お庭や畑の雑草に頭を悩ませていることはありませんか?「この前抜いたのに、もうお庭がジャングル!」と悩むこともしばしば……。
雑草は道端にも生えていたりするぶんには、気にかかることもないかと思います。しかし、我が家の敷地や、大切に作物を育てている畑などに生えてしまうと厄介です。日常生活の妨げになることもあり、余計な重労働の草刈りを強いられることになります。そして雑草はしつこく、刈ったり抜いたりを何度しても繰り返し生えてきます。
雑草にもいろいろな種類がありますが、人間にアレルギーなどの害を及ぼすものもあり、厄介な存在です。その中でも繁殖力がすごいことで有名なのは「スギナ」。今回はスギナについてお話したいと思います。スギナの生態や、除草方法などお庭や畑などに生息してしまった、雑草スギナにお困りの方必読です!
スギナという植物あなどるなかれ!戦いはここから始まった…
春になるとニョキニョキと生えるツクシ。日本では昔からツクシを取って食べる風習もありますが、実は、ツクシはスギナの胞子茎部分のことを指します。
基本的に湿気の多い場所を好み生えるのですが、畑や庭先などどんな場所でも生えて増殖していきます。スギナ自体は多年草なので地下茎は5~10℃の寒さでも地中で伸び、根っこをどんどん伸ばしながら、増えていきます。
草の部分を刈り取るだけでは駆除できず、放置してしまうとあっという間にどんどん繁殖します。このように完全に駆除することが非常に難しいため、「地獄草」というなんとも恐ろしい別名もあります。
雑草には、アレルギー物質を含有しているものが多くあります。まさに、スギナもそのひとつで、駆除しないままでいるとアレルギー体質で悩んでいる方がいるのであれば、体調不良の原因となりうる可能性があるので、十分に注意が必要といえます。
また、スギナを含め、雑草は放っておいたままでは害虫を呼び寄せる原因となります。スギナを食べてくれる虫もいますが、大切に育ててきた作物が虫たちに荒らされてしまう可能性もでてきます。
敵スギナで厄介なのは地下茎…敵は「強いしつこい抜けない3拍子」
スギナが分類されているシダ植物は、種ではなく胞子茎の胞子を使ってフワリフワリといつどこでも自由に、広範囲にわたって飛ばしていきどんどんしつこく繁殖していきます。そのため、今まではなかったのに、突然庭先にスギナが現れることも……
先述の通り、スギナは根茎を伸ばして繁殖をします。根茎とは根っこのことです。ここが一番厄介な部分なのです!他の植物ですと、根っこを傷めると栄養を取り入れる部分が遮断されてしまうわけですから枯れてしまいます。しかし、地獄草の名がつくスギナ。枯れるどころかそこからまた茎をだしてしつこく成長しようとします。
また、茎と同じ地下にある茎には、栄養茎と塊茎の二種類の茎があります。
この栄養茎・塊茎を使って根茎や新芽を生やして、パワーアップするかのごとく繁殖しつづけていきます。つまり、その栄養茎や塊茎ごと取り除かなければ、永遠に増殖しつづけてしますのです。
しかし、地面を掘り起こして地下茎の駆除をしようとして、トラクターや機械で掘り起こしたとしてもまた、根茎の節からまた生えてくるため、かえってスギナの増殖につながります。そのため、土を掘り起こしたり、ひきちぎって駆除したりといった方法はオススメしません。
スギナは、強く・しつこく・抜けない。この3拍子がそろっている厄介な植物なのです。
スギナと戦え!勇者は引っこ抜き作戦だ!
繰り返しますが、スギナの草刈りをしただけでは駆除したことにはなりません。「一生懸命やったのにもうこんな状態……。」あっという間にジャングルに元どおり。なんてこともあります。
目にみえる部分はスギナの一部分で、土の中にぐるぐると生えている根っこを取り除かなければなりません。
逆に言えば、その原因となっている根っこを全部取り除けばよいということです。しかし、広範囲にわたってぐるぐる生えているスギナの茎を全て自分で取り除くのは難しいうえに、スギナの根っこは、土中を伸び続けているのでどこまで根っこが伸びているかわかりません……。
必殺!除草剤!スギナで困ったら薬品というアイテム登場
スギナを完全に駆除するなら、除草剤が一番です。地獄草と呼ばれているスギナでもやはり、薬品の力にはかないません。土中に伸びている繁殖原因の根っこを根絶させるためには完全に枯らしてしまうことです。
スギナの駆除では、雑草の根や茎に作用し枯死させてくれる、グリホサート系の枯渇剤を使用してください。除草剤を使えば、手軽に用いることができて手間をかけることなくスギナやその他の雑草を駆除できます。草取りは大変重労働ですし、時間も取られることが嫌な方は、ぜひ利用を検討してみましょう。
そして今では、成分は同様の成分・効果が見込めなおかつ、お値打ち価格のジェネリック薬の商品もあるようです。さまざまな商品がでていますので、お店で商品の特徴などを見比べ、選ぶとよいかと思います。
しかし、いくら除草剤がスギナ駆除に効果的とはいっても、きちんとした方法で使用しなければ、うまく作用せず枯れないこともあります。しっかりとその商品の使用方法や注意事項を読んでから使用してください。
また、除草剤は薬品なので取り扱いには十分気をつける必要があります。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭やペットを飼われているご家庭では、万が一誤って薬品を口にしてしまった場合、体に害を及ぼすことがありますので保管は厳重に管理してください。
防草シートでスギナの胞子の発芽、地下茎による繁殖を防御する方法もあります。シートで太陽光を遮って雑草の発芽を抑えることができるのです。ホームセンターなどでもいろいろなシートが売っていますが、できるだけしっかりとしたシートを選ぶと、長期にわたって使用でき雑草駆除にかける時間を大幅に減らしてくれるでしょう。
もうだめだ…戦いに敗れたらプロに助けを
いろいろな方法をためしてみてもダメな時は、プロの力をかりてお任せするのも良いかと思います。素人にはできない対処などもしてもらえるので心強いですね。数多くある業者の中からどこにお願いしたらよいかわからない方もみえると思います。
業者選びの際には、次の2つに注目してみましょう。
1.面積あたりの料金が明確にされていること。
それぞれの業者によって金額設定が違うかと思います。事前に施工作業価格や追加料金の見積もりをはじめに出してくれて、後で請求されないか確認するとよいでしょう。
2.草刈り専門にしているかどうか。
やはり、草刈りに特化している業者ですと草刈りに特化しているのでさまざまな対策や作業後の草の後始末など丁寧な作業をおこなってもらえるようです。
まとめ
今回は、地獄草とも呼ばれている繁殖力がすごいことで有名なスギナにクローズアップしてお話しました。自分で駆除する方法もぜひお試しいただいて、それでも、手に負えないようでしたら、専門業者にご相談してみてください。ご自身の希望している、施工作業やご予算に合わせいろいろな業者と見比べてみてください。
人間と自然が共存していくにはメリット・デメリットがあります。いろいろ工夫してより良い生活環境で日々くらしていきたいですね。
葛は自力で除草することが難しいといわれています。繁殖力が強く、どんなやせた土地でも再生するからです。そんな葛は、根こそぎ駆除をしてしまわない限り、絶やすことができません。
本コラムでは、厄介な葛の除草を効果的におこなう方法をご紹介いたします。もし、自力で葛を除草できない場合は、プロへの依頼も検討してみてください。また、葛の除草後の効果的な予防方法も解説していきます。
葛(クズ)を除草剤で駆除する方法
葛は除草剤で駆除することができます。ただし、駆除するタイミングや葛の特徴にあわせた除草剤を選択することが重要です。葛を除草剤で効果的に駆除する方法をみていきましょう。
駆除にベストなタイミング
駆除をおこなうときは、風が穏やかな日や晴れた日におこなうのがベストです。葛は除草剤を使って駆除をおこないます。除草剤は、風が強いときや雨が降る日に散布すると効果が得られません。風が強い日や雨の日は、除草剤がほかの場所に流出する原因になるからです。
また、秋冬の時期に駆除をおこなうことをオススメします。葛は秋冬になると葉が枯れ、主根が見つけやすくなるからです。主根に直接薬剤を注入することで、確実に駆除をすることができます。
どんな除草剤を選べばいいの?
葛の除草剤には「根まで枯らすタイプ」のものを使用しましょう。葛は根に栄養をため込む雑草のため、根から取り除かない限り再生するからです。
グリホサート系の除草剤はツルや葉にかけて根まで枯らします。強力な殺草力をもつイマザビル系の除草剤は直接根元に使います。しっかりと根元に効く除草剤を選ぶようにしましょう。
除草剤の使い方|服装から実践まで
除草剤の使い方についてみていきましょう。まずは、除草剤を散布するときの服装についてです。
安全に除草剤を散布するための服装は以下のとおりです。
- 汚れてもいい長袖の服、長ズボン
- 手袋
- 防じんマスク
- 保護メガネ
- 帽子
除草剤は皮膚に触れると、かぶれるときがあります。そのため、肌が極力でないように長袖長ズボン、手袋をしておこないましょう。
また、口や目に除草剤やゴミが入らないように防じんマスクや保護メガネをすることをオススメします。長時間、外で作業をおこなうため、熱中症にならないように帽子をかぶるように心がけておきましょう。
次に、除草剤の散布の方法についてです。グリホサート系の除草剤は葉や茎から除草剤を吸収させて根まで枯らします。
そのため、葉に直接塗布したり、茎や根の切り口に除草剤を塗ったりして使用しましょう。土に散布しても効果はありません。除草剤に記載されている用法を守って使用してください。
また、除草剤の散布の仕方によっては、近くにある木やガーデニングの花まで枯れてしまうことがあります。葛を除草したいけれど、大切に育てている植物を確実に守りたいなら、プロに任せるとよいでしょう。
除草剤をまいても効果が得られない場合もプロにご相談ください。弊社にご連絡いただければ、葛をキレイに除草してくれるプロをご紹介いたします。相談は無料ですので、費用や業者選びなど気になることはお気軽にご相談ください。
葛(クズ)は厄介な雑草
葛は、なかなか駆除することができない厄介な雑草です。葛はつる性の植物で、根に栄養を貯める特徴があります。
根に栄養を蓄えて繁殖していくため、根から枯らさないといけません。根絶させるために効果的なのは、根まで枯らす除草剤ぐらいしかないのです。葛が除草しづらい厄介な雑草としていわれている理由を、さらに詳しくみていきましょう。
葛の繁殖力はハンパない!
