどんどん伸ばしながら、増えていきます。
草の部分を刈り取るだけでは駆除できず、放置してしまうとあっという間にどんどん繁殖します。このように完全に駆除することが非常に難しいため、「地獄草」というなんとも恐ろしい別名もあります。
雑草には、アレルギー物質を含有しているものが多くあります。まさに、スギナもそのひとつで、駆除しないままでいるとアレルギー体質で悩んでいる方がいるのであれば、体調不良の原因となりうる可能性があるので、十分に注意が必要といえます。
また、スギナを含め、雑草は放っておいたままでは害虫を呼び寄せる原因となります。スギナを食べてくれる虫もいますが、大切に育ててきた作物が虫たちに荒らされてしまう可能性もでてきます。
敵スギナで厄介なのは地下茎…敵は「強いしつこい抜けない3拍子」
スギナが分類されているシダ植物は、種ではなく胞子茎の胞子を使ってフワリフワリといつどこでも自由に、広範囲にわたって飛ばしていきどんどんしつこく繁殖していきます。そのため、今まではなかったのに、突然庭先にスギナが現れることも……
先述の通り、スギナは根茎を伸ばして繁殖をします。根茎とは根っこのことです。ここが一番厄介な部分なのです!他の植物ですと、根っこを傷めると栄養を取り入れる部分が遮断されてしまうわけですから枯れてしまいます。しかし、地獄草の名がつくスギナ。枯れるどころかそこからまた茎をだしてしつこく成長しようとします。
また、茎と同じ地下にある茎には、栄養茎と塊茎の二種類の茎があります。
この栄養茎・塊茎を使って根茎や新芽を生やして、パワーアップするかのごとく繁殖しつづけていきます。つまり、その栄養茎や塊茎ごと取り除かなければ、永遠に増殖しつづけてしますのです。
しかし、地面を掘り起こして地下茎の駆除をしようとして、トラクターや機械で掘り起こしたとしてもまた、根茎の節からまた生えてくるため、かえってスギナの増殖につながります。そのため、土を掘り起こしたり、ひきちぎって駆除したりといった方法はオススメしません。
スギナは、強く・しつこく・抜けない。この3拍子がそろっている厄介な植物なのです。
スギナと戦え!勇者は引っこ抜き作戦だ!
繰り返しますが、スギナの草刈りをしただけでは駆除したことにはなりません。「一生懸命やったのにもうこんな状態……。」あっという間にジャングルに元どおり。なんてこともあります。
目にみえる部分はスギナの一部分で、土の中にぐるぐると生えている根っこを取り除かなければなりません。
逆に言えば、その原因となっている根っこを全部取り除けばよいということです。しかし、広範囲にわたってぐるぐる生えているスギナの茎を全て自分で取り除くのは難しいうえに、スギナの根っこは、土中を伸び続けているのでどこまで根っこが伸びているかわかりません……。
必殺!除草剤!スギナで困ったら薬品というアイテム登場
スギナを完全に駆除するなら、除草剤が一番です。地獄草と呼ばれているスギナでもやはり、薬品の力にはかないません。土中に伸びている繁殖原因の根っこを根絶させるためには完全に枯らしてしまうことです。
スギナの駆除では、雑草の根や茎に作用し枯死させてくれる、グリホサート系の枯渇剤を使用してください。除草剤を使えば、手軽に用いることができて手間をかけることなくスギナやその他の雑草を駆除できます。草取りは大変重労働ですし、時間も取られることが嫌な方は、ぜひ利用を検討してみましょう。
そして今では、成分は同様の成分・効果が見込めなおかつ、お値打ち価格のジェネリック薬の商品もあるようです。さまざまな商品がでていますので、お店で商品の特徴などを見比べ、選ぶとよいかと思います。
しかし、いくら除草剤がスギナ駆除に効果的とはいっても、きちんとした方法で使用しなければ、うまく作用せず枯れないこともあります。しっかりとその商品の使用方法や注意事項を読んでから使用してください。
また、除草剤は薬品なので取り扱いには十分気をつける必要があります。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭やペットを飼われているご家庭では、万が一誤って薬品を口にしてしまった場合、体に害を及ぼすことがありますので保管は厳重に管理してください。
防草シートでスギナの胞子の発芽、地下茎による繁殖を防御する方法もあります。シートで太陽光を遮って雑草の発芽を抑えることができるのです。ホームセンターなどでもいろいろなシートが売っていますが、できるだけしっかりとしたシートを選ぶと、長期にわたって使用でき雑草駆除にかける時間を大幅に減らしてくれるでしょう。
もうだめだ…戦いに敗れたらプロに助けを
いろいろな方法をためしてみてもダメな時は、プロの力をかりてお任せするのも良いかと思います。素人にはできない対処などもしてもらえるので心強いですね。数多くある業者の中からどこにお願いしたらよいかわからない方もみえると思います。
業者選びの際には、次の2つに注目してみましょう。
1.面積あたりの料金が明確にされていること。
それぞれの業者によって金額設定が違うかと思います。事前に施工作業価格や追加料金の見積もりをはじめに出してくれて、後で請求されないか確認するとよいでしょう。
2.草刈り専門にしているかどうか。
やはり、草刈りに特化している業者ですと草刈りに特化しているのでさまざまな対策や作業後の草の後始末など丁寧な作業をおこなってもらえるようです。
まとめ
今回は、地獄草とも呼ばれている繁殖力がすごいことで有名なスギナにクローズアップしてお話しました。自分で駆除する方法もぜひお試しいただいて、それでも、手に負えないようでしたら、専門業者にご相談してみてください。ご自身の希望している、施工作業やご予算に合わせいろいろな業者と見比べてみてください。
人間と自然が共存していくにはメリット・デメリットがあります。いろいろ工夫してより良い生活環境で日々くらしていきたいですね。
うっそうと茂った雑草はとても厄介。「庭の外観はキレイに保ちたいけど、草刈りは面倒……」草刈りの作業はついつい後回しにしてしまいがちです。しかし、後回しにしたくなる理由は、草刈りを簡単にする方法を知らないだけかもしれません。
今回は草刈りの便利グッズの紹介や、草刈りをラクにするためのコツについてまとめました!「自宅の庭の雑草を、今度こそはなんとかしたい」。そう考えているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
草刈り前の下準備リスト
草刈りに必要なのは事前の準備とやる気、行動力が9割です。草刈りをするのはほとんどが明るい日中であり、汗をかきながらするイメージがあるとおり、雑草の増える夏場におこなうことも多いでしょう。
草刈りをいきなり、準備なしで始めてしまうのは多くの危険がともないます。作業を始める前に、まずは徹底した事前準備からおこないましょう。
◇ハチ対策は必ずしよう
草刈り中にもっとも注意が必要なのは、ハチと熱中症です。なかでもハチは、思いがけず巣を傷つけて刺されてしまう可能性があります。「アナフィラキシーショック」に代表されるように、ハチに刺されるのは、ときに命にもかかわります。
草刈りでは必ず、ハチ対策を万全におこないましょう。まず、服装は黒以外のもの、できれば薄めの色を選びようにしましょう。ハチは、黒い色に敏感に反応します。
またハチの巣は、草刈りをしている最中に思いがけず触ってしまったり、近くに寄ってしまったりする可能性もあります。この対策としては、草刈りをする場所を入念にチェックすることで対処できるでしょう。巣があればまずは駆除を業者に依頼しましょう。
香水や整髪料などの、香りが強いものもハチを寄せ付けます。そのため、草刈りの作業前は香水や整髪料の使用は避けましょう。草刈り現場では、オシャレな面に気をつかうよりも、ハチ対策を万全に整えることが鉄則なのです。
◇草刈りに最適な服装
草刈りの服装の基本は「露出を少なくする」ことです。防虫効果も踏まえて、長袖、長ズボンを身に着け、手袋なども使用して完璧な装備を整えましょう。細かい道具のリストは下記のものです。
- 麦わら帽子
- 長袖のシャツ
- 長ズボン
- ゴーグル
- 手袋
- 長靴
帽子は、熱中症対策も兼ねてつば広のものを選びましょう。また、シャツはできれば首までカバーできるものを、ズボンは長靴に裾が納まるものを選ぶようにすれば、虫よけ効果が高まります。手袋や長靴は、ともに滑り止め付きのものが好ましいです。
◇熱中症対策も忘れずに
草刈りのもうひとつの敵が、「熱中症」です。草刈り中の熱中症を防止するためには水分補給を頻繁(ひんぱん)におこなうこと。スポーツドリンクは水分と塩分、両方の補給ができるので、あると重宝します。
また、帽子をかぶって直射日光を避けること、冷却シートなどを使って体を冷やすことも同様におこなうようにしてください。熱中症は命にもかかわる危険なものです。草刈りの最中に、わずかでも異変を感じたら無理は禁物です。そんなときはすぐに休憩しましょう。
次の章では、草刈りに必要な道具と、草刈りの便利グッズを紹介します。
【手作業用】大変な作業を楽にしてくれる草刈り便利グッズ
事前準備を整えて、ひとつひとつ草を刈っていく。草刈りは実際おこなってみるとかなりの重労働です。とくに大きな庭にうっそうと茂った大量の草を処理するには、1日以上の時間をかけておこなう必要もあるかもしれません。
そんな草刈りには、作業を楽にしてくれる便利グッズがいくつか市販されています。ここでは草刈りの基本的な道具から、応用編の草刈り便利グッズまで、簡単に紹介します。
◇【基本】草刈りに使う道具
まずは基本的な草刈りの道具を紹介していきます。
このあたりは見慣れたものでしょう。一般的に使う草刈りの道具といったところです。
◇【便利】草刈りをラクにする便利グッズ
こちらは草刈り道具の応用編、あると便利な草刈り用の便利なグッズです。
・ねじり鎌
草刈り鎌に対してねじり鎌は特殊な形状。とがった先端を地面に刺して、根っこから草を引き抜くものです。
・三角ホー
長い柄の先に付いた三角のくわ。「ホー」はくわの意味です。立ったまま草刈りができて、なおかつ根こそぎ草を引き抜ける草刈りの万能選手です。
・草刈り機
持ち手の先に鋭利なカッターが付いた草刈り用の機械です。大量の草を一気に刈るなら、草刈り機があると効率がグッと上がります。家庭用に静かなタイプもあります。
知っていないとソンする草刈りのコツ
草刈りはとにかく重労働!しかし、そんな草刈りにも作業を楽にするためのコツがあります。まずひとつは、雨が降った次の日を狙うことです。雨降りの次の日は地面が柔らかくなっており、草を抜くのに必要な力が少なくすみます。
また、草刈りに必要な手間を前もって減らせる方法もあります。それは除草剤を使うことです。除草剤を草に散布すれば、あとは草が枯れるのを待つだけ。たまにでも除草剤をまいておけば、草刈りにかかる手間も圧倒的にラクになります。
草刈りに便利グッズを使うのもよい方法ですが、こうしたコツや手段を知ることで、草刈りの手間はさらに減らすことができるでしょう。
草刈りしてもすぐ生える草には除草シートが便利!
