高麗芝は手入れをすることで美しく!特徴とスケジュールを紹介します

高麗芝

高麗芝(コウライシバ)をうまく育てていくための手入れには、大切な作業がたくさんあります。たとえば、芝刈りや水やりをしたり、葉くずをとったり、地面に空気穴をあける「エアレーション」をしたりといった作業です。芝生は長年愛好されてきたので、世話の方法が細かいところまで確立されています。

芝はいったん敷いたら勝手に美しく育つというわけではなく、絶え間ないお世話のたまもので美しく育ちます。お世話が大切なぶん、上手に育てれば美しい庭が手に入るでしょう。

ここでは、世話をするときに大事なことをまとめて解説していきます。これを読めば1年間でやることのスケジュールと、お世話の仕方がひととおりわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

高麗芝の特徴と手入れのヒント

今回紹介していく高麗芝は、芝のなかでも「日本芝」に分類される、在来種のグループに属すものです。日本芝の特徴としては、湿気や暑さに強いので、あたたかい地域に向いていますという点があります。

日本芝に対して、外来種は「西洋芝」という名前で区別されています。西洋芝は日本芝とは違う特徴をもっているので、他品種とも比較しながら、高麗芝の特徴を理解していきましょう。

日本芝(夏芝)の一種

日本芝(夏芝)の一種

日本芝とは、日本にもともと自生していた在来種の芝のことです。市販されている日本芝には「高麗芝」「姫高麗芝」(ヒメコウライシバ)そして「野芝」(ノシバ)などの種類があります。

高麗芝は芝のなかでも日本でもっとも植えられている種類です。そんな日本芝である高麗芝の特徴として挙げられるのが、次のようなことがあります。

■日本芝は「夏の芝」
日本芝は、夏に成長がいちじるしい時期を迎えます。そして冬には葉は枯れて、春にまた芽が出る夏芝の特徴があります。これに対して「西洋芝」の多くは、冬でも枯れないことから「冬芝」と呼ばれます。

■関東以西が適した地域
芝にもてきした地域があり、高麗芝は、関東よりも西に適しています。日本芝のなかでも寒さに弱い種類なので、東北地方や標高が高い場所では、野芝や西洋芝のほうがよいです。ちなみに東北北部より北では、日本芝よりも西洋芝を使用します。

高温多湿・病害虫にも比較的強い

温暖な地方で育つ高麗芝は、高温多湿な環境に強いです。そして、病気や害虫被害にもよく耐える品種になっています。虫に強い性質を利用して、庭を芝生で埋めることで、庭全体の害虫対策・雑草対策にいかす「グランドカバー」という活用方法もあります。

葉が小さい「姫高麗芝」という種類も

高麗芝よりも葉が細く、密集していてきめ細かな印象を受けるのが「姫高麗芝」です。姫高麗芝は庭園や公園・ゴルフ場などの、芝とよく触れ合う場所に使われています。成長が早く、こまめに刈ったり水をやったりする必要があるので、世話にいそがしくなる品種です。

手入れをこまめにすることで美しい芝生が作れる

芝を美しく保つには、こまめな手入れが欠かせません。たとえば芝刈りは、もっとも頻繁な時期には、2週間に1回はしなければならないほどです。この作業にくわえて、気温があたたかいうちは、毎日の水やりが欠かせません。

こんな大変な芝の手入れも、業者に依頼するという方法を使えば、負担を減らせます。高麗芝の手入れや、芝刈り・草刈りができる業者をお探しなら、弊社が探すのをお手伝いいたします。まずは無料の相談窓口から、気軽にお問い合わせください。

高麗芝の手入れ方法と時期

高麗芝の手入れは1年がかりです。芝を敷くのなら、これから紹介していくスケジュールで手入れをしていくことになります。1年の大まかなスケジュールや、水やりなどの基本的な手入れを網羅してみていきましょう。