葛の除草が難しいといわれている理由は繁殖力が高いからです。ほかの雑草が生えないようなやせた土でも芽を出し成長していきます。
また、根に栄養を蓄える性質をもっています。そのため、冬に葉が枯れたとしても、根に栄養を蓄えている限り、春になると再び成長していきます。
さらに成長が異常に早いこともあり、数十メートル延びることもあります。また、つるが地面に触れることでそこから根を生やし、別株として繁殖していくため厄介です。痩せた土でも成長し、生命力の高さから、根絶させることが駆除するために大切です。
葛を放置すると……
葛を除草せずに放置をすると、二次被害が起きるかもしれません。そのため、被害が出る前に駆除することをオススメします。
葛は繁殖力が高いため、放置するとどんどん成長していきます。そのため、家の壁面全体や塀を覆うほど成長することがあります。
それがご近所の敷地まで伸びたら近隣トラブルに発展することも……。また、7月ごろになると小さい花を咲かせます。
花が咲くと花を目当てに、ハチなどの害虫がよってくるようになるのです。害虫にとって雑草が生い茂っている環境は住みやすいため、害虫が家のなかに侵入してくることもあります。
【注意】やってはいけない除草方法
葛を除草するときは、引っ張ってはいけません。根ごと引っ張ったとしても、千切れた根は土に残ったままです。葛は土に根が数ミリでも残っていると再生してきます。
引っ張って除草する行為は一時的にキレイになるその場しのぎにしかなりません。根から絶やすには引っ張る方法ではなく、除草剤を使いましょう。
除草剤を使っても、なかなか除草できないならプロに任せてみてはいかがでしょうか。手に負えなくなる前に除草をおこなわないと二次被害を出すかもしれません。
そうなる前に、弊社へご連絡ください。弊社では、葛のような厄介な雑草を駆除してきた実績をもつ雑草駆除のプロをご紹介しております。除草だけでなくお庭のメンテナンスもおこなえます。
葛(クズ)は駆除後も生えてくるかも!効果的な予防策
葛を除草剤で一掃できたからといって安心してはいけません。葛は少しでも根が生きていると再生してきます。再び生えてこないように予防をおこなっていきましょう。
【葛対策1】防草シート
葛を対策する一般的な方法のひとつに防草シートがあります。防草シートとは、日光を遮断する黒いシートのことです。植物は日光がないと成長することができませんので、雑草予防になります。
また、防草シートで地面を覆っておけば、飛来してきた種子が土に根付かないため、発芽を予防することも可能です。葛対策で防草シートを購入する際は、隙間のない不透水タイプのものを選びましょう。
水を通す透水タイプの防草シートは、隙間があるため、繁殖力のある葛は隙間から伸びてきてしまうことがあるからです。
【葛対策2】地面を固める
葛対策として地面を固めるのもオススメです。植物は成長するために、地面にしっかりと根を張る必要があります。そこで、根が張れないように地面を固めることで、対策することができるのです。
水に混ぜると固まる土というものがホームセンターで販売されています。葛を除草してから、土で固めてしまえば芽が出るのを防ぐことができます。防草シートよりも景観を守りながら、葛対策することができます。
葛の駆除や対策をプロに任せるという選択肢もある
葛に除草剤をまいても効果がない、対策してもすぐに生えてきてしまうなどでお悩みならプロに任せる方法もあります。プロは、市販で販売されている除草剤より強力な除草剤を使用し、それぞれの庭の環境に合わせた駆除や対策方法で作業をしてくれます。
駆除についての豊富な経験や知識をもつプロであれば、しつこい葛も駆除することができるでしょう。もし、葛の駆除や対策でお悩みがあるなら弊社へご相談ください。
弊社では、しつこい雑草を駆除してきた駆除のプロだけでなく、対策もばっちりおこなってくれるプロをご紹介いたします。駆除だけでなく、対策もおこなうことで、再び葛が生えてこないお庭にしましょう。
草刈りをした草の処理の仕方がわからないからと、そのまま放置をしてはいけません。処理をせず刈った草を放置していると、そこから再び繁殖することがあります。根付いてしまったら、また雑草駆除をしなくてはなりません。
そうなると余計に手間がかかります。そのため、草刈りをしたあとは必ず処分をしましょう。ここでは、草刈りをした後の処分の仕方についてご紹介していきます。また、草刈りの方法や予防法についてもご紹介しますので参考にしてみてください。
草刈り後の草はどう処分したらいいの?
草刈りをした後、ご家庭で処分する方法は「燃えるごみに出す」「穴を掘って埋める」の2とおりです。お庭や空き地などご自分の都合にあった方法で処分をおこないましょう。
まずは乾燥させよう
雑草は処分する前に乾燥をさせておきましょう。刈った雑草を乾燥させることで量を減らすことができます。量が多いとゴミ袋に入りきらないことがありますが、乾燥させることでゴミ袋により多く雑草をつめこむことができます。また、埋めたときに再び生えてこないようにするために必要な作業です。
乾燥のさせ方は、日光が当たる場所にブルーシートを広げて天日干しをするだけです。ブルーシートを敷かないと、根付くことがありますので注意してください。
【処理方法1】燃えるゴミとして出す
処理方法の1つめは「燃えるゴミとして出す」です。掘るのがめんどうな方や埋めるスペースがない場合は燃えるゴミとして出すとよいでしょう。
費用はかかりますが、掘る手間を省くことができます。ゴミとして出すときは、土や砂などを払ってからゴミ袋に入れてください。土や砂、石などは自然物ですので、ゴミとして出せないと自治体で定められていることが多いです。草と土を選別できる「土ふるい」を使用すると簡単に取り除くことができます。
【処理方法2】穴を掘って埋める
処理方法の2つめは「穴を掘って埋める」です。穴を掘って埋めることで、堆肥として利用することができます。穴を掘る手間がかかるため、浅く掘ってしまいがちですが30~40センチは掘りましょう。浅い場所に埋めると、きちんと枯死していない草があると根付いてしまうことがあります。そのため、できるだけ穴は深く掘るようにしましょう。
【処理方法3】草刈り業者に依頼する
業者に依頼をすれば、草刈りから草刈りの処分までおこなってくれます。自分で草刈りをするのは手間がかかるからやりたくない、草刈りする時間を確保できないという方は草刈り業者に依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
草刈り業者に依頼をすれば、煩わしい作業を自分でおこなう必要がありません。また、再び根付かないように処分をおこなってくれるでしょう。
草刈り業者に処分を依頼したいなら「草刈りお助け隊」へご相談ください。弊社は草刈りに関する業者をご紹介しております。草刈りの定期作業にも対応しております。
知っておきたい!草刈りの基本
草刈りをするなら、草刈りの基本は抑えておきましょう。草刈りのやり方を知っておかないと、なかなか雑草を駆除することができません。効率的に雑草を駆除するために、草刈りのタイミングや便利な道具などをご紹介します。
草刈りのタイミングはいつがベスト?
草刈りをするタイミングは、6月~7月・10月~11月・11月~12月の年3回がベストです。雑草は6月~7月にかけて成長をしていきます。成長する前に刈り取ることで、次に草刈りをおこなう労力を減らすことができます。
10月~11月は成長の勢いが止まるころです。その時期に刈り込むことで、さらに成長力を低下させることができます。
11月~12月は雑草が枯れる時期です。枯れた時期に刈り込むことで、キレイな景観を保つことができます。
草刈りに便利な道具はコレ!
草刈りをするときには道具をそろえましょう。便利な道具をそろえることで効率的に作業をすすめることができます。
- 草刈り鎌:柄が長いものから短いものまで種類はさまざま
- 草削り:土を掻くようにして使用、腰を痛めない
- 草刈り機:自動で刈ってくれるので効率がよい、広い範囲に向いている
- 剪定はさみ:草刈り鎌や草刈り機で刈り残しを刈り取る
- ほうき:刈った草を回収するときに使用
- 熊手:刈った草を回収するときに使用
全ての道具をそろえる必要はありませんが、そろえておくと効率よく楽に作業をすることができるでしょう。草刈り鎌や草削り、草刈り機は刃が鋭いため安全性に気をつけて使用してください。
雑草を根っこから抜いてはダメな場合もある
雑草は、根っこから抜いたほうが駆除できると思っている方が多いでしょう。しかし、雑草を根っこから抜いてはよくないときもあるのです。
雑草を根っこから抜くと土がどんどん硬くなっていきます。土が硬くなると、硬い土で繁殖できる雑草が生えてくるようになるのです。硬い土に生える雑草は根の張りが強いため、駆除することが難しくなります。根っこは本来、土を柔らかくする役割をもっています。
野菜や花は柔らかい土で育ちますので、お庭でガーデニングや畑作業をしている方は根を残すようにしてください。雑草は根を残して根本より下の部分を刈るようにして作業をするのがおすすめです。しかし、根から繁殖する「地下茎(ちかけい)」の雑草は根から抜くようにしてください。
草刈りを業者に任せるという手もある!
「草刈りの道具をすぐに用意できない、草刈りをする時間がない」という方は草刈り業者に任せるのも一つの手です。草刈りは予想以上に労力がかかる作業になります。
業者に任せれば草刈りで腰を痛めたり熱中症にかかる心配がありません。もちろん、草刈り道具をそろえる必要もないです。
草刈り業者をどこに依頼すればいいかわからない方は、まず「草刈りお助け隊」にご連絡ください。草刈りお助け隊へご連絡いただければ、お客様にあった草刈り業者をご紹介いたします。
草刈り後…雑草の予防が大事!
草刈りをした後はそのまま放置してはいけません。「雑草魂」という言葉があるように、何度でも伸びてきます。草刈りをした後の予防をするかどうかで、生えてこない環境にできるかが決まります。それでは、草刈り後の予防法についてご紹介しましょう。
【予防1】除草剤を散布しておく
除草剤の種類によっては、継続的に雑草の予防をすることができます。除草剤には「粒剤タイプ」「液剤タイプ」の2種類あります。予防として使うなら粒剤タイプがおすすめです。
粒剤タイプは広範囲に長時間効果が続きます。効果が出るまで1週間ほどかかりますが、3~6か月ほど効果が持続します。土壌に直接まくため、根から吸収させることが可能です。そのため、除草効果が高いとされています。
液剤タイプはとにかく雑草を早く枯らしたい場合向きです。散布してから早くて2~3日で効果が表れます。植物の葉や茎に散布して使います。
【予防2】防草シートの上に砂利が効果的!
防草シートとは、雑草の生えてほしくないところに敷く織布や不織布でできたシートのことです。防草シートを敷くことで、日光を遮断させて予防することができます。
さらに、防草シートの上に砂利を敷くことで効果的に予防が可能です。砂利を上から敷くことで、防草シートが強風で飛ばされる心配がありません。
また、防草シートだけでは殺風景な景観になってしまいます。そのため、砂利があることで防草シートだけより、景観がよくなるでしょう。
【予防3】レンガ・石貼りもオシャレ!