草刈りの手間を減らすために、導入を検討したいのが除草シートです。除草シートは草刈りの便利グッズというよりはその前の段階、草の発生を予防するものです。
草の光合成を阻害して、成長を防ぎます。また、シートを敷くことで見た目もスッキリとしたものにできるでしょう。
広範囲の作業には草刈り機がおすすめ
広範囲に及ぶ草刈りは、便利グッズでも紹介しました草刈り機の使用がオススメです。草刈り機は長い柄とハンドルの先にカッターが付いた、電動式の草刈り用機械です。機能やサイズ、パワーもさまざま。業務用のもののほか、家庭用のものも販売されています。
草刈り機には電動式とエンジン式がありますが、家庭用にオススメするのは電動式です。電動式は音も静かで軽め、種類によっては女性のかたでも簡単に扱うことができます。エンジン式にパワーは劣りますが、家庭用なら十分といえるでしょう。
草刈りの便利グッズよりもっと楽で効果大なのは!?
ここまで草刈りのための道具や、草刈りの便利グッズを紹介してきました。しかし、なかにはそもそも草刈りをするのが面倒、できれば草刈りはしたくない、と考えているかたもいらっしゃるでしょう。
◇コンクリートにしてしまう
そんなかたには、より楽な方法があります。そのひとつ目の方法は、地面をコンクリートにすることです。地面をコンクリートにしてしまえば、生えてくる草をほぼ確実に予防することができます。
◇草刈りのプロに依頼する
ふたつ目の方法は、草刈りを業者に依頼することです。大きな庭の草刈りも業者に依頼すれば処理はラクラク、作業の質も安心です。グッズの費用や時間をかけてまで自分でおこなうよりも、依頼をしてしまったほうがずっと合理的といえるかもしれません。
また、草刈り後のアフターフォローをおこなってくれるのも嬉しいポイントです。記事のなかでも紹介してきた除草剤や除草シートの設置も、依頼をすればおこなってくれるでしょう。こうしたケアも、知識と実績のある業者ならではといえます。
まとめ
自宅の庭をキレイな状態に保つためには、草刈りが欠かせません。とくに雑草が多く、伸びきった雑草の処理は先延ばしにしてしまいがちです。この記事をきっかけにして、草刈りを始めてみてはいかがでしょうか?
草刈りは、まずは徹底した準備から。草刈りの作業中に危険な状況になり、体調不良などになってしまっては元も子もありません。また、草刈りには便利グッズもいくつかありますので、作業をラクにするためにも、ぜひ利用を検討してみてください!
草刈りは、始めるまでのハードルが一番高いものです。始めてしまえば、あとはすんなりと終わってしまうもの。しかし、その「初めのハードルを越えることが難しい」、そう感じるかたは、業者に作業依頼をしてみるのもよいでしょう。
きれいに庭の外観を整えて、見た目もスッキリ、気持ちもスッキリさせたいですね。草刈りのための参考に、ぜひ今回の記事の内容をお役立てください。
せっかくのお庭でも、雑草が生え放題だと見栄えが非常に悪くなってしまいます。しかし、雑草は少しでも根っこが残っているとしぶとく生えてきてしまうため、草むしりで除去しきるのは困難です。そのため、より効率的かつコストを抑えて雑草の処理をするために、庭に熱湯をまくという方法があります。
熱湯による除草は、ある程度の効果こそありますが、広い範囲の雑草を完全に枯死させるのは難しいです。このコラムでは、雑草対策に熱湯を利用するのは効果的かどうかについて解説していきます。
また、熱湯以外の雑草対策についてもご紹介していくので、お庭の雑草でお困りの際は参考にしてみてください。
雑草対策で熱湯を効果的に使うには
熱湯は用意するための手間やコストなどのハードルが低く、お気軽におこなえる雑草対策のひとつです。ここでは、雑草対策に熱湯が有効な理由や熱湯を使う際の注意点などをご紹介していきます。
熱湯が雑草対策に有効な理由
簡単にいってしまうと、熱湯の温度に雑草が耐えられなくて枯れてしまうからです。わたしたち人間もそうであるように、すべての生き物の細胞には耐えられる温度というものがあります。そして、この温度の限界を超えてしまったときに細胞は死滅してしまうのです。
つまり、わたしたちが熱いものに触れて火傷を引き起こすというのは、身体の細胞が温度の限界を超えて死滅してしまったという現象といえます。これと同じことが雑草に熱湯をかけた場合にもいえ、雑草の細胞が熱湯の温度で死滅したことにより枯れてしまうのです。
湯の温度はどれくらい?
雑草は非常に生命力が高く、再び生えてこないようにするためには根っこの処理が欠かせません。しかし、お湯は地面に浸透していくと徐々に温度が下がっていくので、除草効果が低下してしまいます。そのため、雑草の根っこまでしっかり処理するためには、沸かしたての熱湯を利用することが好ましいです。
熱湯が効果的に使える場所
熱湯による雑草対策は、効果が高い場所とそうでない場所の差が大きいです。熱湯は冷めてしまうと除草効果が失われてしまうため、まいている間に温度が下がりやすい庭一面などの広い範囲の除草には向いていません。
一方で、狭い範囲での除草であれば、お湯の温度が下がりづらいため除草効果が高い状態を維持しやすくなります。例をあげると、コンクリートやブロックなどの狭い隙間であれば、熱湯による雑草対策が効果的です。
熱湯を使う際の注意点
熱湯が手や足などにかかると火傷をしてしまうため、取り扱いには注意が必要です。また、熱湯で死滅するのは雑草の細胞だけでなく、地中の細菌や微生物も含まれます。地中の細菌や生物には土壌に栄養を供給する役割があるので、それらが死滅してしまうと土壌がやせ細ってしまいます。
そのため、雑草処理をした場所でほかの植物を育てようと考えている方には、熱湯をまいて雑草処理をおこなうことはおすすめできません。
次の章では熱湯以外の雑草対策をご紹介していきますが、確実に雑草を処理したいという場合はなるべく業者に依頼することをおすすめします。雑草駆除業者をお探しの場合は、弊社にご相談ください。
雑草対策は熱湯以外にもこんな方法が効果的!