1年を通じた手入れのスケジュールを考える

1年を通じた手入れのスケジュールを考える

高麗芝を育てるにあたって、1年間でやることをリストアップしてみました。このなかに出てくる用語は、そのあとに解説しますので、そちらもあわせてみてください。

■11月から2月の手入れ
この時期の高麗芝は休眠状態に入ります。必要な手入れは、芝生に分け入るクローバーなどの雑草をつむことです。

■3月から4月の手入れ
芽が生える前の時期です。今まで芝がなかった土地に新しく芝を張ったり、芝がはげたところに植え直したりするのに向いています。水やりは朝に1回おこないます。4月に少し伸びたら、2センチ程度に刈り揃えます。肥料も徐々に与え始めるとよいです。

雑草はこの時期に芽吹くので、冬に引き続いて雑草取りを入念にしておくと、夏に違いが現れます。芝に影響のない除草剤を使っておくのもよいでしょう。

そして、冬の間にたまった芝のカスなどの堆積物を「サッチング」で取り除きます。サッチングについてはのちほど詳しい説明をしていますのでご覧ください。

■5月から6月の手入れ
5月の水やりは朝1回、肥料は月に1回程度、芝刈りも月2回程度はおこないます。しだいに害虫がで始めるので、5月から6月に月1回のペースで殺虫剤を散布するとよいです。

6月も梅雨に入るまでは5月と同じように世話をし、梅雨に入ったら、水やりを停止してもよいでしょう。雨が本格的に降り始める前に土壌改善と水はけをよくするために「エアレーション」(のちほど解説)をします。

■7月から8月の手入れ
梅雨が終わってから8月まで、高麗芝は1年でもっとも元気な時期に入ります。成長がいちじるしいので、芝刈りは月に2回から3回おこないましょう。肥料も月に1回与えるようにして、水やりは毎日朝と夕方に計2回をおこないます。水やりは気温の低い早朝と夕方におこなって、芝が蒸れるのを防ぎます。

この時期は成長が早いので、草刈りの回数が増え、芝のカスがよくたまります。芝を刈ったあとは「サッチング」(のちほど説明します)でしっかり掃除しておくとよいです。

■9月から10月の手入れ
9月は、8月と比べると気温と湿度が下がるので、水やりも乾燥しない程度を目安に与えていきます。芝生の上を歩いて足跡がつくようであれば、乾燥が進んでいる目印です。芝刈りは月1回から2回を維持します。また、この時期は3月に次いで新しい芝を張るのに適しています。

芝刈りに関しては、10月の中旬までになります。芝刈りを終えたあとは、雑草抜きをメインにやっていきます。この2か月の間も、肥料は月に1回が目安です。

水や肥料のまき方

水やりは芝にとってとても大切な作業です。芝は水が大好きで、乾くと成長が悪くなってしまいます。手入れの詳しいスケジュールについてはすでに説明していますが、毎日水をやる必要があります。

肥料には固形と液体があり、どちらを使うかは自由です。固形のものは記載されている用量を芝全体にまいてから、水を散布して土に浸透させるという方法で与えます。液体タイプのものは、水で薄めたものをジョウロなどでまいていきます。

高麗芝の場合は、3月から11月まで月に1回程度まいてください。固形のものも液体のものもまく頻度は同じです。

エアレーション

エアレーションとは、芝生の生えている土地全体に穴をあける作業で、ベンディングともいいます。穴をあけることによって、土に空気がいきわたり、根っこも適度にほぐれて、土が耕したような状態になります。芝生の層でフタをされている芝生の土地は、普通の農地などのようには耕せないので、穴をあけるのです。

エアレーションをする時期は3月から6月の間と9月です。このときに最低でも1回ずつはおこなうくらいが目安です。穴あけにはエアレーション用の「ローンスパイク」や「ローンパンチ」といった器具を使います。

芝刈りとサッチング

芝刈りとサッチングは、どちらも芝を刈り揃えることに関係した作業です。それぞれをおこなう意味や方法について確認します。

■芝刈り
芝刈りとは、芝の長さを整えて、成長を維持するためにこまめにしなければならないお世話のことです。芝の長さを整えるだけでなく、芝は刈られることによって縦への成長から横への成長をするように変わります。すると密度も上がるので、美しい庭になるのです。