砂利と防草シート以外にも、レンガや石貼りを用いることで日光があたらないように、地面を覆う予防法があります。雑草は太陽光で成長するため遮断することをおさえられるでしょう。成長また、さまざまなデザインのレンガ・石がありますので、自分好みのお庭にできますよ。
雑草は一刻も早く対策をしよう
雑草をみつけたら、早めに駆除をしましょう。早い段階で駆除ができたら、小さい被害で済ますことができます。雑草を放置してしまうと手に負えないほど繁殖し、害虫が発生したり、近所の敷地にまで雑草が繁殖したりして、近所トラブルに発展することもあるのです。
雑草を駆除したいけれど時間がない、道具がない、体力がないなどでお困りでしたら、業者へ相談をしましょう。草刈りの業者に依頼をすれば的確に雑草を駆除してくれます。また、雑草駆除にかかる労力や手間をかける必要がないため、楽ができます。
雑草駆除を業者に依頼したいなら「草刈りお助け隊」へご連絡ください。草刈りお助け隊では、草刈りの経験と知識が豊富な業者をご紹介しております。ご相談から現地見積調査まで無料でおこなっております。ですので、まずは相談だけでもお気軽にご連絡ください。
気が付くとあっという間に伸びてしまう雑草ですが、伸びた雑草をそのままにしておくと、景観が悪くなるだけではなく害虫が発生することがあります。雑草をつたって近隣の敷地に害虫が入ってしまうと、ご近所トラブルにもなりかねません。
伸びてしまった雑草は、少しでもラクに効率よく除去したいですよね。そのためには草刈りに使用する道具だけでなく、時期や方法にもポイントがあります。
この記事では、雑草刈りを効率よく終わらせるために必要な道具や方法についてご紹介します。ご自分で作業をおこなうことが難しいという方のために、業者を利用するときのポイントや費用相場についてもまとめてみました。ご自分に合う方法を選び、試してみてください。
雑草刈りにオススメしたい便利グッズ!
雑草刈りの効率を上げるためには、自分に合った道具を選び、状況に合わせて使うことがコツです。まずはオススメの道具についてご紹介します。
オススメ便利グッズ6選!
・三日月鎌
刃が三日月のような形をしている三日月鎌は、雑草を刈るときに使われやすい道具のひとつです。柔らかい雑草には薄めの刃のもの、茎の硬い雑草には厚い刃のものなど、雑草の種類によって刃の厚みを選ぶとよいでしょう。
・ねじり鎌
雑草の根元を引っかけて刈り取るものです。細かい雑草などを一気に刈ることができます。細かい雑草だけではなく、硬い土に生えている雑草や根の強い雑草を刈ることも簡単におこなえます。
・三角ホー
刃が三角になっていて、雑草の根元を切り取ることができる道具です。草刈りは中腰での作業が多く腰や膝などに負担をかけやすいですが、三角ホーは柄が長いので立ったまま作業をすることができます。
・草削り
土を掻くようにして使うものです。伸び始めの細く短い雑草刈りにオススメです。柄が長いため、三角ホーと同じように腰を曲げた作業がつらい方でも使用することができるでしょう。
・雑草抜き
狭い範囲の雑草を刈るときにむいている道具です。先の細いものであれば隙間の雑草も抜き取ることができます。
・草刈り機
雑草が生えている範囲が広い場合は、草刈り機などの機械の力を借りることがおすすめです。草刈り機であれば広い範囲でも一気に刈ることが可能となります。
草刈り機には電動式とエンジン式があります。電動式であれば音も小さく比較的軽いため、家庭用として女性でも扱いやすいでしょう。騒音を気にせず効率よく草刈りをおこないたい人には、パワーのあるエンジン式がおすすめです。
あると便利なグッズ
雑草を刈るための道具以外にもあると便利なものとして、熊手や竹ぼうき、キャスターが付いた作業用のガーデンチェアなどがあります。
熊手や竹ぼうきは、刈った草をまとめるときなどにあると便利な道具です。キャスターが付いた作業用のガーデンチェアがあれば低姿勢のままの移動が可能となるため、中腰でおこなう雑草刈りの作業や移動をラクにしてくれるでしょう。
雑草刈りに最適な時期やタイミング
実際に作業をおこなう前に、雑草刈りの基礎知識を知っておきましょう。雑草刈りにオススメな時期や天候についてご紹介します。
雑草刈りにオススメな時期
雑草刈りには、オススメな時期が3つあります。
・5月~6月頃
夏ごろは植物が成長しやすい時期です。そのため、雑草が育つ前に刈ることで長く伸びることを防ぐことができます。
・9月~10月
この時期には夏に成長した雑草を刈ります。夏に比べて雑草の生長スピードがひと段落しているので、草刈りに適している時期といえます。
・12月
12月ごろには雑草は枯れていることが多いです。枯れた雑草を除去することで景観をきれいにすることができます。また枯れた雑草の根を残さず抜くことにより、翌年の雑草対策にもなります。
雑草刈りに適した天気は?
雑草刈りには、雨が降らず乾燥している日が適しています。雨が降ったあとだと、雑草が湿っていて刈ろうとしてもすべって上手く刈り取れないことがあります。雑草が乾いていればスパッと刈り取りやすくなるのです。雑草刈りは、雑草が濡れておらず乾燥している状態でおこなうことをおすすめします。
雑草を刈るときは「生長点」を意識しよう!
雑草を刈るときには、生長点よりも下の位置で刈ることがオススメです。生長点とは、植物の成長が始まる場所のことをいい、根元付近にあることが多いです。生長点を残しておくと、刈ったあとにもまたすぐに雑草が伸びてきてしまうことがあります。そのため、生長点を残さないよう、根を残して根元よりも下の位置で刈るようにするとよいでしょう。
自分でおこなう雑草刈り作業に不安がある場合は、弊社までご相談ください。いつでもご相談いただけるよう、24時間お電話をお待ちしております。
雑草刈りを効率よく終わらせるコツ
雑草刈りには、いくつかのコツがあります。効率よく作業を終わらせるために、コツについても知っておきましょう。
雑草を刈るときの服装
草刈りをしていると草で指切ってしまったり、小さな石や草の破片が飛んできたりすることがあります。また、雑草が生えている場所には害虫が生息していることが多く、刺されることがあるかもしれません。ケガを防ぐためにも、雑草を刈るときには長袖や長ズボン、軍手やゴーグルを着用し、肌の露出のない服装にしましょう。
炎天下の作業では熱中症のなるおそれもあります。直射日光を防ぐために帽子などを着用し、通気性のよい服を心がけましょう。水分補給も忘れずにおこなってください。
1.目立つところから刈る
目立つところの雑草がなくなると、キレイになった実感がわきますよね。雑草が生い茂っていた場所がキレイになるとモチベーションも上がりやすく、それ以外の場所の雑草刈りもすすんで取り組みやすくなります。とくに、玄関回りなどのよく目にする場所から作業をすることがオススメです。
2.草取りは土に水を撒いてからおこなう
先ほど、雑草刈りには乾燥している日が適しているとご紹介しましたが、草取り(根から抜く)をおこないたい場合は雨が降ったあとがおすすめです。雨が降ったあとだと土が柔らかくなっているので、草取りの作業がおこないやすくなります。雨の次の日に作業ができるとよいですが、もししばらく雨が降らないときであれば、水を撒いてから作業をおこなうとやりやすいでしょう。
広い範囲の雑草刈りは業者に依頼するのもオススメ!
広い範囲の雑草刈りには、草刈り機を使用することで効率よく作業をすることができます。しかし、生い茂っている雑草を刈るには時間や労力がかかり大変です。また、そもそも草刈り機がご自宅にないという場合もあるかもしれません。
業者であれば広い範囲はもちろん、作業が難しい狭い隙間の雑草も除草することができます。また、少し遠方でわざわざいくのが大変な所有地などでも対応してもらうことが可能です。業者に依頼すれば道具を自分で揃える必要もありません。費用はかかりますが、業者に依頼するメリットは高いといえるのではないでしょうか。
弊社ではお住まいの地域に関わらず、ご状況に合わせて業者を紹介させていただきます。お気軽にお電話にてご相談ください。
ラクに雑草を駆除するなら除草剤がオススメ!
簡単に雑草を駆除したいときには、除草剤を使うことがオススメです。除草剤には液体タイプと粒剤タイプがあります。液体タイプであれば茎葉に直接撒くため、今生えている雑草を枯らすことができます。速攻性はありますが持続性はあまりないので、また雑草が生えてきたときには再び撒く必要があります。
一方、粒剤タイプの除草剤は土に混ぜることで雑草が生えてくることを防ぐことができます。液体タイプに比べたら持続性があるため、除草作業をしたあとの予防として使うこともできるでしょう。
近くで植物などを育てている場合や、雑草を刈ったあとにその場でなにか植物を育てようと思っている場合も注意が必要です。持続性の高い粒剤タイプの除草剤を使用していると、植物が枯れてしまったり、育たなくなったりするおそれがあります。ほかの植物を育てている場合は、植物から1m以上離して撒くようにするとよいでしょう。
除草剤は撒くだけで雑草対策ができます。しかし、除草剤の種類によっては人体やペットに悪影響を及ぼす場合もあります。妊婦、小さな子ども、ペットなどがいるご家庭で除草剤を使用する際は、天然成分でできていて人体やペットに無害のものを選ぶようにしましょう。
除草剤について詳しく知りたい方は、「草刈りは除草剤を上手に使えば楽になる!基本の使い方と注意点」をご覧ください。
一番ラクなのは業者依頼!草刈りの価格は?