雑草対策に熱湯を利用すると、土壌に住む最近や微生物まで死滅させてしまうおそれがあるため、除草した場所でガーデニングを楽しみたいという方にはおすすめしません。
また、広範囲の除草に向いていなかったり、熱湯をまいている最中に火傷のおそれがあったりなどのなどの短所も目立ちます。そこで、ここでは熱湯以外の雑草対策をいくつかご紹介していきます。
方法その1:除草剤をまく
薬剤で雑草を枯死させる方法です。熱湯による雑草処理に比べてコストが高いぶん、広い範囲の除草でも効果が落ちにくく、火傷の心配がない点が長所です。しかし、熱湯と同様に地中の細菌や微生物を死滅させてしまうおそれがあります。
方法その2:木酢液をまく
木酢液とは、木から炭を作る際に発生した煙を冷却して作る液体のことです。天然由来の成分なので、除草剤に比べて有毒性が低く安心して利用することができます。
しかし、天然由来の成分でなぜ雑草が枯れるのか不思議に思う方もいるのではないでしょうか。これは、木酢液が酸性の液体であるため雑草の周りの土にまくと、土壌が酸性に偏るからです。土壌が酸性に偏ると、地中に埋まっている雑草の根っこが傷んで栄養を吸収しづらくなり、最終的には栄養不足で枯れてしまうのです。
雑草の駆除後に植物を栽培したい場合は、しばらく日をあけてから、石灰などのアルカリ性のものをまいて酸性に偏った土壌を中和してあげましょう。しかし、一度酸性に偏った土壌は、中和をしても再度酸性に偏ってしまうケースがあります。そのため、定期的に石灰をまいて、土壌のpH値を調整するようにしてください。
方法その3:重曹をまく
掃除などで大活躍の重曹ですが、農業の現場では雑草対策の一環として重曹が使われるケースがあります。わたしたち人間にとっては食品として利用されることもある安全性の高い重曹ですが、雑草にとっては有毒なため雑草対策として利用することができるのです。
しかし、除草剤などに比べると安全性が高い一方で、除草効果があまり高くありません。そのため、重曹だけで雑草対策をするとなると、何度も重曹をまかなければ効果が薄いです。
やってはいけない方法
雑草対策の中には、やってはいけないNG雑草対策がいくつか存在します。ここでは「塩をまく雑草対策」と「ミントを植える雑草対策」について解説していきます。
・塩をまく
海に近い畑などでは、海水による塩害で作物が枯れてしまうというケースがしばしばあります。このように、地上で育つ植物の多くにとって塩分は有害成分です。そのため、お庭の雑草を処理するために塩をまくという方法を取る方がいます。
実際に塩は除草効果がとても高く、水に溶かしてまくだけでお手軽に雑草を除去することができます。しかし、塩は自然分解せずに土壌に残り続けてしまうため、塩をまいた場所では植物を育てられなくなってしまいます。
また、地中に残留した塩分により、地下の配管や家の鉄筋コンクリートが腐食して壊れやすくなるため、大変危険です。さらに、雨が降ると地中の塩分が周囲に流出するので、お隣の庭や周囲の畑などに塩害が広がる危険性があります。
・ミントを植える
ミントは繁殖力が非常に強く、ときには雑草を上回るほどです。そのため、お庭にミントを植えればあっという間に庭がミントで埋め尽くされて、雑草を庭から根絶してしまうこともできます。一見すると「ミントが広がっている庭はおしゃれ」「雑草がたくさん生えているよりはマシ」と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、ミントはほかの雑草と交雑しやすいうえに、交雑するとどんどん香りが弱くなっていく性質があります。そのため庭にミントを植えると、香りはしない上にほかの雑草を上回る強力な繁殖をもつ植物に庭を支配されてしまうのです。
広い敷地の雑草対策は……
雑草対策にはさまざまなものがありますが、広い敷地でおこなうとなるとどの方法であっても重労働になりがちなうえに、完全に除草しきるのは難しいです。そのため、広い敷地の雑草対策をしたいという場合は、なるべく業者に依頼することをおすすめします。
業者に雑草対策を依頼する場合は、大きくわけて「手作業での草むしり」と「草刈り機での草刈り」の2種類になります。手作業の場合は1平米あたり600~1,000円、草刈り機は200~400円が相場の目安です。
また、業者によって料金内訳は異なり「出張費」「除草剤散布」「ゴミ処理」などの費用が別料金というケースもあります。料金トラブルを避けるためにも、作業前に見積もりを取ってくれる業者をおすすめします。弊社では見積もり無料の業者もご紹介しているので、雑草でお悩みの際はご相談ください。
除草後に雑草を生えさせない!予防策ベスト4
せっかく除草をおこなっても、また雑草が生えてきたら嫌ですよね。そこで、ここでは除草後に雑草を生えさせない予防策をご紹介していきます。しっかりと予防をして、きれいな庭を保ちましょう。
予防策その1:タイルやレンガを敷く
タイルやレンガを敷くことで、お庭をおしゃれにしつつ雑草を生えづらくすることができます。しかし、地中に根っこが残っていると、タイルやレンガの隙間から雑草が生えてきてしまうこともあるため注意しましょう。
予防策その2:砂利を敷く
砂利を厚めに敷くことで、雑草が生えるのをある程度抑制できます。タイルやレンガに比べて導入の手間が少なくコストも抑えやすいですが、風雨にさらされているうちに土が浮いてきて雑草予防効果が失われてしまうことがあります。また、砂利の量が足りないと雑草予防効果が薄い点にも注意が必要です。
予防策その3:防草シートを敷く
防草シートとは、地面に直接敷くことで雑草が生えてくるのを防止するお庭用のカーペットのようなものです。雑草予防の効果がとても高い反面、自分で導入するとなるとかなりの重労働になります。また、しっかりと敷かないと効果が期待できないため、業者に依頼することをおすすめします。
予防策その4:除草剤をまく
雑草処理後に、再び雑草が生えるのを予防したい場合は「土壌処理型」の除草剤をまいておくと効果的です。利用する除草剤の種類にもよりますが、数カ月以上は効果が持続します。
ご紹介してきた雑草予防策は、いずれも正しくおこなわなければ十分な効果を発揮しないことが多いです。そのため、これらの作業に慣れていないと、せっかく手間やコストをかけたのに雑草がまた生えてきてしまったということになりかねません。
雑草予防を確実におこないたい場合は、業者に相談することをおすすめします。弊社では、24時間365日お電話を受け付けています。草刈りや雑草予防でお困りの際は、いつでもお気軽にご相談ください。
雑草対策には、除草剤や草刈り以外にも、植物を利用して対策をする方法があります。地面を覆う性質のある植物を使えば、雑草が芽吹くスペースをなくすことができるのです。この方法を「グランドカバー」といいます。
ここでは、雑草対策に植物を使う手法として、グランドカバーについて説明していきます。グランドカバーのメリットから、向いている品種と向いていない品種などを知っていきましょう。雑草対策を自然由来の方法でおこないたい方には必見です。
雑草対策|グランドカバーの基礎知識
グランドカバーとは、地面を覆うようにして成長する植物を使って、地面をカバーすることです。グランドカバーには、うっそうと生い茂る庭を表現したいときや、雑草対策、さらにはそれ以外のことまでさまざまなメリットがあります。グランドカバーについて、ここではまず基礎的なことからご紹介していきます。
グランドカバーを敷くメリットは?
グランドカバーは、何も生えていないところに植えて、雑草が生える余地をなくすために植えられることが多いです。隙あらば生えてくる雑草も、もうすでにグランドカバーの植物が生えているところではなかなか成長できなくなります。グランドカバーを使う一番のメリットは、お気に入りの植物を植えるだけで雑草駆除にもなるという点です。
雑草対策以外でも役立つ!
雑草駆除以外にもグランドカバーが役立つことはたくさんあります。グランドカバーを植えることで、お庭の見た目から機能面までよくすることができるのです。以下に、その例をあげてみました。
■土を豊かに保つ
グランドカバーを植えることで、植物が土に根を張り、水や栄養の循環を作ります。これによって、土は何も生えていない土壌よりも栄養状態が豊かになります。また、グランドカバーに寄ってくる昆虫たちが活動することでも、土がよい状態に保たれるのです。
休耕田などの農地に、このはたらきを応用することができます。クローバーやマメ科の植物を植えれば、肥料と同じ成分の「窒素」を土のなかに取り入れてくれるので、土をよい状態のまま保つことができるのです。
■地面の表面温度が下がる
植物は自分たちの温度を一定に保つ仕組みをもっています。そのため、植物を敷いておけば、その部分の温度が上がりすぎることはありません。夏でも、カラカラに乾いた土の地面よりも、グランドカバーのある地面のほうが温度が低く、そのぶん快適に過ごせるでしょう。
■土埃・泥が少なくなる
植物が地面を覆うことによって、土が風に舞ったり、雨水によって泥だらけになったりすることが減ります。地面に生えた植物は風をせき止めるはたらきがあるのです。
■きれいな花が咲く
花を咲かせる種類のグランドカバーを植えれば、きれいな花を地面のいたるところに咲かせることができます。あとで紹介するおすすめのグランドカバープラントの種類も参考にして、きれいな庭造りに役立ててみてはいかがでしょうか。
■除草費用が減る
雑草が減るということは、除草する手間が省け、除草のための出費も減らせることになります。除草剤などを使う必要もなくなるので、庭にも財布にも優しい除草対策になるのです。
こんな種類がおすすめ!
