ドクダミの駆除は取り残し厳禁!また同じ場所から生えてきます
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独特な匂いをもつドクダミは、古くから漢方薬や生薬の材料として活躍してきました。しかし、その独特な匂いと、栄養が少ない土でも自生することから、ガーデニングや庭の景観を気にしたときに邪魔な存在と思う人も多くいらっしゃることでしょう。
ドクダミは生命力、繁殖力がとても強いため放置すると、どんどん繁殖していきます。繁殖し、数が増えてしまうとほかの植物の成長を阻害したり、悪臭の原因になったりするのです。
そこでこの記事では、ドクダミの駆除方法や駆除後の予防法について紹介していきます。ドクダミが邪魔だと感じたら徹底的に駆除をおこなっていきましょう。
目次
厄介な雑草、ドクダミの特徴
ドクダミは独特な匂いをもち、なかなか駆除ができない厄介な雑草として有名です。家の庭に生えてくると臭害だけでなく、ガーデニングしているほかの植物にまで影響が及ぶことがあります。
厄介な雑草であるドクダミ駆除をするためには、ドクダミの生態や特徴を知っておきましょう。ドクダミの生態や特徴がわかれば、ドクダミを効率的に駆除できたり、生えにくい環境を作ることができたりします。
ドクダミについておさらいしよう
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ドクダミについて知ることが駆除への第一歩です。ここでは、ドクダミの生態や特徴について解説していきます。
ドクダミは日陰や湿った場所を好み、道端や空き地、野山、庭などさまざまなところに自生します。地下茎(ちかけい)という地中にある茎を伸ばしながら繁殖するのが特徴で、高さ30センチまで成長することがあります。また、酸性の土壌に生えやすくアルカリ性の土は好みません。
6月~7月の開花時期になるとドクダミは独特な匂いを放ちます。人によっては不快感があるでしょう。ドクダミは解熱や痛み止めに効果があるといわれていますが、自生すると駆除するのに厄介な雑草といわれています。
では、なぜドクダミ駆除は「厄介」といわれているのかを次でみていきましょう。
ドクダミの駆除が「厄介」な理由
ドクダミ駆除が「厄介」な理由は5つあります。それでは詳しくみていきましょう。
〇多年草である
多年草とは、冬になっても枯れない雑草のことです。冬に枯れたとしても、春になれば再び生えてくる特徴があります。そのため、年中生えてきてしまったり、枯れたと思っても再び生えてきたりするのです。
〇地下茎である
地下茎は地中で成長する茎が栄養分を蓄えて繁殖していきます。そのため、繁殖の根源である根を絶やさなければ駆除することができません。ドクダミの根は地下40センチもの深さまで伸びていることがあるため、厄介です。
引っこ抜いたと思っても地中でちぎれただけで、実際は駆除しきれていないということもあるでしょう。
〇生命力が強い
ドクダミは生命力が非常に強いです。根の取り残しがあると、そこからまたドクダミが生えてきます。また、栄養の少ない土からでも生えてくる生命力の強さがあり厄介です。
〇繁殖力が強い
繁殖力が強いためすぐに数が増えます。繁殖しすぎて手に負えなくなることもあるかもしれません。そうなる前に駆除しましょう。
〇少量の除草剤では枯れない
ドクダミは生命力の高く、根が地中の深くまで張ることから少量の除草剤では枯らすことができません。ドクダミを駆除しようと除草剤を使ったことがある方はおわかりでしょう。植物をほかに育てていて、少量しか除草剤を使うことができない場合は雑草処理のプロに駆除の依頼をするのが賢明です。
ここまでの紹介で、ドクダミ駆除がとても「厄介」な理由がおわかりいただけたかと思います。ドクダミは古くから漢方薬などでも活躍してきた植物です。
しかし、独特な匂いと繁殖力、生命力の強さをもつドクダミはガーデニングや庭の景観を維持するのには邪魔な存在といえるでしょう。
雑草のなかでも厄介なドクダミはプロの手できれいに駆除してもらってください。気になる人はまずは弊社にお電話ください。ご相談いただければ、庭に生える雑草のお悩みを解決するプロご紹介することができます。
【ドクダミの駆除】効果のある3つの手段
厄介なドクダミ駆除をするときに、知っておきたい豆知識があります。知っているか知らないかでドクダミを効果的に駆除できるかが決まるでしょう。
ドクダミを効果的に駆除したいなら、花が咲く前の時期におこなうのがおすすめです。ドクダミは根で繁殖をしますが、種からでも繁殖することがあります。そのため、種子でさらに繁殖する前に駆除をするのが効果的です。
ドクダミの花は6月ごろから咲き始めます。6月より前の時期に駆除をおこなうと種ができるのを防ぐことができるのです。より詳しくドクダミを効果的に駆除する方法を、以下でご紹介していきます。
1.家にあるものでドクダミを駆除する方法