自分での雑草刈りが難しいと思われる方は、業者に依頼するとよいでしょう。業者に依頼すると50平方メートルあたり15,000円ほどが費用相場となりますが、作業する場所の広さや雑草の量などによって費用が異なります。
また、雑草を刈るだけでなく草の処分や予防するための作業をしてくれる業者もあります。業者に依頼する前には複数の業者から見積りを取るなどして、作業内容や費用の内訳、それ以外に費用が発生することがないかなどを確認し、比較しながら業者を選ぶことがポイントです。
費用はかかりますが時間や労力、自分で雑草刈りをするときに用意する道具などを考えると業者に依頼するメリットは大きいといえるでしょう。弊社であれば見積りや現地調査も無料で対応しております。いつでもご相談いただけるよう24時間お電話を受け付けておりますのでお気軽にお電話ください。
雑草の予防や防犯面など、庭に玉砂利を敷こうかな……とお考えの皆さん。玉砂利には多くの種類があるのを知っていますか?選ぶ玉砂利によってお庭の雰囲気も変わってきますので、慎重に選びたいものですね。
今回は、庭でよく使われる玉砂利について詳しく説明します。玉砂利の種類やメリットデメリット、おすすめの玉砂利についてご紹介していますので参考にしてみてください。
玉砂利を敷くメリットデメリット
玉砂利とは、粒の大きな砂利のことです。玉砂利を敷くメリット、デメリットをみてみましょう。
メリット
・防犯対策になる
玉砂利を敷いたところを歩くと音がなるため、人の侵入を知るための防犯対策になります。防犯用につくられた玉砂利もありますので、防犯面を重視するのであれば、そちらを使用するとよいでしょう。
・雑草が生えにくくなる
砂利を敷くことによって、土までの厚さがでて、日光が土に直接当たらなくなり、雑草が生えにくくなります。また、生えたとしても、草の根元部分が日光不足で細くなるため、抜きやすくもなります。
・水はけが良くなる
玉砂利を敷くと雨が降ったとき、玉砂利の層の中を水が通過していくので表面に水たまりができません。庭の見た目もよくなり、人が通りにくくなることもなくなるでしょう。
・低価格で敷いたあともメンテナンスは不要
玉砂利を敷くと、コンクリートを使うよりもずっとお値打ちにできます。仮に30平米の庭をコンクリートにしようとすると、30平米あたりコンクリートの費用が約15万円で工事費用の相場は約5万円。計20万円ほどになります。
それに対して、玉砂利にすると砂利の費用が約4万5千円で工事費用が約9万円、計13万5千円となり、低価格で庭を整えることができます。玉砂利の種類にもよりますが、大きな面積に敷く場合は、お値打ちにできるでしょう。また、暗い色の玉砂利なら汚れも気になりませんし、玉砂利は壊れることはありませんのでメンテナンスはほとんど不要です。
・庭を作り替えるときやトラブルにもすぐに対応できる
庭には多くの配管が埋められていて、配管トラブルの際は地面を掘り起こす必要がでてきます。コンクリートとは違い玉砂利は動かすことが可能なため、トラブルが発生しても比較的簡単に点検、修理が可能です。
また、庭をリフォームするときにも、スコップなどで玉砂利をどければ土の地面になります。そのため、玉砂利の庭はコンクリートよりも簡単に作り替えることができるのです。
・自分で設置も可能
玉砂利は、ネットやホームセンターなどで購入できるので、自分で設置をすることができます。
ここまでメリットをご紹介してきましたが、玉砂利を敷くとメリットばかりではなく、じつはデメリットもあります。デメリットはどのようなものか以下で説明していきます。
デメリット
・ハイヒールなどは歩きづらく、車輪のあるものは動かしにくい
玉砂利の大きさにもよりますが、玉砂利の間にヒールがはまってしまい、歩きづらくなります。また、自転車や台車なども同様で、車輪が玉砂利にはまってしまうため、動かしにくくなります。
・玉砂利の種類によっては汚れが目立つ
白い玉砂利であると、日にちが経つと汚れが目立ちやすくなります。汚れが気になる場合は暗い色の玉砂利を選ぶとよいでしょう。
・落ち葉の掃除が難しい
玉砂利の上に落ち葉が落ちてしまった場合、ほうきで掃くと、玉砂利を動かしてしまうことになります。そのため、落ち葉を掃除するには、落ち葉を手で拾うか、風で吹きとばす機械を使う必要があります。
玉砂利の選び方・おすすめの種類
玉砂利には、いくつかの種類があります。庭が和風か洋風なのか。庭の雰囲気によって、合う玉砂利を選びましょう。大きさもいろいろありますが、大きいサイズは、車が入ってくるようなところやぬかるみやすいところに使用すると玉砂利が動きにくくなります。小さいサイズは、大きな玉砂利よりも目立ちにくく存在感がないため、樹木や建物の景観を目立たせたい場合に使用するのがよいでしょう。
続いて、代表的な玉砂利のなかからおすすめの種類をご紹介します。
・白玉砂利
高級感があり、和風の庭にも洋風の庭にもよく合います。とくに天然大理石はキラキラと輝いて高級感があり、美しいです。色落ちしてする心配もありません。
・白砂石
白に少しグレーを入れた色合いです。角がある石で和風、洋風のどちらの庭にも合います。
・チョコレートロック
角のある石で茶色い色をしています。洋風な庭に合います。雨に当たるとツヤがでて深い茶色になります。
・那智黒石砂利
つるつるした表面の黒い石です。和風な庭やアジアンテイストな雰囲気をつくるのにはぴったりです。
・赤玉砂利
レンガのような色で、庭が明るい雰囲気になります。和風、洋風どちらも合います。
・五色砂利
赤、白、グレー、緑、黄緑などいろいろな色の石、5色を混ぜてあるものです。和風な庭のほうが合うでしょう。
玉砂利を敷く方法
玉砂利を自分で敷くときには、敷く面積を測って、必要な砂利の量を計算しましょう。玉砂利の厚みは3cmから5cmが一般的です。また、人が砂利の上を歩くと土の中へ砂利が埋まっていくことがあるため、多めに敷くことが大切です。
準備する量は、1平方メートルあたりおよそ20kg。仮に4cmの厚みで敷く場合、80kgが目安となります。砂利の種類によって異なりますので、正確に敷きたい場合は造園業者や販売店に相談してみましょう。必要な砂利の量を購入したら、施工にとりかかりましょう。手順は以下のとおりです。
1.雑草を抜きます。最初の除草作業はとても大切です。玉砂利を敷いたあとでも雑草が生えにくくするためにも、雑草はしっかり抜きましょう。雨上がりの日におこなうと土が水分で柔らかくなって抜きやすいです。また除草剤を使うのも有効的です。
2.土を踏み固める
土を踏み固めることによって、雑草が生えにくくなり、玉砂利が埋まりにくくもなります。
3.玉砂利を敷く
玉砂利を敷いて、均等にならします。車や人が玉砂利の上を通るような場合は、玉砂利がどこかに移動してしまって玉砂利が減ってしまう場合があります。通り道に敷く場合は、可能であれば余った玉砂利を残しておくとよいでしょう。買い足すようなことになった場合にも、同じものを探すのに役立ちます。
玉砂利を庭に敷く場合の費用相場
玉砂利を敷く場合の費用は、玉砂利の種類や玉砂利の敷く面積、玉砂利を敷く厚さなど、玉砂利の量によって決まります。場合によっては配送費も必要で、量が多いほど配送費も高くなるでしょう。リフォーム業者に玉砂利を敷くのをお願いすると、玉砂利の種類によりますが、砂利の費用と合わせて1平方メートルあたり3,000円くらいからのところが多いようです。
玉砂利を美しく、庭をきれいに保つための方法
玉砂利はほとんどメンテナンスがいりません。玉砂利が少なくなってしまったときに追加で敷くくらいでしょう。ただ、玉砂利の庭を美しく保つために、玉砂利を敷く際にポイントとなるものがあります。庭の美しさを保つためのポイントは以下のとおりです。
・除草を最初にしっかりしておく。
玉砂利を敷く前に雑草をしっかり抜いておきましょう。このとききちんと除草しておくと、しばらくは草が生えなくなります。
・防草シートの活用
防草シートとは、日光は遮り、水は通すことができるシートのことです。防草シートを敷いてから、玉砂利を敷くことによって、より雑草が生えにくくなります。
自分で玉砂利を敷く自信がないときは
玉砂利は重いため、自分で購入して運ぶには体力がいります。ネットで購入しても送料が高くつくこともあります。運ぶ手段や体力に不安がある場合は、リフォーム会社や造園業者などにお願いしてもよいでしょう。
弊社では、玉砂利の施工ができる業者をご紹介できます。日本全国受付可能です。通話料も無料ですので、ぜひ一度弊社にご相談ください。
うっそうと茂った雑草はとても厄介。「庭の外観はキレイに保ちたいけど、草刈りは面倒……」草刈りの作業はついつい後回しにしてしまいがちです。しかし、後回しにしたくなる理由は、草刈りを簡単にする方法を知らないだけかもしれません。
今回は草刈りの便利グッズの紹介や、草刈りをラクにするためのコツについてまとめました!「自宅の庭の雑草を、今度こそはなんとかしたい」。そう考えているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
草刈り前の下準備リスト
草刈りに必要なのは事前の準備とやる気、行動力が9割です。草刈りをするのはほとんどが明るい日中であり、汗をかきながらするイメージがあるとおり、雑草の増える夏場におこなうことも多いでしょう。
草刈りをいきなり、準備なしで始めてしまうのは多くの危険がともないます。作業を始める前に、まずは徹底した事前準備からおこないましょう。
◇ハチ対策は必ずしよう
草刈り中にもっとも注意が必要なのは、ハチと熱中症です。なかでもハチは、思いがけず巣を傷つけて刺されてしまう可能性があります。「アナフィラキシーショック」に代表されるように、ハチに刺されるのは、ときに命にもかかわります。
草刈りでは必ず、ハチ対策を万全におこないましょう。まず、服装は黒以外のもの、できれば薄めの色を選びようにしましょう。ハチは、黒い色に敏感に反応します。
またハチの巣は、草刈りをしている最中に思いがけず触ってしまったり、近くに寄ってしまったりする可能性もあります。この対策としては、草刈りをする場所を入念にチェックすることで対処できるでしょう。巣があればまずは駆除を業者に依頼しましょう。
香水や整髪料などの、香りが強いものもハチを寄せ付けます。そのため、草刈りの作業前は香水や整髪料の使用は避けましょう。草刈り現場では、オシャレな面に気をつかうよりも、ハチ対策を万全に整えることが鉄則なのです。
◇草刈りに最適な服装
草刈りの服装の基本は「露出を少なくする」ことです。防虫効果も踏まえて、長袖、長ズボンを身に着け、手袋なども使用して完璧な装備を整えましょう。細かい道具のリストは下記のものです。
- 麦わら帽子
- 長袖のシャツ
- 長ズボン
- ゴーグル
- 手袋
- 長靴
帽子は、熱中症対策も兼ねてつば広のものを選びましょう。また、シャツはできれば首までカバーできるものを、ズボンは長靴に裾が納まるものを選ぶようにすれば、虫よけ効果が高まります。手袋や長靴は、ともに滑り止め付きのものが好ましいです。
◇熱中症対策も忘れずに
草刈りのもうひとつの敵が、「熱中症」です。草刈り中の熱中症を防止するためには水分補給を頻繁(ひんぱん)におこなうこと。スポーツドリンクは水分と塩分、両方の補給ができるので、あると重宝します。
また、帽子をかぶって直射日光を避けること、冷却シートなどを使って体を冷やすことも同様におこなうようにしてください。熱中症は命にもかかわる危険なものです。草刈りの最中に、わずかでも異変を感じたら無理は禁物です。そんなときはすぐに休憩しましょう。
次の章では、草刈りに必要な道具と、草刈りの便利グッズを紹介します。
【手作業用】大変な作業を楽にしてくれる草刈り便利グッズ
事前準備を整えて、ひとつひとつ草を刈っていく。草刈りは実際おこなってみるとかなりの重労働です。とくに大きな庭にうっそうと茂った大量の草を処理するには、1日以上の時間をかけておこなう必要もあるかもしれません。
そんな草刈りには、作業を楽にしてくれる便利グッズがいくつか市販されています。ここでは草刈りの基本的な道具から、応用編の草刈り便利グッズまで、簡単に紹介します。
◇【基本】草刈りに使う道具
まずは基本的な草刈りの道具を紹介していきます。
このあたりは見慣れたものでしょう。一般的に使う草刈りの道具といったところです。
◇【便利】草刈りをラクにする便利グッズ
こちらは草刈り道具の応用編、あると便利な草刈り用の便利なグッズです。
・ねじり鎌
草刈り鎌に対してねじり鎌は特殊な形状。とがった先端を地面に刺して、根っこから草を引き抜くものです。
・三角ホー
長い柄の先に付いた三角のくわ。「ホー」はくわの意味です。立ったまま草刈りができて、なおかつ根こそぎ草を引き抜ける草刈りの万能選手です。
・草刈り機
持ち手の先に鋭利なカッターが付いた草刈り用の機械です。大量の草を一気に刈るなら、草刈り機があると効率がグッと上がります。家庭用に静かなタイプもあります。
知っていないとソンする草刈りのコツ
草刈りはとにかく重労働!しかし、そんな草刈りにも作業を楽にするためのコツがあります。まずひとつは、雨が降った次の日を狙うことです。雨降りの次の日は地面が柔らかくなっており、草を抜くのに必要な力が少なくすみます。
また、草刈りに必要な手間を前もって減らせる方法もあります。それは除草剤を使うことです。除草剤を草に散布すれば、あとは草が枯れるのを待つだけ。たまにでも除草剤をまいておけば、草刈りにかかる手間も圧倒的にラクになります。
草刈りに便利グッズを使うのもよい方法ですが、こうしたコツや手段を知ることで、草刈りの手間はさらに減らすことができるでしょう。
草刈りしてもすぐ生える草には除草シートが便利!