雑草対策に使う植物におすすめなものを4種類あげてみました。向いているものの基準としては、繁殖力が強く、伸びすぎず、景観を損なわないものから選んでいくとよいでしょう。グランドカバーには、以下のような種類の植物が向いています。
- ハーブ:繁殖力が強く、虫を寄せ付けない
- 常緑植物:夏でも冬でも日陰でも育つから1年中きれい
- 多年草 :繰り返し生えるから、植え直さなくてもいい
- 花を咲かせる植物:庭を美しく彩ることができる
これらの種類について、おすすめの品種はのちほどご紹介していきます。気になる方は読み進めていってください。
雑草はプロに刈ってもらうのもおすすめ
グランドカバーを植える前には、雑草を刈ったり、草を抜いたりする必要があります。この除草作業は、まとまった時間をかけないといけなかったり、庭が広いと大変な作業になってしまったりします。雑草を刈るのであれば、その作業を業者に任せてしまうのもひとつの手段です。
弊社では、業者に関して迷ったときに便利な、電話窓口での無料相談と業者紹介サービスを承っております。フリーダイヤルからお電話をいただければ、お客様のご相談をお聞きし、そのまま最適な業者をご紹介させていただくこともできます。気になった方は、ぜひ気軽にご利用ください。
雑草対策になる植物をもっと詳しくご紹介
ここでは、雑草対策におすすめの品種を紹介していきます。すでにご紹介したおすすめの品種のなかでも、とくに人気があるものや見た目・機能性に優れた品種をあげてみました。グランドカバープランツ選びにいかしてみてください。
【1】ハーブ
ひとことにハーブといってもいろいろなタイプがあります。虫を寄せ付けないのに加えて、成長が早く、料理にも使えるなどの利点があるのです。おすすめをみっつ紹介します。
■ローズマリー
料理や装飾に使われることが多いローズマリーは、匍匐性(ほふくせい)という、横に広がる性質がある種類を選ぶことでグランドカバーにできます。料理の材料としては1年中収穫ができ、花は紫や青のものを咲かせます。ただ、耐寒温度がマイナス5度程度なので、冬の寒さが厳しい地域では育てにくくなるでしょう。
■オレガノ
こちらも料理に使われることの多い品種です。耐寒性や耐暑性も強いですが、湿度に弱いため、夏の湿気には注意が必要です。乾燥に強いので、庭なら水やりなどはしなくても元気に育ちます。
■アジュガ
グランドカバーとして育てやすいハーブです。地面をはうように伸び、寒さにも強く、日陰でも育ちます。春に咲かせる花は、地面と垂直に茎が伸びて紫色に咲きます。
【2】常緑植物
冬でも緑のまま枯れないのが常緑植物の魅力です。冬の庭は、植物が枯れて緑がなくなりどこかさみしげだと感じている方にはピッタリです。日陰や乾燥にも強い常緑植物は育てやすいのも魅力的です。
■ジャノヒゲ
常緑で多年草のジャノヒゲはほとんど常に緑の葉のままでいます。細長い葉が地面から直接もさもさと生えてくるのが特徴的で、いくつかの株を等間隔に植えればその一帯を埋めることができます。夏の7月から8月に花が咲きます。
■ダイコンドラ・エメラルドフォール
つるのような茎に小さな丸い形の葉がたくさんつくのがこの草です。水を好みます。そのため乾燥には弱いですが、1年中変わらない丸いきれいな葉を保ってくれます。
【3】多年草
1年だけで終わらず、何年も同じ株から葉が出てくる多年草なら、庭を同じ状態で長く保つことができます。多年草には以下がおすすめです。
■クラピア
日本原産種を改良して作られた、お庭用の品種です。ツルのような茎が短い長さで伸びて、丸い小さな葉をつけます。ひと株からどんどん伸びるほど成長が早いので、簡単に庭を覆うことができます。芝生と並んで美しい緑のお庭を作るのにおすすめの品種です。冬は葉が枯れます。
■ディコンドラ
クラピアや芝生のように、短い背丈で地面を覆いつくすことができる植物です。緑の美しい庭を作れます。葉の時期は4月から12月です。
■芝生
芝はグランドカバーの代表格といっていい種です。公園やゴルフ場、スポーツ競技場や庭などさまざまなところで見かけます。
芝生は西洋芝か日本芝を選ぶか、もしくはその両方を敷くことになります。西洋芝は冬の寒さや乾燥に強く、冬でも緑色のままです。日本芝は夏に強く、冬は葉が枯れます。
【4】花をつける植物
ほとんどのグランドカバー用の植物は花をつけます。花の美しさや色で選びたいときにおすすめなものを見ていきましょう。
■芝桜
芝桜は初夏に桃色の鮮やかな花を咲かせます。植えた場所一帯にたくさんの花が咲くので、とても見栄えのいい花です。花の色も、桃色がメインになりますが紫色や赤い色など変化が見られておもしろいでしょう。
■コバノランタナ
小さな丸い花を咲かせます。花がきれいなだけではなく、害虫や病気にも強いので、育てやすさも兼ね備えている品種です。
■多肉植物
多肉植物は、花ではなく葉の形が美しく、人気があります。ほかの植物とは違い、分厚いみずみずしい葉をしていて、陶芸の作品のような見た目です。形や色もいろいろあるので、複数の種類の多肉植物を植えれば、変化に富んだ庭にできるでしょう。
弊社の加盟店なら、雑草対策のさまざまな方法をご提案することができます。グランドカバーを作る前の草刈りをしたい場合や、雑草対策の方法でお悩みの方は、弊社にご相談いただくと対応できる業者をご紹介できます。ぜひご利用ください。
グランドカバーに向かない植物もある......
繁殖力や地面を覆う力に優れていても、グランドカバーには向かない植物もあります。繁殖力が強すぎたり、独特のにおいがしたり、いろいろな理由があるので気をつけましょう。なかには駆除の対象にする人もいるような植物もあるので、植える前にチェックしてください。
【1】ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウはグランドカバーとして紹介されることも多い植物です。紫色の花はきれいで、よく植えられることも事実といえます。しかし、繁殖力が非常に強く、制御ができなくなるおそれもあるので、ほかの植物で代用できるのであればそうしたい種類です。
【2】カタバミ
カタバミは根が地中の非常に深いところまで進んでしまい、植えると範囲を広げ続けます。扱いが難しい植物なので、雑草対策に利用するときは注意が必要です。
【3】ドクダミ
独特のにおいを発する草です。薬やお茶として使われることもありますが、庭に一度根づくと地下茎が広がり、繁殖がとまらなくなります。好みがありますが、多くの人にとっては「クサイ」と思われる、青臭いにおいを発します。
【4】ミント
「ミント」には強い繁殖力があり、地面を覆うことのできる種類ですが、グランドカバーとしてはあまりおすすめできません。「ペパーミント」などのミントは繁殖力が強すぎるため、庭のほかの植物を駆逐(くちく)してしまうおそれがあるからです。また、茎も縦に伸びるので、敷き詰めるのには向きません。
ミントのなかでも、ただひとつグランドカバーにできるのが、「ペニーロイヤルミント」です。このミントは水平方向に成長し、踏まれるのに強いので庭の地面に使うことができます。毒があり、食べることはできませんが、どうしてもミントを使いたいときはこの品種を選びましょう。
グランドカバーを植える前の雑草駆除や、ドクダミ・ミントなどのいらない植物を刈って根絶したいときには、草刈り業者に依頼するのが確実です。根っこまで駆除するには、草刈りと除草剤の散布が必要で、このような作業は業者が得意とすることなのです。
草刈りに対応できる業者探しのときは、弊社をご利用ください。弊社からの紹介を経て、業者が現場に急行し、現地調査・見積りのうえで作業をおこないます。見積りまでは無料でお受けいただくことができ、キャンセルも可能ですので、まずはフリーダイヤルの電話窓口から気軽にご相談ください。
庭の雑草の草抜き作業は大変ですよね。さらに抜いた雑草の後かたづけも地味に手間のかかる作業です。処理を適当におこなうと、せっかく抜いた雑草が再度根付いてしまったり、新たな雑草がすぐに生えてきてしまったりします。
抜いた雑草は燃えるゴミとして出す人が多いかもしれませんが、ほかにもいろいろと方法があります。
ここでは抜いた雑草の処理方法と2度と雑草が生えてこないようにする予防法をご紹介します。また、自力で雑草を処理することが難しい場合の業者への依頼のしかたもお教えします。
抜いた雑草の処理方法は4つ