![1.家にあるものでドクダミを駆除する方法](https://kusakari-otasuketai.com/wp-content/uploads/2019/09/6d883f9068bcbb28005a0a98fd11abe4_s.jpg)
厄介なドクダミは除草剤を使わないと駆除できないと思われている方が多いかもしれません。しかし、除草剤を使わなくても家にあるものでドクダミ駆除をすることができます。
どのご家庭にでもある「熱湯」か「重曹」を用意していただければ、ドクダミ駆除をすることが可能です。
熱湯をドクダミにかけるだけで、数日後に枯らせることができます。元をたどれば水なので、費用がかかりませんし、除草剤を使うより安全性が高いです。しかし、ほかの植物に熱湯がかかってしまうとほかの植物も一緒に枯れてしまいます。
重曹を使った駆除の方法はドクダミのみを枯らすことが可能です。まず、水100mlに対し8gの重曹を混ぜ込んで濃度8%の重曹水を作ります。ドクダミの茎を切り、切口に濃度8%の重曹水をかけていきましょう。
重曹がドクダミの内部に入り込むことで、二酸化炭素が増加していきます。二酸化炭素が増えることで老化が催促され、そのうちドクダミが枯れていくのです。
このように、熱湯も重曹も除草剤を使うより安全にドクダミ駆除をすることができます。ですが、熱湯と重曹を使って駆除する方法は根から絶やすことができず、一時しのぎにしかなりません。本格的にドクダミを駆除したいなら 除草剤を使いましょう。
2.より本格的にドクダミを駆除する方法
より確実にドクダミ駆除をしたいなら除草剤を使って駆除をします。ドクダミに有効な除草剤は根から枯らすタイプがよいでしょう。とくに「グリホサート系」の除草剤は葉や茎から除草剤を吸収し、根まで枯らすのでおすすめです。
熱湯や重曹でちまちま駆除するよりも、一度に根絶やしにできますので、確実に駆除したい方は除草剤を使いましょう。ただし、除草剤を使うときは、ほかの植物を枯らしてしまわないように注意してください。
また、肌に触れるとかぶれることがありますので、長袖長ズボンで作業するなどの工夫が必要です。ほかにも、除草剤をまいてもドクダミの新芽が出てくることがあります。新芽が出てくるたびに根から徹底的に抜くようにしましょう。
3.業者に依頼してドクダミを駆除する
熱湯や重曹、 除草剤を使ってドクダミ駆除を試してみたけれど、枯れなかったり、なんども生えてきたりすることがあります。そのようなときは、弊社にご相談ください。弊社の加盟店にはドクダミのような厄介な雑草を駆除できる業者をご紹介いたします。
ドクダミを駆除したら予防も忘れずに!
ドクダミ駆除ができたからといって気を抜いてはいけません。ドクダミは少しでも取り残しがあると再び生えてくる厄介な雑草です。ドクダミ駆除をしたら忘れずに予防をしましょう。
ドクダミ対策1:防草シート&砂利・レンガなど
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ドクダミ対策には防草シートや砂利、レンガなどで土壌を覆う方法がおすすめです。この方法は、ドクダミだけでなくほかの雑草も対策できます。
植物は光合成をしないと、成長ができなくなります。植物の特性を活かして、日光を遮断することができる防草シートで土壌を覆ったり、レンガで地面を敷き詰めたりするのがオススメです。
防草シートを敷くと、殺風景な景観になったり、固定が緩いと風で飛ばされたりします。景観を守り、風で飛ばされないようにするには、砂利と一緒に使うのがおすすめです。やり方は簡単で、防草シートの上から砂利を敷き詰めるだけです。
レンガは敷き詰め方やデザインによっておしゃれなお庭にすることができます。景観を楽しみつつ、ドクダミを予防したい方に向いています。
ドクダミ対策2:苦土石灰
ドクダミは苦土石灰で予防することができます。ドクダミは酸性の土を好み、アルカリ性の土に弱い性質をもっています。そのため、アルカリ性の土にすることで生えにくくなるのです。
アルカリ性の土にしたいなら苦土石灰がよいでしょう。苦土石灰をドクダミの生えてきた土に混ぜたり、まいたりすると予防の効果が得られます。
ただし、酸性を好む植物を育てている場合は、その植物の成長も阻害してしまうため注意が必要です。
ドクダミ対策3:ミント・ハーブ類を植える
ドクダミ予防法としてミントなどのハーブ類を植えるのもオススメです。繁殖力の高いミントなどのハーブ類を植えることで、ドクダミの生えるスペースをなくし予防ができます。ハーブのなかでもミントは繁殖力がとても高く、育てやすいのでオススメです。
しかし、ドクダミと同じ繁殖力が高いハーブを植えるとなると、繁殖しすぎてしまうことがあります。そのため、ドクダミ対策で植えた植物の駆除で悩むこともあるかもしれません。
ドクダミを駆除から予防までしっかりとおこないたい方は弊社へお電話ください。弊社では、ドクダミ駆除だけでなく予防までおこなってくれる業者をご紹介しております。
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