草刈りの手間を減らすために、導入を検討したいのが除草シートです。除草シートは草刈りの便利グッズというよりはその前の段階、草の発生を予防するものです。
草の光合成を阻害して、成長を防ぎます。また、シートを敷くことで見た目もスッキリとしたものにできるでしょう。
広範囲の作業には草刈り機がおすすめ
広範囲に及ぶ草刈りは、便利グッズでも紹介しました草刈り機の使用がオススメです。草刈り機は長い柄とハンドルの先にカッターが付いた、電動式の草刈り用機械です。機能やサイズ、パワーもさまざま。業務用のもののほか、家庭用のものも販売されています。
草刈り機には電動式とエンジン式がありますが、家庭用にオススメするのは電動式です。電動式は音も静かで軽め、種類によっては女性のかたでも簡単に扱うことができます。エンジン式にパワーは劣りますが、家庭用なら十分といえるでしょう。
草刈りの便利グッズよりもっと楽で効果大なのは!?
ここまで草刈りのための道具や、草刈りの便利グッズを紹介してきました。しかし、なかにはそもそも草刈りをするのが面倒、できれば草刈りはしたくない、と考えているかたもいらっしゃるでしょう。
◇コンクリートにしてしまう
そんなかたには、より楽な方法があります。そのひとつ目の方法は、地面をコンクリートにすることです。地面をコンクリートにしてしまえば、生えてくる草をほぼ確実に予防することができます。
◇草刈りのプロに依頼する
ふたつ目の方法は、草刈りを業者に依頼することです。大きな庭の草刈りも業者に依頼すれば処理はラクラク、作業の質も安心です。グッズの費用や時間をかけてまで自分でおこなうよりも、依頼をしてしまったほうがずっと合理的といえるかもしれません。
また、草刈り後のアフターフォローをおこなってくれるのも嬉しいポイントです。記事のなかでも紹介してきた除草剤や除草シートの設置も、依頼をすればおこなってくれるでしょう。こうしたケアも、知識と実績のある業者ならではといえます。
まとめ
自宅の庭をキレイな状態に保つためには、草刈りが欠かせません。とくに雑草が多く、伸びきった雑草の処理は先延ばしにしてしまいがちです。この記事をきっかけにして、草刈りを始めてみてはいかがでしょうか?
草刈りは、まずは徹底した準備から。草刈りの作業中に危険な状況になり、体調不良などになってしまっては元も子もありません。また、草刈りには便利グッズもいくつかありますので、作業をラクにするためにも、ぜひ利用を検討してみてください!
草刈りは、始めるまでのハードルが一番高いものです。始めてしまえば、あとはすんなりと終わってしまうもの。しかし、その「初めのハードルを越えることが難しい」、そう感じるかたは、業者に作業依頼をしてみるのもよいでしょう。
きれいに庭の外観を整えて、見た目もスッキリ、気持ちもスッキリさせたいですね。草刈りのための参考に、ぜひ今回の記事の内容をお役立てください。
畑やお庭、芝生などさまざまな場所に自生するメヒシバにお困りの方も多いのではないでしょうか。メヒシバは雑草の一種で、繁殖力が強くいろいろな場所に生えるため厄介です。
放っておくと大量に発生するので、メヒシバを見つけたときは早めに駆除しておくようにしましょう。メヒシバの種が地面に落ちると、来年また生えてくるため予防や対策も大切です。
本コラムではメヒシバの特徴や駆除方法について具体的に解説しております。繁殖を防ぐためにも、メヒシバのことを詳しく知りましょう。駆除、予防で手に負えないようなら業者に相談してみてはいかがでしょうか?
メヒシバとはどんな雑草?
はじめに、メヒシバという雑草の具体的な生態や特徴をご紹介します。くわえてメヒシバに似ている雑草との見分け方、放置したときのリスクについてもご説明しますので、参考にしてみてください。
メヒシバの特徴
イネ科メヒシバ科の一年草であるメヒシバは日本全国で生えることもあり、あらゆる場所でみられます。先端には穂がついていて、大きさは約30~70センチにもなります。日当たりのよい所を好むため、畑や芝生、お庭だけでなく道端に生えることもあるほど生命力の高い雑草です。日当たりを好むものの、日の当たらない場所であっても育ちます。
メヒシバに似ている雑草
自然界には、メヒシバに似ている雑草が存在します。似ているものとして、メヒシバよりも大きい穂をつけるオヒシバがあります。メヒシバよりも小型のコメヒシバ、秋に穂が出るアキメヒシバなどは同じメヒシバ属なので、見た目はそっくりです。
メヒシバを放置すると……
メヒシバは、繁殖力が高く生命力のある雑草です。土がある場所であればどこでも生えてくるおそれがあるメヒシバは、放置しているとみるみるうちに広がっていきます。大量に自生しているメヒシバを駆除するのは大変骨が折れる作業です。後々のことを考えて、早い段階で手を打っておきましょう。次は、やっかいなメヒシバを駆除する方法についてご紹介します。
しつこい雑草・メヒシバを駆除する方法
ご自宅のお庭や畑などにメヒシバが生えていたら、すぐに駆除をすることが大切です。ここでは、メヒシバの駆除方法について3つご紹介していきます。
駆除方法1:手作業
簡単な方法としては、手作業で抜いていくという方法です。メヒシバが大量に自生していないときは手作業でおこなうとよいでしょう。ヒメシバを抜くときは根っこを残さないように土ごと引き抜きます。
ヒメシバの根っこは浅いので引き抜きやすいです。しかし、万が一根っこが残っていると、そこからまた生えてくるので、しっかりと引き抜きましょう。
駆除方法2:除草剤
多くのメヒシバが自生している場合は、除草剤を使って駆除する必要があります。メヒシバはその名のとおり芝に生息しやすいため、除草剤を選ぶときは芝用を選ぶようにしましょう。
除草剤を使用するときは、以下の2つの場合にも注意してください。
- お庭などに生えたメヒシバに除草剤をかける場合
- ペットをお庭で遊ばせる場合
除草剤は場所や用途に応じて使い分ける必要があります。お庭でメヒシバを駆除したい場合は、雑草にだけ作用し、他の植物を傷つけない選択型のものを選びましょう。また、ペットが誤って飲み込んでしまうとけいれんを引きおこす場合もあります。
お庭にメヒシバが生えている場合は手で抜くほうが安全でしょう。ペットを飼っている場合は、ペットにとって無害なものを選ぶ必要があります。除草剤を使う際には、ご家庭の環境によって除草剤を使うべきかどうか見極めるようにしましょう。
駆除方法3:プロへ依頼する
より安全、正確、スピーディーに雑草駆除をおこなうなら、プロへお任せするとよいでしょう。業者へ依頼することで正しい除草をしてもらえるだけでなく、お忙しい方であっても自分に代わって雑草駆除をおこなってもらえます。
大量にメヒシバが生えていてなかなか駆除しきれない場合も、プロに依頼することでキレイな芝生やお庭を取り戻すことができます。
メヒシバを生えさせたくない!予防対策
「いまはメヒシバが生えていないけど、今後も生えさせたくない」という方に向けて、ここからは予防対策についてご紹介します。メヒシバの予防対策をご検討中の方は、ぜひご参考くださいませ。
予防対策1:防草シート
メヒシバが自生しないように、あらかじめ防草シートを敷く方法です。防草シートはメヒシバの好む日当たりを遮断することができるので、発生を防ぐことができます。除草をしっかりおこなったあと、防草シートを設置しましょう。
予防対策2:砂利を敷き詰める
砂利をメヒシバの生えてほしくない場所に敷き詰めることで、日当たりを遮ることができるためヒメシバ対策となります。砂利のほかにもレンガや低木なども効果的です。先ほどご紹介した防草シートと併用して使うことでより生えづらくなるでしょう。
メヒシバが庭を占領!そんなときはプロにおまかせください
「いつの間にか庭一面がメヒシバに占領されている…!」といった場合、自分で完全に駆除しきるのは難しいかもしれません。駆除したつもりでも、根っこが残っているとまた生えてきます。
メヒシバの徹底した駆除を依頼するなら、プロへおまかせすることをおすすめします。弊社では、メヒシバの駆除を依頼していただけるお近くの業者をご紹介させていただいております。
メヒシバは厄介な雑草なので、少しでも根っこが残っていると翌年そのまた翌年と、自生するでしょう。弊社の加盟店スタッフはメヒシバの駆除から対策まで対応しておりますので、まずは遠慮なくお電話くださいませ。
まとめ
メヒシバは生命力が高く、ほとんどの場所で自生することができる厄介な雑草です。お庭や畑、芝に生えているメヒシバの雑草駆除は、手作業で抜くのが大変な場合は除草剤を使ってもよいでしょう。また、まだ生えていない場合でも予防しておくことが大切です。
しかし、自分で駆除しきれない場合や、予防で手に負えないようであれば業者に相談しましょう。早めに相談することで、ヒメシバの繁殖を最低限におさえることができます。
業者選びでお悩みの際には、弊社へお問い合わせください。条件に合った最適な業者を、迅速に派遣させていただきます。
「庭の雑草が伸びてきてしまうので、定期的に草取りをおこなっている」という方は多くいらっしゃるかと思います。草取り作業は、時間と手間がかかる大変な作業となるため、定期的におこなわれている方の中には、よいイメージを持っていないという方もいるのではないでしょうか。
しかし、草取りをする前にさまざまな準備をおこなっておけば、はるかに効率を上げられるのをご存知ですか?