抜いた雑草は、燃えるゴミとして出す、地面へ埋める、たい肥にする、業者に依頼する、の4つの方法で処理することが可能です。それぞれの処理方法を知って、ご自身の生活に合う無理のない雑草処理をおこないましょう。
まずは乾燥させよう
雑草を抜いたら、まずは乾燥させましょう。抜いた直後の雑草はまだ水分を多く含んでいます。これをゴミ袋にそのまま入れようとすると、扱いづらく量も多いため大変な作業になります。
乾燥させると、水分が飛び、量が減って重さも軽くなります。また、しっかりと枯らすことで、再度根付いてしまうことを防ぐことができるのです。
大量の雑草の場合は、できるだけ広げて太陽にあたる面積を多くしてください。そのまま地面に放置すると、再度根付いてしまうおそれがありますので、ブルーシートなどを下に敷いてから作業すると良いでしょう。
【雑草の処理方法1】燃えるゴミとして出す
一番簡単な方法です。雑草をひと固まりにして、ゴミ袋へ入れて燃えるゴミの日に出すだけです。ごみの量を減らすためにも、乾燥させて量を減らしてからゴミ袋へ詰め込みましょう。
ただ、あまりにも雑草の量が多い場合は燃えるごみとして出すことができない場合があります。ゴミ出しのルールは自治体によって違いますので、一度自治体に電話したり、ホームペーシを見たりして確認してください。
【雑草の処理方法2】地面へ埋める
刈り取った雑草は地面に埋めれば土に還ります。これは一番環境にやさしい方法です。しっかりと天日干しして、乾燥させた雑草を土に掘った穴に埋めていきます。穴が浅いと再度根付いてしまうおそれがあるため、30~40センチメートルほどの深めの穴を掘って埋めましょう。
【雑草の処理方法3】たい肥にする
刈り取った雑草をたい肥にする方法もあります。用意するものは、雑草、米ぬかや石灰窒素、土のみです。これを混ぜ合わせて放置すると分解が進みます。
1か月に1回、下から空気を含ませるように混ぜていくと、大体半年ほどで植物性のたい肥となります。たい肥となった雑草は、家庭菜園などに再利用することができます。
【雑草の処理方法4】業者に依頼する
「大量の雑草を乾燥させたり、埋めたりするのは面倒……」というかたは業者に依頼するのもおすすめです。自分で雑草の処理をおこなえば、費用は抑えられますが、その分手間と労力がかかります。業者に依頼すれば、問題なく確実に処理してもらえます。
また、草刈り自体を依頼することも可能です。事前に見積りを取れば、費用や作業の内容などもしっかり確認して依頼することができます。草刈りも雑草の処理も大変な作業です。自分で作業する自信がない場合は、まず相談してみましょう。
弊社では365日24時間、草刈りや雑草処理のご相談を受け付けております。事前に無料見積りもおこなっておりますので、お気軽にお問合せください。
雑草は抜いた後が大事!効果的な予防策
雑草を抜く作業は腰にも足にも負担がかかり、大変な作業になります。せっかく作業をおこなってきれいにしても、そのまま放置しておくと、またすぐに雑草は芽を出し、成長します。草取り作業の手間を少しでも減らすには、草取り後に対策をおこなうことが大切です。雑草対策に有効な予防策をみていきましょう。
【予防策1】除草剤を撒いておく
雑草対策には、除草剤が効果的です。除草剤にはおもに粒剤タイプの土壌処理型と、液剤タイプの茎葉処理型があります。茎葉処理型は、葉や茎に直接散布して、液剤を吸収した部分を枯らすもので、雑草が生い茂っている時に散布すると効果的です。
土壌処理型はこれから生えてくる雑草を予防するのに効果的です。土に混ぜ込むことで、成長しようとする雑草の根から除草剤を吸収させ、枯らすことができます。雑草を抜いた後の予防であれば、土壌処理型の除草剤を使用するのがおすすめです。草取り後、新たに雑草が生えるのを防げます。
【予防策2】防草シートを敷いておく
予防策ふたつめは防草シートです。防草シートは、土にかぶせて雑草から光を奪うことで光合成を防ぎ、成長を妨げるシートです。ホームセンターなどでも気軽に購入できて、敷くだけなので体に害もなく、安全です。
デメリットとしては、防草シートが劣化してしまうことや防草シートを敷くことによって、お庭の景観が悪くなることが挙げられます。劣化して穴が開いてしまうと、そこから雑草が生えてしまうので、メンテナンスが大切です。
【予防策3】砂利を敷いておく
予防策の3つめは砂利を敷くことです。砂利も防草シート同様、雑草の光合成を防ぐことで雑草が生えてこないようにする予防策です。3~5センチメートルくらいの厚さに砂利を敷き詰めると、雑草が生えにくくなります。このとき、砂利をひく前に事前にしっかりと除草しておくことが重要です。
砂利をひいてから時間が経ったり、雨が降ったりすると、石が重みで下に沈み、土が浮いてきてしまいます。土が表面にあらわれると、すぐに雑草が生えてしまうので注意しましょう。
その他にもたくさんある雑草対策
雑草の予防策を3つご紹介させていただきました。防草シートと砂利などを組み合わせて対策をおこなうことも有効です。そのほかにも雑草対策はたくさんありますので、いくつかご紹介していきます。
・水で固まる土
水をかけると固まる土で雑草が生えなくする方法です。見た目は土のまま、防草効果が得られるため、景観も損なわず、管理が楽なのが特徴です。ただ、土を固めているだけなので、人が通るたびに固めた土に負担がかかり、経年劣化は避けられず、強度は期待できません。
・植物で覆う
雑草が生えないように、違う植物で一面を覆ってしまう方法です。地面を覆うように広がって成長する芝桜やクローバー、ダイカンドラなどが適しています。植物を植える前に、しっかりと雑草を処理することが大切です。また、定期的なメンテナンスも必要となるため、管理が少し大変です。
※やってはダメ……塩水
雑草を枯らすには塩を撒くのも効果的です。しかし、一般的に塩を撒くことはおすすめできません。塩を撒くデメリットとしては、おもに以下のようなものが挙げられます。
- 塩は土の中で分解されず、一度撒くとその土地に数年もしくは数十年以上、植物や野菜が育たなくなる。
- 雨などで土壌の塩が流出し、家の土台や配管などを腐食させる。また、流れ出ることによって近隣にも被害が及ぶ。
- 塩分濃度の高い土地は価値が落ちてしまう。塩で防草するのはリスクが高いため、塩を撒くのはやめましょう。
自分に合う雑草対策がわからない…そんな場合は
雑草対策の方法はいろいろありますが、どれを選べばいいかわからない、失敗したくないという場合は、業者に相談してみると良いでしょう。自分の庭に適した対策を提案してもらえ、高い効果も期待できます。
弊社でも、経験豊富な草刈り業者をご紹介させていただきます。ご要望に合わせて、納得のいく作業をおこないますので、ぜひご相談ください。
たかが草取り……でも業者に頼むメリットがある
「草取りくらいで業者に頼むともったいない」と頑張って毎回自分で作業をしているかたは多いと思います。しかし、かがんで長時間作業をすることも多いため、足腰に大きな負担がかかるおそれがあるでしょう。
また雑草は夏の暑い時期にすごい勢いで成長します。そのため、暑い時期の草取り作業は、熱中症の危険性があるのです。「草取りに集中しすぎて倒れてしまった」ということにならないように、体力に不安な場合は業者に頼むことも考えましょう。
草取りを業者に依頼するメリット
草取りを業者に依頼する一番のメリットは、素早くきれいに処理してもらえることでしょう。特に広い範囲の草取りの場合は、手間と時間がかかります。業者に依頼すれば、専門の草刈り道具を使って、効率よく作業してもらえます。
自分で草取り道具を購入することも保有する必要もないため、場所を取らずに慣れない道具でケガをする心配もありません。また、草取り後の雑草の処理や防草対策も行ってもらえます。
業者に依頼した場合の費用相場
草取りを業者に依頼する場合、作業人数が一人あたり大体5,000円~10,000円が相場のようです。また、1坪500円というように坪や1平方メートルあたりいくらといった料金設定をおこなっている業者もあります。
草取りをする面積や、手作業か機械作業かによって、料金が変わってくる場合が多いので、依頼する前に必ず見積りをとりましょう。また、抜いた雑草の処理費用が別途請求される場合がありますので、草取り費用に含まれるのかも確認してください。
少し面倒に感じるかもしれませんが、費用を安く抑えたい場合は何社か相見積りをとることがおすすめです。作業内容も比較できてより良い内容の業者を選ぶことができ、費用も抑えられます。
業者選びに迷ったら……?