芝刈り機や芝刈り用のハサミ、専用のバリカンなどで芝刈りしていきます。お庭の広さや芝の生えている場所にあわせて使い分けることになるでしょう。時期と頻度は、4月から9月までの期間、月に2回から3回のペースでおこないます。

■サッチング
サッチングとは、芝生の根元にたまった芝のカス(サッチ)を取り除く作業です。芝生の根元には、芝を刈ったあとの切りくずや、枯れた芝などがたまっていきます。この堆積物は、たまりすぎるとそこにカビやコケが生えたり、水はけが悪くなったりしてしまうので、取り除く必要があるのです。

道具は熊手(くまで)ですいていくか、サッチングマシンという専用の器具を使います。広さにあわせて、一般的な一戸建て住宅の庭ほどの広さなら熊手で、それ以上広い場所ならサッチングマシンを使ってください。

サッチングは年に1回、春のうちに必ずおこないましょう。その後は必要に応じてやりましょう。春のサッチングは、冬の間にたまった枯れ葉を掃除する作業になります。

大変な作業は業者の手も借りて

芝刈り・水やり・施肥、このみっつの作業は毎月、あるいはほぼ毎週おこなう作業です。水やりに関しては、広い芝生の土地であればスプリンクラーなどの設備を導入することで、手間を省くこともできます。しかし、芝刈りや施肥、エアレーションなどの重労働な作業を、普段の生活と並行してするのは難しいこともあるでしょう。

作業を自力でおこなうことが難しい場合は、芝を管理できる業者に頼むという方法も考えることをおすすめします。定期管理などを業者に任せて、きれいな芝生の庭を維持していけば自分の時間も、芝のあるよい空間も保てます。

弊社は芝生の手入れができる業者探しをサポートしております。業者を見つけたいときや、お値段やサービス内容が知りたいときは、お電話からご相談ください。無料相談ダイヤルでお待ちしております。

高麗芝の手入れにおける注意点

高麗芝の手入れをするうえでは、みっつほど補足で注意してほしいことがあります。芝は庭の印象を決めるものなので、管理するうえではぜひチェックしておいてください。

水やりや肥料やりは涼しい時間に

水やりや肥料やりは涼しい時間に

夏の間の水やりや施肥を涼しい時間帯におこなうのは、湿気が少ない状態で作業を終えられるからです。昼間に水をやると、とくに夏は湿度が上がって芝が蒸れてしまいます。蒸れると病気やコケ、害虫が増える原因にもなります。おすすめの時間帯は、早朝か夕方です。

刈り込みすぎると芝生は傷む

芝を根元から刈り込んでしまうと、成長が止まることがあります。これは、芝の根元のほうには「生長点」という、成長のために細胞が作られる部分があるからです。これを刈ってしまうと成長できなくなってしまいます。

また、気をつけてほしいのは刈り込む深さだけではありません。芝は、丈が伸びるのにあわせて、生長点の位置も徐々に上に移動していきます。こまめに芝刈りをせずに、芝を伸ばしっぱなしにしたあとで刈ると、生長点も切り落としてしまい、成長が止まってしまいます。

成長がいちじるしい4月から9月ごろまでは月に2回から3回のペースを守り、刈るのは芝の丈の上から3分の1の長さにとどめましょう。それで2センチ程度が維持できれば最高の状態だといえます。

除草はこまめにおこなう

芝の間からちょこちょこと姿を現す別の種類の雑草は、こまめに取り除いてください。代表的な雑草にはクローバーやシロツメクサなどがありますが、放っておくと芝の場所を陣取られてしまいます。刈り揃えた芝の庭の見た目も悪くなるので、草むしりは忘れないようにしましょう。

芝生のよしあしは除草にもかかっているのです。除草の業者に関しても、弊社であればご紹介することができます。高麗芝の手入れに関係するさまざまなことは、業者に頼んで解決していくというのもいかがでしょうか。

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