ここでは、草取りの効率を上げるための方法として、草取り前の事前準備や作業のコツだけでなく、楽に草取りをおこなうための便利アイテムなどについて、ご紹介していきます。
草取り前の準備と作業時のコツ
草取りというと、ただ雑草を引き抜くだけのものなので、安全性の高い作業と思いがちかもしれません。しかし、なんら準備もせずに草取りをおこなうと、さまざまなリスクがともないます。
ここでは、草取り前の準備として、必要なものと、なぜそれが必要なのかについてご紹介していきます。また、楽に作業するためのコツについても、ご紹介していきます。
草取り前の準備
草取りに限らず、何事にも準備というものは必要不可欠です。これをおこたってしまうと、作業がスムーズに進みません。ここでは、草取りをするにあたって、必要な準備についてご紹介していきます。
1.持ち物を揃える
まず服装を整えましょう。草取りにベストな服装は長袖、長ズボン、軍手、首に巻くタオルです。これらを着用することで肌の露出が抑えられ、虫刺されや肌の土汚れを防ぐことができます。
次に、片付けに使う道具も準備します。必要なのは取った雑草を簡単に集められる、手箕(てみ)と呼ばれる大きなちりとりと、集めた雑草を捨てるためのゴミ袋です。
2.熱中症対策をする
草取りをする際は長袖長ズボンなどの着用がベストだと上述しました。ですが、暑熱環境下での長袖長ズボンなどの着用は熱がこもってしまうので、熱中症のリスクが上がってしまいます。そのため、長袖長ズボンを着用する際は、熱中症対策が必要不可欠です。
熱中症対策のために必要なものは、帽子、飲み物、日焼け止めの3つです。まず、帽子についてですが、これを着用することで日差しから頭を守ることができます。次に、飲み物ですが、これは汗で失われる栄養分を補充するために必要なので、スポーツドリンクがオススメです。最後に、紫外線から肌を守りたいという方は、日焼け止めを塗っておきましょう。
3.防虫対策をする
長袖長ズボンなどの着用だけでは、虫から完璧に肌を守ることはできません。虫よけスプレーや蚊取り線香を使用することで、虫刺されのリスクを最小限に抑えられます。
楽に作業するためのコツ
実は草取りには楽に作業するためのコツが3つ存在します。ここでは、そのコツについてご紹介していきます。
【1】雨上がりにおこなう
雨によって水分を含んだ土は、とても柔らかくなっています。そのため、簡単に草を引き抜くことができます。ただ、1つ注意点があります。雑草に付着している土が、水分を含んで重くなっているので、量が多いと処分が大変になります。雨上がりの日に雑草を引き抜き、しばらく乾燥させてから雑草を集めるなど工夫をしましょう。
【2】伸び始めの時点で抜く
雑草を伸び始めの時点で抜くことで、比較的簡単に取り除くことができます。というのも、伸び始めの雑草は、根っこが強く張っていないため、簡単に引き抜くことができるからです。伸び始めの雑草を見つけたら、後回しにするのではなく、すぐ抜くことがポイントです。
【3】目的に合わせて切る場所を決める
先ほど、根っこから抜くと良いと述べましたが、種類によっては雑草を根っこまで残しておくことで、土の質を上げることができます。理屈としては、雑草に限らず、植物の根には、土をほぐすことで植物の育ちやすい、やわらかい土をつくる性質があります。
この性質を利用することで、植物を植えている、植える予定にある場所の雑草は根っこを残し、そうでない場所は根っこごと取り除くという判断が可能になります。そうすることで、わざわざ雑草すべてを根っこから取り除く必要がなくなり、作業が楽になります。
ただ、残しておいてよいのは、根から増えないタイプの雑草のみです。根から増えるタイプの雑草は、確実に根から処理しましょう。
雑草の処分方法と後処理
雑草の処分方法は、可燃ゴミとしてゴミ袋にまとめて処理する以外に、もうひとつあります。それは土に埋めるという方法です。乾燥させた雑草を40cmより深い部分に埋めることで、雑草は地中で分解されていき、土と同化していきます。雑草を処理する際は、このどちらかの方法で処分しましょう。
草取り作業で「持っていると便利なアイテム」
草取り作業は身近にあるアイテムを使うことで、一段と便利に作業を進められます。ここでは、便利に草取り作業をするためのアイテムについて解説していきます。
身近にある・楽に草取りできるアイテム
草取りは手で引き抜く以外にも、身近にあるアイテムを使って楽におこなえる場合があります。ここでは、草取りに使える身近なアイテムについてご紹介していきます。
■お湯
お湯を使って雑草を枯らすことができます。雑草は高温に対して耐性がないため、お湯を浴びると枯死するのです。お湯を雑草にかけるだけなので楽な方法ですが、注意点が2つあります。
まずひとつめは、広い範囲となると大量のお湯を用意する必要があることです。もうひとつは、雑草だけでなく土の中にいる微生物も死滅するため、ほかの植物まで育たなくなってしまうことです。
■鎌や草取りフォーク
草取り用に設計された道具を使うことで、体への負担や作業時間を減少させることができます。そのような道具の例として、鎌や草取りフォークが挙げられます。鎌を使用すると、根っこは残りますが、地上に出ている部分を刈り取ることで雑草の成長力を弱めることができます。
草取りフォークを使用することで、細かい雑草を簡単に除去することができます。形は名前のとおりフォークのような形をしていて、その先端の隙間に雑草の根の部分をとおし、引っ張ることで、掘り返すようにして雑草を根っこから引き抜くことができます。
■移動可能な椅子
移動可能な椅子を用意するのもオススメです。長時間しゃがんだままでいると、疲労がたまるだけでなく、膝や腰に負担をかけ続けてしまいます。移動可能な椅子を用意することで、その疲労や、負担を大幅に抑えることができます。
■熊手
手箕(てみ)以外にも、熊手を使うことで、抜いた雑草を簡単にまとめることができます。もし、手箕がない場合は、代用品として熊手を使用しましょう。
草取りが効率よくできるアイテム
■草刈り機
草刈り機を使用することで雑草の根元から、効率よく草取りができます。草刈り機というと、大きな機械を想像しがちですが、熊手サイズの持ちやすいものも売られています。
■除草剤
除草剤には粒剤タイプと液体タイプの2つがあります。どちらも同じ除草剤ですが、用途によって使い分ける必要があります。まず、粒剤タイプですが、こちらは根から茎葉と行き渡るように作用するタイプです。そのため、雑草が長すぎると雑草全体に効果がまわらず、効き目が薄くなります。
そのため、2~30cmほどの長さの雑草での使用がベストになります。また、土壌にダメージを与える方法のため、長期間雑草が生えることはなくなり、さらにほかの植物も同様に成長できなくなってしまいます。
一方の液体タイプは、茎や葉に直接薬剤を振りかけて使うものです。そのため、1cm~100cmの長さであっても高い効き目が得られるほか、粒剤よりも速効性があります。
また、粒剤のように地面にダメージを与えるのではなく、生えている雑草のみにダメージを与える方法のため、液体を撒いたあとでも植物が成長することもできます。ただ、新しい雑草も成長できてしまうのがデメリットといえます。
ここまで、草取りを楽におこなうアイテムや、効率よくできるアイテムなどをご紹介してきました。確かに、お湯や鎌、草刈り機や除草剤を使用することで、草取り作業を楽に、あるいは効率よくおこなえます。しかし、同時にいくつかのデメリットが存在することも、お分かりいただけたと思います。
もし、そのようなデメリットが不安という場合は、草取りのプロである業者へ依頼することをオススメします。次の章では草刈り作業を業者に任せた場合、どのようなメリットがあるのかなどを、書いていきます。もし業者に興味のある方は、次の章も読んでいってください。
草刈り作業を業者に依頼
ここでは、草取り作業の業者に興味を持たれた方のために、草取りを業者に依頼した場合のメリットや、業者に依頼した場合の費用についてご紹介していきます。
草取りを業者に依頼したときのメリット
草取りを業者に依頼することで、さまざまなメリットが得られます。たとえば、草取りによって発生するリスクの回避です。熱中症や虫刺され、草取り作業による足腰の負担など、これらを気にする必要がなくなるというわけです。
また、作業の仕上がりもメリットのひとつです。経験豊富な業者ならば、依頼した範囲の雑草をきれいに引き抜いてくれるので、外観に合った美しい仕上がりにしてくれるでしょう。また、作業後に出る雑草のゴミに関しても処分もしてくれます。
もし、業者に依頼することを考えているという方は、これらのメリットを参考にしてみてください。
業者依頼でかかる費用
業者に依頼するとなると、1番気になるのは費用になるかと思います。費用相場は、出張費:3000円前後、施工費:1坪500円前後です。しかし、出張費は距離によって変動しますし、ほかにも機械の使用費がかかる場合もあります。
費用の詳細を把握したいという方は、依頼したい業者から見積りを取りましょう。見積りを取ることで、費用の詳細を把握できることはもちろん、相見積りを取れば、費用を見比べることができるため、安い費用で業者に依頼できる可能性もあります。業者に依頼する際は、ぜひ見積りを取ってください。
雑草を伸ばさないための対策
草取りが面倒臭く、その箇所になにかを植える予定もない、という方は、雑草を生やさないための対策をするべきでしょう。雑草さえ生やさなければ、草取りをする必要もありません。ここでは、そんな方のために、雑草を生やさないための対策をご紹介していきます。
1.防草シートを敷く
防草シートは、雑草が成長するために必要な日光を遮断することで、雑草を生やさないための対策となります。防草シートを敷いた上から人工芝や砂利を敷くことで、外観をよくすることもできます。
2.除草土で固める
除草土は、植物を成長させないために作られた特殊な土のことです。除草土は水によって固まる性質を持っています。この固まった除草土では雑草は繁殖することができないため、雑草を生やさないための対策になるということです。
3.レンガや石を貼る
レンガや石を雑草の上から置くことで、雑草を生やさない対策になります。除草土と同じように、土を覆ってしまうことで、雑草を成長させないようにします。また、レンガや石を使うことで、庭などの外観をキレイに仕上げることができます。
その他の方法
そのほかにも、雑草の上からウッドデッキを作る、全面コンクリート張りにする、防草塗装をするなどさまざまな方法があります。
「雑草は除去したいけど、ほかの植物を育てたい」「今後、植物を植える予定もないので土を覆ってしまいたい」など、人によってさまざまな目的があるかと思います。その目的に沿った方法を選択するようにしましょう。
ただ、雑草があまりにも成長していると、除草シートが敷けない、レンガを置けない、のように、雑草を生やさないための対策がおこなえません。雑草を生やさないための対策はしたいけど、今生えてる雑草を除去するのは面倒くさい、という方は業者への依頼をオススメします。
実績のある草取り業者であれば、依頼した草取りの内容を丁寧に実行してくれます。もし、草取りが面倒臭い、またはキレイにおこなえる自信がないという場合は、ぜひ、業者への依頼をオススメします。
「しばらく放っておいたら、庭の雑草が大変なことになっていた…」と悩んでいる方もいるかと思います。とはいえ、草刈りを本格的にやったことがないという方も多いのではないでしょうか。
草刈りの道具にはどんなものを使えばいいのか、業者に頼むのであればどんな業者に頼めばよいのか……。悩んでいるうちにもどんどん雑草は伸び続けていきます。なんとかしたいですよね。
そこで今回は、「自分で草刈りをするためには、どんな草刈り道具が必要なのか?」「草刈り業者に頼む場合は、どうやって選べばよいのか?」についてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
草刈りの道具を選ぶならコレだ!