インターネットなどで検索すると、草取りをおこなってくれる業者はたくさん出てきます。初めて依頼される場合はどこに相談すればいいかわからなくなりますよね。
そんなときは、弊社にご相談ください。24時間365日、草取りのご相談を受け付けております。ご希望に合った業者もご紹介させていただきます。また、無料見積りもおこなっておりますので、お気軽にご連絡ください。
雑草には数えきれないほどの種類があります。食べられる雑草や、キレイな花を咲かせる雑草、家の塀を壊すほど猛威を振るう雑草など様々です。雑草はおおまかに種類でわけることができます。
雑草は放置しておくとどんどん繁殖していきます。そのため、繁殖を防ぐためには、適切な処置をおこなわなければなりません。適切な処置をおこなうのに必要なことは、雑草の特徴について知ることです。
雑草は、種類によって特徴や生態が異なります。それぞれの特徴や生態を活かすことができれば、効率的に駆除できるのです。このコラムでは、雑草のなかでも代表的な種類や種類ごとの特徴、そして駆除の方法についてご紹介していきます。雑草で困っている方は、ぜひ参考にしてください。
雑草の基本を知ろう
雑草というのは、人の意図と関係なしに自然に生える植物のことを指します。生えたまま放置しておいても害がないこともありますし、花を咲かせる雑草もあるため楽しむこともできます。しかし、作物やガーデニングなどに害をもたらしてしまうことも多いのです。もし害がでるようであれば、雑草は駆除したほうがよいでしょう。
種類の多い雑草ですが、生長のサイクルや繁殖の仕方などでおおまかな種類で分類することができます。雑草の種類によっては駆除の仕方が違いますので確認しておきましょう。
一年草と多年草の違いについて
雑草は「一年草」と「多年草」にわけることができます。一年草とは、発芽してから枯れるまでのサイクルが1年の間におこなわれる雑草のことをいいます。発芽から枯れるまで2年以上かかる雑草は多年草です。
一年草は生長のスピードが速い特徴があります。春に発芽し冬に枯れる「夏生一年草(なつきいちねんそう)」と秋に発芽し夏に枯れる「冬生一年草(とうきいちねんそう)」にわけることが可能です。
多年草は冬でも枯れずに残っています。一時的に枯れることもありますが、根は生きていることが多いです。そのため、翌年になると再び伸びてきます。
雑草には2種類の増え方がある
雑草は増え方でもおおまかに種類を分類することが可能です。「種子で増えるもの」と「地下茎で増えるもの」にわけられます。地下茎とは茎が地中で生活できるように変態した植物です。
種子で増えるものは、風や雨、虫や動物によって運ばれてくることで増えていきます。繁殖力が非常に高いです。発芽から数か月で種子を作る種類の雑草や、1株で万単位の種子を作る種類のものもあります。
地下茎で増えるものは、根に栄養を蓄えるタイプの雑草です。そのため、地表の茎や葉が枯れても再び生えてきます。根から絶やさないと駆除できない雑草です。
雑草の種類のなかには厄介なものも……
「雑草魂」という言葉があるように、いくら駆除しても生えてくるしぶとい雑草があります。駆除をせずに放置しておくと、手に負えないほど繁殖していることがあります。雑草のなかでも厄介な種類のものを見かけたら早めに駆除をしましょう。
では、雑草のなかでも厄介な種類とされているものをご紹介していきます。
スズメノカタビラ
芝生や畑によく生える雑草として有名です。イネ科の雑草で、見た目が芝生とよく似ているため、雑草と気付かないことがあります。
繁殖が盛んで、庭や畑一面に生えてくることも珍しくありません。根は浅いですが、通年で種子を落としていくため駆除が難しいです。
ブタクサ
柔らかい土を好むブタクサは、切れ込みが入った羽状の葉が特徴です。8月~9月にかけて緑色の花を咲かせます。
とくにブタクサはアレルギーがあることで有名です。そのため、ブタクサアレルギーのある方は早急に駆除したほうがよいでしょう。
イタドリ
イタドリは筒状の赤い茎をしており、卵型の葉をつけます。7月~10月にかけて小さい白い花を無数に咲かせるのが特徴です。
イタドリは繁殖力が高く、コンクリートやアスファルトを突き破って育つことがあります。そのため、イタドリの脅威には注意をしておいたほうがよいでしょう。
ヤブガラシ
フェンスや塀の壁につるを巻きつけて生長していきます。ブドウ科の植物で、3メートルもつるが伸びる厄介な雑草です。
ヤブガラシは名前のとおり「藪(ヤブ)までも枯らす」といわれているほど、広い範囲をびっしりと覆うように繁殖します。非常に繁殖力が高く、根から絶やさなければなりません。数ミリでも根が残っていれば、再び伸びてくるほどです。
雑草駆除をするなら知っておきたいコツ
抜いても、刈ってもすぐに生えてくる雑草を駆除するにはコツがあります。ちょっとしたコツを知っておくだけで、効率よく駆除することができるのです。ここでは、雑草駆除をするなら知っておきたいコツをご紹介していきます。
草刈りに適したタイミングでやる
草刈りは6月~7月、9月~10月、11月~12月の3回おこなうのがよいとされています。6月~7月の梅雨から夏にかけては、雑草がもっとも生長する時期です。そのため、完全に生長してしまう前に刈り取りましょう。
9月~10月の秋は雑草の生長が止まる時期です。生長に勢いがありません。そのため、この時期に草刈りをすることで、弱らせることができます。
11月~12月の冬は雑草が枯れていきます。そのため、枯れた草を刈り取ることで景観を美しく保つことができるでしょう。
根を残して刈る
雑草を駆除するときに根から抜いていませんか?もし、根から抜いているのであれば、根を残して刈るようにしましょう。根から抜くと土が硬くなります。
土が硬くなると、硬い土に生える頑丈な雑草が生えやすくなり、悪循環になるのです。雑草を駆除したいなら、硬い土に合わせた頑丈な雑草が生えないように根を残して刈りましょう。
雑草を刈り取るときは、根を残して刈り取ります。ただ、葉や茎を刈り取るだけではいけません。草刈りの基本は、「根元より下を刈る」です。植物には生長点と呼ばれる、新しく葉や茎を作る組織部分があります。
生長点が根元にあるため、その下を刈り取ることで伸びてこなくなるのです。しかし、地下茎があれば成長する種類など、刈り取るだけでは駆除できない雑草もあります。そのような雑草は根から駆除するようにしましょう。
便利な道具を使う
草刈りは道具を使うことで効率的に進めることができます。草刈りをするときに便利な道具は以下のとおりです。
- 草刈り鎌:草を刈るときの必需品、大きな草を刈ることができる
- 草刈り機:鎌よりも時間をかけず、腰を痛めないで作業できる
- 剪定はさみ:鎌や草刈り機で刈り残した細かいところを刈る
- 熊手:刈り取った草を集めるのに便利
- クワ:根っこから処理したいときに便利
以上の道具をそろえておけば、楽に草刈りを進めることができます。草刈り鎌や草刈り機など雑草の生えている敷地の広さで道具を決めてもいいかもしれません。
草刈りに必要な道具は大きいものが多いです。そのため、しまう場所がなくて買うのをためらう方も少なくありません。そのような方は、草刈りのプロにお任せしてみてはいかがでしょうか。
業者に依頼をすれば、草刈りの道具をそろえる必要がありません。それだけでなく、草刈りをする体力や時間がない方も代わりに業者がやってくれますので便利ですよ。また、雑草の種類にあわせて駆除をしてくれます。
お庭の雑草でお悩みなら「草刈りお助け隊」にご相談ください。草刈りや植物に関する知識が豊富な業者をご紹介しております。日本全国を対象にお庭のお悩みを解決しておりますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ
雑草は人の意思とは関係なく自然に生えてくる植物のことをいいます。雑草は1年のサイクルで育つ「一年草」と、同じ種子で1年以上生き続ける「多年草」の2種類にわけられます。また、増え方は「種子で増えるもの」と「地下茎で増えるもの」の2種類です。
雑草を完全に駆除するのは簡単ではありません。とくに「スズメカタビラ」や「ブタクサ」、「イタドリ」、「ヤブガラシ」が生えると厄介です。もしこれらの雑草を見かけたら、繁殖する前に駆除しましょう。すでに繁殖しており、自分の手に負えない状況であれば、プロの草刈り業者に依頼してみることをおすすめします。
お庭の景観をきれいに保つうえで、大敵となるものが雑草です。雑草対策にはさまざまな方法がありますが、そのうちのひとつにグランドカバーを植える方法があります。
雑草に強い植物を植えることで、お庭の景観を整えるという方法になるのですが、グランドカバーには花が咲くものもあり、バラエティに富んだお庭づくりが可能です。
本コラムでは、グランドカバーについて、役割や多様な品種などの詳しい情報をご紹介します。
雑草に強い花として注目!グランドカバーとは
丁寧にお手入れをおこなうお庭にとって、邪魔な存在となるものが雑草です。除草剤をまいたり防草シートを敷いたりすることで防ぐことはできますが、できればよりお庭を彩るように雑草対策をおこないたいものです。
そこで注目していただきたいのが、グランドカバーを用いた方法です。ここでは、グランドカバーの役割と適した場所、そしてグランドカバーの種類について解説します。
グランドカバーとは
グランドカバーとは、地面をおおうために植える植物のことをさします。植物で地面をおおうことによって、景観を整えてお庭に明るい印象を与えることが可能です。
また、グランドカバーがある場所は、地面に日光があたらなくなるため、ほかの雑草が生えにくくなるのです。さらに、グランドカバーが抑えとなって、風が強い日の土ぼこりや雨の日の泥はね防止にもなります。
グランドカバーに向いている場所は?