草刈りをするにはまず、草刈り道具を用意しましょう。用意するのは、実際に草を刈るための道具と、草刈りをおこなう際に身に着けるべき服装です。
●草刈り道具
草刈り道具は、以下のようなものを用意するとよいでしょう。
・草を刈るための鎌
普段はなかなか使う機会がないかもしれませんが、ホームセンターなどにも売っているので、簡単に手に入れることができます。
・熊手
ひととおり刈り終えたあと、草を一か所に集める際などに使用します。
・鍬(くわ)やスコップ
地面にはうように繁殖している雑草などを根こそぎ刈るためには、鍬やスコップが便利です。また、鎌で草を刈ったあと、地面に残る根っこを取り除くのにも使えます。
・ビニール袋
刈ったあとの草を入れておくビニール袋を用意しておくとよいでしょう。燃えるゴミとして出す場合は、地域の指定袋に入れるようにしてください。指定がない地域の場合は、通常の大きめのポリ袋でかまいません。
・台車などの運搬道具
刈ったあとの草はきちんと処分する必要があります。袋につめて保管し、燃えるゴミの日などに回収してもらいます。保管場所やゴミ置き場に運搬するため、台車などを用意しておくとよいでしょう。
●草刈りの際の服装
草刈りをおこなうときは、以下のような服装でおこなうようにしてください。
・つばのある帽子をかぶる
草刈りは炎天下での作業となることもあります。熱中症防止のため、必ず帽子をかぶりましょう。
・長そで、長ズボンを着用する
雑草に繁殖するハチやアブなどの害虫に刺されることのないよう、肌が露出しないような服装を心がけてください。
・ゴーグルやメガネなどを着用する
刈った草が飛び散って、目に入るのを防ぐのに使います。
・長めのゴム靴を履く
草刈りをする場所は湿っていることもあるので、すべらないようにゴム靴を履くようにしましょう。ズボンの裾を入れ込めるような長靴タイプのものがおすすめです。
こんなグッズもあるとおすすめ!
上記のほかにも、もっと効率よく草刈りをしたい場合は、以下のような草刈り道具を使ってみるのもおすすめです。
・雑草ブラシ
アスファルトなどの隙間に繁殖した草を刈ることができます。
・草取り爪
田んぼなどの雑草を取るために使用する道具です。指先に装着して、土を掻くようにして使います。
・ベニヤなどの板
草刈り作業中に、刈った草や掘った石などが隣の家へ飛んでいかないようにするための防壁として使えます。
業者に草刈りを依頼したい場合は…
「草刈りをしたいが、時間がとれない」「草刈り道具を持っていない」「刈る範囲が広すぎる」といった理由で、なかなか草刈りをはじめられないでいる方も多いかと思います。
そういった方には、草刈り業者におまかせしてしまうのがおすすめです。ここでは、草刈り業者についてご紹介していきます。
・草刈りをしてくれるのはどんな人?
草刈りをしてくれる業者には、さまざまなものがあります。草刈りメインの業者もいれば、ハウスクリーニング業者が業務の一部として草刈りをおこなっていることもあります。また、シルバー人材センターから草刈り人員を派遣してもらったり、いわゆる便利屋のようなところにお願いすることもできるでしょう。
完全にお願いするのであれば、草刈り業者やハウスクリーニング業者を利用するのが簡単です。ハウスクリーニング業者なら、ついでに家の中のお掃除もお願いすることができます。
しかし、少しでも費用を安く抑えたい場合や、具体的な草刈りの段取りは自分でおこないたい、という場合は、シルバー人材センターや便利屋を利用するのもよいかもしれません。
ご自身の性格や、庭の状況にあわせて、どんな業者にお願いするのかを決めるとよいでしょう。
・プロの手を借りるなら、草刈り業者がおすすめ
草刈りをお願いできる業者はいろいろとありますが、キレイなお庭を目指すのであれば、やはり草刈りをメインで対応してくれる業者がおすすめです。
草刈り業者の作業は丁寧で、仕上がりがとてもキレイです。仕上がりに不満がある場合は無料で追加対応してもらえるところもあります。広い庭であっても素早く除草してもらえますし、終わったあとのゴミの処理もおこなってくれます。
また雑草の生えている状況に合わせて除草剤を変えたりと、環境によって臨機応変に対応してくれるのも、安心してお願いできる理由のひとつといえるでしょう。
・気になる料金について
草刈り業者の料金は、業者によって計算方法が異なります。よくあるのは、「〇〇平米で〇〇円」といったように、面積によって金額が決まるというものです。
このような計算方法を使っている草刈り業者の費用の相場は、だいたいですが50平米で7千円~2万5千円程度であることが多いようです。
また、「1時間で〇〇円」といったように作業時間によって金額を決めている業者や、除草が完了した草の量で金額を決めるところもあります。計算方法もそうですが、金額についても業者によってかなりバラつきがあるので、サービスの内容とのバランスをみて慎重に選ぶ必要があります。
ただ自分で草刈りをおこなうよりは費用がかかってしまうものの、それでも草刈り道具をそろえる手間などを考えると、やはり草刈り業者のお手軽さは魅力的です。
優良業者を見つけるポイント
たくさんある草刈り業者ですが、中には対応がよろしくない業者もまぎれていることがあります。せっかく費用をかけて業者にお願いするのであれば、優良なところを見つけたいですよね。
ここでは、優良な草刈り業者を見つけるためのポイントをご紹介します。
・複数の業者から見積りをとる
草刈り業者を選ぶ際には、必ず複数の業者から相見積りをとるようにしてください。相見積もりをとることで、ご自身の庭の除草にかかる料金相場を知ることができます。高すぎる業者や安すぎる業者など、怪しい業者は避けた方がよいでしょう。
また、見積もりは金額だけを見るのではなく、内訳なども確認するようにしてください。よくわからない項目があった場合は、業者に確認をとるようにします。
返答に納得できない場合は、怪しい業者である可能性もあるため、他の業者に変更することも検討してみるとよいかもしれません。
・ホームページや口コミをチェックする
自社のホームページを持っているような業者であれば、まずはそのホームページをチェックしてみましょう。怪しい記載がないかなどを確認します。
またネット上の口コミがあるようであれば、参考にするのもよいでしょう。あまりにもクレームが目立つようであれば、その業者は避けることをおすすめします。
もちろん、口コミは信ぴょう性に欠けるものもありますので、あくまで「参考程度」という気持ちで読むようにしましょう。
・電話での対応に問題がないかをチェックする
電話での対応が丁寧なものだったかどうかも、優良業者かどうかの判断材料として使うことができます。
もちろんそれだけで良し悪しを判別することはできませんが、電話相手があまりに横柄な態度である場合などは、ちゃんとした会社ではないのかもしれません。参考にしてみてください。
まとめ
今回は、草刈りについて以下のような点をご紹介してきました。
- 自分で草刈りをするなら、鎌や台車など最低限の草刈り道具を用意すること
- 時間や労力をかけたくない場合は、草刈り業者の利用がおすすめ
- 草刈りは、草刈り専門の業者からシルバー人材センターまで、さまざまなところにお願いできるということ
- 優良な草刈り業者を選ぶには、相見積もりをとったり、口コミをチェックしたりして情報を集めること
「めんどうくさくて庭の雑草を放置していた…」という方も、これを機にお庭のお手入れをしてみてはいかがでしょうか。草刈りは、自分でやることもできますし、業者にお願いすることもできます。
ご自身のライフスタイルに合わせて、どうやって草刈りをおこなうのがベストか、ぜひ検討してみてくださいね。
ひとことに芝生といってもたくさんの種類があり、姫高麗芝(ヒメコウライシバ)もそのうちの1種類です。芝刈りや、水やりなど、いろいろな世話をする必要がある姫高麗芝。芝としてどのような種類なのか、特徴を理解したうえで手入れをしていきましょう。
ここではまず、芝生のほかの種類を見ていくことで、姫高麗芝の特徴を理解していきます。そのあと、芝の張り方や世話の方法を詳しく紹介していくので、育てるときの参考にしてみてください。また、芝の管理を業者に依頼した場合の相場料金についても解説しているので、業者依頼を検討中の方はぜひご覧ください。
芝生の種類「日本芝・西洋芝」と特徴
芝生には「日本芝」と「西洋芝」という分類があります。日本芝は日本原産の芝で、西洋芝はそれ以外の輸入された芝のことをいい、名前や原産地だけでなく、それぞれ育ちかたに大きな違いがあるのです。
ここからは、芝には種類ごとにどのような違いがあるのかを解説していきます。ここでの紹介をふまえたうえでなら、姫高麗芝が芝全体で見るとどのような特徴をもっているのかがわかりやすいでしょう。
芝生は暖地型と寒地型がある
暖地型は、あたたかい気候に適応した芝、そして寒地型は、冬などの寒いときでも生きられる低い温度に適応した芝です。日本芝の品種はすべて暖地型なので、日本芝と西洋芝の分類は、暖地型、寒地型の分類とも重なります。しかし、西洋芝のなかには暖地型のものもあるので、以下で紹介する分類を詳しく見ておいてください。
■寒地型芝生
寒地型の芝生は、一年中をとおして葉が枯れて茶色になることがありません。東北より北の地域や、標高が高い場所など、気温が低い地域で育てるのに向いています。気温が0度でも枯れることはなく、15度から20度の環境で生長します。そのかわり暑さには弱く、夏に枯れてしまうことがあります。
また、日本の多湿な環境が苦手な種類がほとんどです。そのため、日本の関東以南などの地域では、土壌を寒地型に対応できるように水はけよく改良しなければなりません。
■暖地型芝生
暖地型は、暑さに強い種類で、日本芝と、西洋芝の一部がこれに当たります。4月から伸び始め、7月と8月には盛んに成長し、11月以降は茎葉が枯れて茶色になり、また次の3月ごろから芽吹きます。関東から沖縄までの地域で育つ種類です。
気温が15度以上のときに発芽し、20度から25度のときに葉が成長します。あたたかい時期は世話を必要としますが、枯れてからは雑草を摘むことくらいの簡単な世話になるので、寒地型の芝と比べて世話がしやすいといえます。
日本芝は3種類
日本芝は、「野芝(ノシバ)」、「高麗芝(コウライシバ)」、「姫高麗芝(ヒメコウライシバ)」の3種類がもっとも一般的です。このほかにも品種改良されたものなどが数多くあります。しかしながら、よく選ばれているのはもともと野生だったこの3種類です。
日本芝は暖地型芝生に分類されるので、あたたかい地域に向いています。関東より南の地域が主な生育地ですが、野芝に関しては寒さに強いため、東北地方でも生えます。気温と湿度が高い環境に強く、西洋芝と比べると葉の成長がやや遅いので刈り揃える頻度が少なくてすむ、育てやすい芝です。
西洋芝は2種類
日本でよく育てられている西洋芝は2種類があります。「バミューダグラス」と「ブルーグラス」の仲間です。それぞれの特徴を確認しましょう。
■暖地型の代表:バミューダグラス類