グランドカバーはあらゆる場所に植えることができます。絨毯のようにお庭一面に植えることもできますし、花壇や通路の隙間にちょっとしたアクセントとして緑を入れてもよいでしょう。
人が踏んでも問題ないような丈夫な品種であれば、植えてはいけない場所や不適切な場所というのは特にありません。
グランドカバーの種類
グランドカバーになる植物には、大きくわけて4つの特徴があります。
・常緑性
常に葉が緑色をしている植物のことです。季節に関係なく、青々とした植物を見ていたいという方におすすめです。
・多年草
季節によって枯れることはありますが、毎年新しい芽を出して、何年も成長を続ける植物です。花を咲かせる種類もあり、色とりどりのお庭が楽しめます。
・ハーブ
収穫して食用にしたり、お茶などに加工したりできる、香りのある薬草です。常緑性のものや多年草もあります。
・耐久性が高い
グランドカバーはお庭や玄関周りなど、人通りの多い場所に植えることがあります。人が踏んでも弱ったり枯れたりしないような耐久性の高い種類もあります。
ご紹介したように、グランドカバーの種類は数多く存在します。より具体的に、どのような植物があるのかを知り、見た目の特徴や選ぶポイントなどもおさえておきましょう。
雑草に強い花!花を咲かせるグランドカバーの品種
グランドカバーには花が咲く種類があります。花の色や大きさなどによって、お庭の雰囲気は大きく変えることも可能です。花が咲くグランドカバーにはどのような品種があるのか、代表的な5種類をご紹介します。
ヒメイワダレソウ
6~9月に花を咲かせる多年草です。多少の踏み付けには強いので、日あたりのよい場所であれば、人通りの多い場所一面に植えてもよいでしょう。
1本の茎に小さな花がいくつも集まって咲きます。色は白とピンクがあり、生え方にはばらつきがあるので、自生した植物のように見立てることもできます。
クラピア
ヒメイワダレソウとイワダレソウを交配してできた品種で、5~10月に花を咲かせる多年草です。クラピアも踏み付けに強く、お庭一面に植えても問題のない品種です。
白やピンクといった花の色や花の咲き方はヒメイワダレソウと同じですが、花びらがやや波打ったような形をしています。公園などのグランドカバーとしてよく使われています。
クリーピングタイム
6~8月に花を咲かせる多年草です。多湿を嫌い乾燥に強いので、水やりの手間が面倒な方におすすめです。ピンクと紫の間の色をしていて、ひとつの茎にいくつものつぼみができるので、ヒメイワダレソウやクラピアのように小さな花が集まって咲きます。葉の形が丸くなっていてかわいらしい見た目をしているのも特徴的です。
芝桜
4~5月に花を咲かせる常緑性のグランドカバーです。ピンクや紫など、さまざまな色の花が咲き、桜の花のような形をしています。
葉をおおうほどに密集して花が咲くので、色の異なる芝桜を一面に植えて、色鮮やかな絨毯のようにお庭をデザインすることができます。
リシマキア・ヌンムラリア
5~6月に花を咲かせる多年草です。黄色い花を咲かせるのですが、葉の色も黄色や黄緑といった明るい色をしていて、お庭に明るい印象を与えるでしょう。
日陰には弱いですが、丈夫で鮮やかな種類なので、お庭一面に植えても問題ありません。また、寄せ植えに人気の植物なので、小さな隙間などにアクセントになるよう植えてもよいでしょう。
グランドカバーをご希望の方のなかには、花は不要だという方もいるでしょう。花の咲かない品種もありますので、そちらもみていきましょう。
人気が高いグランドカバーの品種はほかにも!
花で彩るのではなく、一面を緑の絨毯にしたいという方は、花が咲かないタイプのグランドカバーがおすすめです。
ここでは、花が咲かないタイプのなかから、人気のグランドカバーの品種を5種類ご紹介します。
リュウノヒゲ
細長い葉が密集して生える常緑性の多年草です。踏み付けには弱いので、人が歩く場所には不向きな種類です。ツヤのある濃い緑色の葉は存在感があり、庭石の隙間に少量生えているようなアクセントによいでしょう。
アイビー
モミジのような葉の形をした常緑性のツル性の植物です。地面を這うように広く成長し、そのまま建物の壁にまでツルを伸ばすこともあります。葉の色は、全面緑色のものから、白い模様がついたものやマーブル模様まで、さまざまな種類があります。
ハツユキカズラ
不規則に若い芽が白く染まる常緑性の植物です。日陰や湿った土壌に強いため、育てやすいといわれています。緑色の葉のなかに白い芽があるという独特な見た目は寄せ植えにも人気があり、玄関周りや庭石の隙間に植えるグランドカバーにおすすめです。
ディコンドラ
地面を這うように成長する常緑性の多年草です。小さな葉をいくつもつけて広がり、鉢植えやお庭を一面緑に彩ります。しかし、踏み付けに弱く、人の歩く場所での栽培が不向きなので、隙間を埋める程度のグランドカバーとして植えるとよいでしょう。
ワイヤープランツ
観葉植物としても人気の高い多年草のグランドカバーです。細長いワイヤーのような茎に小さな葉をたくさんつけるかわいらしい見た目をしています。繁殖力が強いので、人が歩く場所に絨毯のように植えても問題なく成長します。
ご紹介したグランドカバーをきれいに保つには、正しいお手入れが不可欠です。どのように管理すればよいのかも、種類とあわせて覚えておきましょう。
グランドカバーは育ちすぎに注意!
グランドカバーは、雑草対策として用いられるものなので、雑草と同じく繁殖力の高い植物がそろっています。つまり、正しい管理をおこなわなければ、雑草と変わらない状態になってしまうおそれがあるということです。
そのため、せっかく植えたグランドカバーが台なしにならないよう、正しい管理方法を覚えておきましょう。
グランドカバーの管理方法
グランドカバーに適しているといわれている植物は、繁殖力が強くあらゆる環境で成長することのできるものが多いのです。
お庭や玄関周りの隙間などからはみ出るような葉はこまめに刈り込むようにしましょう。また、成長が早い植物や、広範囲に広がりやすい植物は、広がってほしくない場所に防草シートを敷いておくなどの対策が必要です。
防草シートは、地面をおおうことで日光を遮断し、雑草が生えないような環境をつくります。ただし、防草シートの場合は、グランドカバーのように成長することがないので、シートを敷いた範囲にのみ効果を発揮します。この違いを利用して、グランドカバーの管理に利用することができるのです。
グランドカバーを放置していると
繁殖力の強いグランドカバーは、あっという間に成長してお庭の外や、ツル性のものは建物にまで伸びてしまうおそれがあります。
そして、グランドカバーが成長している分、ほかの植物の栄養がグランドカバーに奪われています。周囲に大切に育てている植物がある場合は、グランドカバーの管理不足で、枯れてしまわないように、しっかりとお手入れをおこないましょう。
また、放っておくと長さが出たり、土を介して隣家のお庭にまで成長したりするような種類は、ご自宅だけでなく近隣のお庭まで荒れる原因になるおそれがあります。近隣の方とのトラブルに発展する前に、刈り込みなどをしてグランドカバーの成長を抑えましょう。
管理が難しい場合は業者に依頼
お庭にグランドカバーを導入する場合、グランドカバー用の植物を成長させるためのお手入れはあまり必要ありませんが、美しさを保つためのお手入れが必要です。
定期的にお手入れをしたくても、体が不自由な方や毎日忙しく過ごしている方など、管理が難しい場合もあるでしょう。
そのようなときは、無理して自分でお手入れせず、業者に依頼しましょう。グランドカバーの成長具合を見ながら、季節や状態に応じて、適した方法でお手入れをおこないます。
グランドカバーが傷んでいる場合の対処法などを相談することもできるので、早めの依頼をおすすめします。業者選びは、弊社にお任せください。
お住まいの地域などを考慮して、迅速に対応可能な業者を手配します。相談窓口にていつでもご相談を受け付けておりますので、お電話にてお問合せいただき、不安や疑問を解消して業者への依頼をおこなってください。
まとめ
雑草対策として有効なグランドカバーは、たくさんの種類があり、植える場所を選ぶものからあらゆる場所に適応するものまで目的に合わせて幅広い使い方が可能です。
花が咲く植物もあるため、雑草対策をしながらお庭を明るく彩ることができるのも特徴のひとつです。しかし、お庭の景観や土ぼこり防止などのメリットがある反面、成長が早くこまめな管理をしなければならないというデメリットもあります。
お庭の広さや周囲の環境、グランドカバーを植える際の注意点などを踏まえて、ご自身に合った雑草に強い花を見つけましょう。
雑草だらけの荒れた庭を綺麗にするには、まず、雑草対策をすることが大切です。しかし、雑草を駆除してからのどのように庭づくりするべきか、よく分からない方もいるかもしれません。
そこで今回は、庭を綺麗にしたい方のためにおすすめしたい、庭づくりのポイントについてご紹介します。綺麗な庭を作るには、雑草対策をしつつおしゃれにできるアイテムを取り入れましょう。施工の負担が少ない方法を厳選してご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
庭を綺麗にしたいならベースを整える作業から!
庭を綺麗にしたいときは、まず邪魔な雑草や樹木を取り除いていきましょう。しかし、生い茂った雑草を一気に抜くのは大変かもしれません。そこで、まずは効率のよい除草方法と庭木の手入れの方法についてご紹介します。
まずは雑草を駆除しよう
綺麗な庭を作るには、まず雑草の駆除が必要不可欠です。雑草があると、家の庭全体に荒れ果てた印象を与えてしまいます。そのため、庭づくりの前に除草をしましょう。
雑草の駆除は鎌を使って刈り取るのが基本ですが、庭が広いと地道に刈っていくのは大変かもしれません。重労働となるため身体の負担をさけたいときは、電動草刈り機を使用するのもおすすめです。電動草刈り機は軽量なものも多く、立って扱うことができるため、草刈り作業が楽になるでしょう。
しかし、電動草刈り機を買う費用をおさえたい、という人もいるでしょう。コストをおさえたい場合は、草抜き棒などを使うこともおすすめです。草抜き棒とは、地面に刺して雑草ごと引き抜くタイプや、クワのように土を耕して雑草だけを抜き取るタイプなどがあります。柄の長いものが多く、立ったまま扱えるため身体の負担も軽くなるでしょう。
・除草後は防草シートで予防
雑草を駆除したら、地面の上に防草シートを敷いておきます。防草シートとは、日光を遮って雑草の発生を防ぐアイテムです。雑草は生命力が強く、抜いてもしつこく生えてくるため、防草シートを敷くことで予防になるでしょう。
庭木の伐採・剪定をしよう
雑草の駆除が終わったら、庭木の剪定や伐採をして整えましょう。庭木が必要以上に生い茂っていると暗い庭に見えたり、害虫を呼び寄せたりしてしまいます。そのため、不要な木は伐採し、必要な木は剪定して整えましょう。
・伐採の手順
庭を整えるにあたって、不要だと判断した樹木は伐採していきます。そこで、以下では伐採の手順について見ていきましょう。
- 伐採したい木にロープをくくりつけ、倒したい方向をきめる
- 倒す方向は、民家や柵のないひらけた空間を選ぶ
- 木から、倒したい方向に向かってロープを伸ばし、柵や柱に結びつける
- 倒したい方向の位置から、ノコギリやチェーンソーを使って木に小さく切れこみを入れる
- 倒す方とは逆の位置を切り、半分以上の切りこみを入れる
- 倒したい方向に木を押して倒す
- 切り株の周りの土を掘り起こし、回収する
- 根をノコギリやチェーンソーで切り刻んだら、自治体のルールに従って廃棄する
切り株は可燃ごみで捨てられる場合がありますが、自治体によって処理の方針に違いがあります。そのため、事前に自治体に問い合わせておくとよいでしょう。
高さが3メートル以内の樹木なら、自力での伐採も難しくはありません。しかし、木が密集しているなど周囲の状況によっては危険をともなう場合があるため、業者に相談することをおすすめします。
・剪定の手順
残したい庭木があれば、剪定をして形を整えましょう。木は剪定をしていないと枝や葉が伸び放題となり、害虫の発生源になったりするのです。適度に剪定をすることで、木の外観や健康を保てるでしょう。そこで、以下では剪定の手順についてご紹介します。
- 徒長枝(真上に伸びた枝)や内向枝(内側に伸びた枝)、枯れ枝などつけ根から取り除く
- 木のなかでも長くなりすぎた枝を、つけ根から切り落とす
- 正常な枝も何本かつけ根から切り落とし、枝全体が透けて見える程度に枝数を減らす
- 全体の形が整うよう、枝を途中で切って調節する
最初に説明した徒長枝とは、上に向かって真っすぐに伸びた枝です。また、内向枝は内側に向かって曲がった枝のことです。このような枝は、風通しや日当たりを悪くするために、不要な枝とされています。
剪定が終わったら、切り口に癒合剤を塗っていきましょう。癒合剤は、木の切り口から雨風や細菌が入らないようカバーをする役目があります。木の切り口に雨風が入ったり、細菌が入ったりすると、病気になって枯れてしまうかもしれません。癒合剤でカバーすることで、切り口を守ることができるでしょう。
荒れた庭は作業が大変
庭は荒れているほど、雑草駆除や剪定・伐採の負担が大きくなります。草木が生い茂っていればそれだけ駆除する雑草や、手入れをする樹木の量も増えてしまうのです。そのため、自力では大変に感じる人もいるでしょう。
もし、自力での作業に負担を感じたら、業者に任せることをおすすめします。業者は専門知識や機材をそろえているため、自力でやるよりも早く、なおかつ的確に作業を進めてくれるでしょう。また、自分で機材を買う必要もなくなるのです。
庭の綺麗とオシャレを両立する便利アイテム
庭を整えたら、次は防草もかねてオシャレな素材を取り入れていきましょう。庭用の砂利や人工芝などを防草シートの上から敷くと、庭の外観をよくするだけでなく、二重の防草効果が期待できるのです。そこで、今回は庭を綺麗にしたいときにおすすめのアイテムについてご紹介します。
砂利
庭に敷く素材としてポピュラーなものは「砂利」です。砂利にはさまざまな大きさや色があり、庭や植木の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。また、砂利を踏むと音が鳴るため、空き巣よけとしての利点も兼ねているのです。
土の上に防草シートだけを敷いた状態では、殺風景な印象ですが、砂利をさらに敷くことで防草シートがめくれにくくなり、さらに色鮮やかな景観を生み出すことができます。
チップ
チップは、木の皮やレンガ、瓦などを細かく砕いたもので、砂利と同じように庭に敷いて使用します。レンガや木が素材となっているため、茶色のものが多く、庭に敷いておくと自然な色合いを演出できるでしょう。また、チップを踏みしめた感覚は軽く感じるため、上を歩く人やペットにとって負担が少ないのもメリットといえます。
人工芝
庭を美しくするなら、人工芝もおすすめです。人工芝とは、樹脂素材から作られた芝生のマットをさします。人工芝は本物の芝生とは違い、芝刈りや水を必要としないため、扱いやすいというメリットがあります。また最近では、景観が限りなく本物の芝生に近いタイプもあるため、植物らしい鮮やかな緑を楽しめるでしょう。
レンガやタイル
防草を強化しつつ、西洋風の庭を演出するなら、レンガやタイルを敷くのもおすすめです。レンガやタイルは、色合いや並び方の不規則性を活かすことで、アンティークな風景を演出します。また、砂利やチップのように細かいすき間ができにくいため、落ち葉やゴミの掃除が楽になるメリットもあるのです。
また、天然石を置くことで、和風のお庭を演出できる場合もあります。砂利と合わせることで、日本庭園のような庭に仕上げることもできるでしょう。
グランドカバー
グランドカバーとは、芝生やタマリュウ、クローバーなど横に広がって地面を覆う植物をさします。雑草を抜いたあとに、グランドカバー用の植物を植えたり、種をまいたりすることで取り入れることができるのです。
グランドカバーに使われる植物は、土に根が綿密に張るため、雑草が生えるすき間ができにくくなるとされています。そのため、庭に自然の緑を取り入れつつ、防草効果を発揮できるでしょう。
庭をもっと素敵にするポイントは?
最近では、オシャレなガーデニング雑貨などが登場しており、庭に取り入れることでさらなるアレンジができます。今回は、もっと庭を綺麗にしたいときに、取り入れておきたいガーデニングアイテムについてご紹介します。
ガーデニング用雑貨がオススメ
庭の見映えをよりよくするなら、ガーデニング雑貨がおすすめです。木材やブリキ素材といったアンティーク風の雑貨が多く、洋風な雰囲気を出すにはおすすめのアイテムといえます。以下では、ガーデニング雑貨のなかでも人気の高いアイテムをご紹介するので、よろしければ参考にしてみてください。
・ウッドデッキ
木の存在感を漂わせるウッドデッキは、庭に設置することで洋風な雰囲気を感じられます。ウッドデッキにガーデン用の耐久性の高いテーブルや椅子を置いてランチを楽しんだり、鉢植えにした植物を置いて立体感を出したり、さまざまな目的で活用できるでしょう。
・吊り下げ式の植木鉢
吊り下げ式の植木鉢とは、ロープやチェーンをくくりつけた受け皿の上に、鉢植えを乗せ、家の壁やフェンスなどから吊り下げるタイプのインテリアです。上から吊り下げることで一風変わったデザインにアレンジでき、なおかつ、高い位置に置くことで草花を美しく魅せることができるでしょう。
・ガーデニング用の棚
ガーデニング用の棚を置いておくと、小さな鉢植えならたくさん置くことができます。そのため、さまざまな種類の草花を飾ることで、カラフルな風景を楽しめるでしょう。また、ジョウロやスコップも置けば、おしゃれな道具置き場としても使えるのです。
・パラソル
ウッドデッキに合わせて、パラソルも設置すると、より庭の見映えがよくなるといわれています。パラソルを置くことで立体感が出せるだけでなく、カフェのようなオシャレな外観を楽しめるのです。また、雨や日差しよけにもなるでしょう。
定期的な手入れも大切
庭の景観を保つには、定期的な掃除や植物の手入れが大切です。落ち葉がたまったままになっていたり、植物が伸び放題になっていたりすると、せっかく整えた庭が台無しになってしまうでしょう。
しかし、庭のスペースが広いと自力で定期的に手入れをするのが大変かもしれません。手入れを続けるのが大変だと感じたり、荒れた庭をどうにかしたいと思ったら、業者に依頼をすることをおすすめします。業者なら剪定や伐採の知識があるため、自力で伐採や剪定をおこなうよりも、手間なく美しい仕上がりが期待できるでしょう。
業者への依頼をお考えでしたら、ぜひ弊社へご相談ください。弊社では、お近くの加盟店から業者を手配するため、迅速な対応ができる強みがあるのです。そのため、なかなか時間が取れない方、早く対応してほしい方でも依頼ができるでしょう。弊社では24時間無料でお電話を受けつけていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
庭を綺麗にしたいときは、まず庭に生い茂っている雑草を取り除きましょう。雑草を取り除くときは、専用の草抜き棒や電動草刈り機などを使うと体力的な負担を減らすことができます。雑草を駆除したら地面の上に防草シートを敷いておき、雑草の再発生を予防しましょう。
防草シートを敷いたらさらに砂利や人工芝、タイルなどを敷くことによって、洋風や和風の雰囲気を楽しめるだけではなく、防草シートと合わせて二重の雑草対策が期待できます。
さらに、庭へガーデニング雑貨なども取り入れると、よりオシャレに仕上がるでしょう。継続的に庭の手入れをすることで、その美しい風景を維持できます。しかし庭が広いと、管理も大変かもしれません。庭の管理が負担に感じたら、業者に任せるのがおすすめです。