バミューダグラスは日本語ではギョウギシバと呼ばれます。日本芝が属する「シバ属」とは違い、「ギョウギシバ属」の植物なので、厳密には別の植物です。しかし、地面を緑化するときに芝と同じように使われるため、芝として扱われています。
繁殖力や乾燥にも強く、成長させるだけであれば何もしなくても増えていくので制御がむずかしい種でもあります。地下で太い茎を水平にのばして繁殖する性質があるので、放っておくとどんどん広がってしまいます。育てるときは芝刈りだけではなく、広がらないように仕切りを地中まで差し込んでほかの地面と区切るなどの対処が必要となるでしょう。
■寒地型の代表:ブルーグラス類
北海道や東北地方でとくに使われている種で、牧草などにもなります。九州でも植えられており、沖縄以外の日本全国で育てることが可能です。
芝を植えは、特徴と世話の方法がわかったうえでする必要があります。それぞれ必要な世話は違うので、困ったら芝の管理ができる業者に依頼してみるのがよいでしょう。
弊社では、業者紹介を通じて芝のお世話などさまざまな作業をサポートいたします。芝に対応できる数多くの業者と提携しておりますので、困ったときはまず無料の電話相談窓口からご相談ください。
姫高麗芝の手入れ方法と張り方
ここからは、手入れのはじめの一歩である「芝張り」から、植えた芝の手入れの方法までを解説していきます。芝張りには、種からまく方法と、芝のマットを購入してタイルのように張る方法の2とおりがあります。それぞれについて説明します。
芝生の基本的な張り方
芝の張り方は西洋芝か日本芝かによって変わります。それは芝の販売方法が異なるからです。西洋芝は一般的には種で売られているので、育てる際には種をまきます。一方、日本芝はマット状のものが売られてあるので、こちらを植え付けます。
【張り方1】種まき
種まきで気をつけてほしいのが「時期」と「土づくり」の2点です。時期は、寒地型であれば4月から9月の間に種まきができます。西洋芝の発芽気温が15度で、22度以上の日が続くと枯れるおそれがあるということを考えると、種まきはとくに4月から5月までがおすすめです。
土壌は、深さ15センチまでを水はけのよい状態にするのが理想的です。深さ15センチまで耕して、大きな石などを取り除きます。耕した土の上に「目土(めつち)」という土を敷きます。
その地面の平らにならして、水たまりができないようにしたら、種をまきます。このとき、竹ホウキなどで地面に線を引いてからまくと、しっかりと土のなかに種を入れることができます。種をまいたら、その上からフルイやザルなどを使って薄く目土をまいて完了です。
【張り方2】マット状のものを使う
日本芝の多くは、もうすでに発芽した若い芝が、縦横30センチほどの四角い面に切り分けられて売られています。とくに高麗芝と姫高麗芝は、種の発芽する確率が低いため一般的には流通していないので、「芝圃場(しばほじょう)」という広大な芝の畑でマット状のものが生産されています。
高麗芝や姫高麗芝を庭に張る場合は、このマット状の芝を購入してします。日本芝は3月からが成長期なので、張るのには3月から6月が適しています。張るための芝は、この時期に間に合うように用意しておきましょう。
姫高麗芝の特徴
姫高麗芝は葉の太さが2ミリ以下で、葉の密集度も高い種類です。生育する環境は高麗芝と似ていて、関東以南のあたたかい地域になります。ただし、姫高麗芝は生長の速度が速いので、世話を頻繁にする必要があり、世話はむずかしめだといえます。
姫高麗芝の植え方は2パターン
マット状の芝生にはいろいろな植え方があります。1枚ずつの間隔を開けて敷いたり、間隔を開けずに敷き詰めたりといったやり方があり、バリエーションが豊富です。ここでは、「ベタ張り」と「市松張り」という、対照的なふたつの植え方を紹介します。
■ベタ張り
「ベタ張り」では芝生をすき間なく敷きつめます。ほかの敷き方では間を空けて、何も植えない部分を芝の繁殖力に任せるのですが、ベタ張りでははじめからすべてを芝で埋めてしまいます。こうすれば、すぐにでも芝の庭を手に入れることが可能です。
■市松張り
「市松張り」は、芝を1枚おきに張っていきます。交互に芝と地面が来るように張るので、仕上がりはチェスのボードのような見た目になります。4月に市松張りをしたら、10月ごろには土だったところも芝で埋まるでしょう。
この植え方であれば、植えたい面積の半分の芝で、庭を作ることができます。芝を植えたい場所が広ければ広いほど、この方法で張るほうが材料費を節約できることになるでしょう。ただし、庭一面が芝に覆われるまで時間がかかるので、その点はデメリットといえます。
また、地面を芝で埋めてしまわないと、植えていない場所に雑草が生えてしまうことがあります。芝の場所が雑草に乗っ取られてしまうと、芝の育成が失敗することも考えられるということです。芝が地面を覆いつくすまでの草むしりも欠かさないようにしましょう。
芝生は定期的な手入れが大切
芝を植えたら、次は手入れをしなければなりません。芝生は、手入れを定期的におこなわなければ最悪の場合は枯れてしまうこともあるのです。手入れには水やりや草むしりのほか、芝刈りも含まれますが、芝刈りの際には短く刈り込み過ぎないよう気をつけなければなりません。短く刈ってしまうと、「軸刈り」をしてしまうおそれがあります。
軸刈りの「軸」とは、芝が成長するときに新しい細胞が作られる場所です。この軸は葉が生長するのに合わせて上のほうに移動していきます。芝刈りは、夏には10日に1回ほどの頻度で定期的にする必要がある世話ですが、長い間しないでいると、軸の位置が上にあがってきます。こうなった後に芝刈りをすると、軸を切り落としてしまい、芝が枯れてしまうかもしれません。
こうならないためにも、定期的なお手入れは大切なのです。この記事内では、姫高麗芝の正しい手入れ方法も紹介しています。しかし、もし世話を負担に感じる方は、定期的な管理を業者に依頼してみることも検討するとよいでしょう。手入れを忘れることも防げるので、弊社で業者を探してみてはいかがでしょうか。
姫高麗芝のお手入れ方法
芝の仲間のなかでの姫高麗芝の位置づけや、お手入れのむずかしさがわかってきたところで、いよいよお手入れの方法を紹介していきます。ここで紹介する6つの作業は、姫高麗芝を育てていくには欠かせない作業になります。覚えていきましょう。
水やり
芝の水やりについては、「1回ごとに与える量は多く、回数は少なくする」ということを意識してください。雨の日を再現するように、1回にたっぷりの水を与えるようにしましょう。水が多すぎても根が悪くなってしまうので、季節に合わせてほどよくまくのが大切です。
葉が芽吹く4月ごろから梅雨の6月までは、日照りが続いて乾いたら水を与えるという程度で水やりします。芝から水分が少なくなると、葉が丸まって針のようになるので、乾いているかどうかは、葉の様子を見て判断しましょう。
梅雨の間は、水やりはいりません。7月後半から9月いっぱいは暑くなるので、毎朝水やりをします。10月以降は水やりの頻度を少なくしていき、11月から3月までは水やりは必要ありません。
水やりは、気温が低い早朝におこないましょう。気温が高い状況で水やりをおこなうと湿度が高くなり、芝にとってよくない環境を作ってしまいます。朝以外におこなうのであれば、夕方に日が沈み、気温が下がった後にしましょう。
肥料
肥料は芝用の肥料を使います。肥料には液体と固体のものがあり、それぞれ効き方がことなります。速効性が欲しければ液体のものを選ぶなど、状況にあわせて選びましょう。肥料の頻度は4月から8月までの間は月に1回程度おこない、それ以外の季節は必要ありません。
固体のものも液体のものも、芝全体にまくことに変わりはありません。個体のものであれば、肥料の説明書きに従って適した量をまき、その上から水をまいて土にしみこませます。液体のものは水で薄めてから散布しますが、散布用にジョウロや散布器を用意することになるでしょう。
芝刈り
芝刈りは、芝刈り機とバリカン、そして芝生バサミを駆使していきます。広い面は芝刈り機でカットし、バリカンは狭くて芝刈り機が入れない場所を刈るのに使います。芝生バサミは建物と接触しているところなどを安全に切るために必要です。
芝を刈るときは、何センチに刈るかを決めてから作業します。「軸刈り」を起こさないよう、芝の丈の3分の1の長さを切るようにし、2センチから3センチくらいに刈り揃えられるときれいな庭になるでしょう。軸切りとは深く刈り込みすぎてしまったときに芝が枯れる現象のことで、根元を切ると3分の1より下の部分を切ると起こりやすいので注意してください。
姫高麗芝の芝刈りは、8月から10月半ばまでは、10日に1回程度はおこなうことになります。それ以外の期間では、4月ごろから、2、3センチを保つ程度でおこなってください。
目土入れ
目土とは、芝用に使われる水はけのいいサラサラとした砂のことです。これから紹介する「エアレーション」や「サッチング」などの管理をしていると、芝の土壌の土が減ったり、土に起伏ができたりすることがあります。減った分の土を追加したり、起伏を埋めたりするためには、目土をまくとよいです。
エアレーション
エアレーションとは、芝生の表面から土のなかまでに穴を空ける作業のことです。穴を空けることで、空気が土壌に入るのを助けることと、地中で絡まることが多い根をほどよく断ち切ることができます。エアレーションをすると、空気中の酸素や窒素が土に溶けこむことによって、肥料をあげたときのように肥沃な状態になります。
エアレーションは、専用の穴空けようの針がついた「ローンパンチ」や「ローンスパイク」といった道具でおこないます。エアレーションは4月から5月、そして7月におこないましょう。芝生の水はけをよくすることができるので、とくに5月のエアレーションは梅雨対策として忘れずにしておきましょう。
サッチング
サッチングとは、芝生の根元に散らかっている枯れた葉や葉の切れ端などのゴミを取り除くことです。熊手(くまで)などの道具を使ってゴミを掻きだします。この作業は、冬の間の枯れ草が残っている春に1回と、芝刈り数回ごとに1回ずつ程度の頻度でおこなってください。
依頼するといくらかかる……?
お手入れは土地が広ければ広いほど大変になります。とくに夏場は毎日水をやり、芝刈りも頻繁にしなければなりません。芝の管理が大変だと感じる方は、業者に定期管理などを委託することもできます。
たとえば、業者依頼で「芝刈り」の代行をしてもらった場合、1平方メートル当たり500円程度が費用相場となっています。業者により値段設定はいろいろなものがあるので、この相場はあくまで目安ですが、参考にしてみてください。
芝刈りに対応できる業者をお探しのときは、ぜひ弊社をご利用ください。弊社には全国的に多くの業者が加盟しております。多数の業者のなかから、お客様のご要望にピッタリな業者をご紹介いたします。
1回だけの芝刈りや、定期的な芝刈りなど、ご希望の要件を、電話窓口からお聞かせください。ご相談から業者の派遣、現地調査、見積りまでは無料です。気軽にご利用いただけますので、ぜひ一度お電話からご相談ください。