雑草の種類はたくさん!中には厄介なものも|駆除のコツも解説します
雑草には数えきれないほどの種類があります。食べられる雑草や、キレイな花を咲かせる雑草、家の塀を壊すほど猛威を振るう雑草など様々です。雑草はおおまかに種類でわけることができます。
雑草は放置しておくとどんどん繁殖していきます。そのため、繁殖を防ぐためには、適切な処置をおこなわなければなりません。適切な処置をおこなうのに必要なことは、雑草の特徴について知ることです。
雑草は、種類によって特徴や生態が異なります。それぞれの特徴や生態を活かすことができれば、効率的に駆除できるのです。このコラムでは、雑草のなかでも代表的な種類や種類ごとの特徴、そして駆除の方法についてご紹介していきます。雑草で困っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
雑草の基本を知ろう
雑草というのは、人の意図と関係なしに自然に生える植物のことを指します。生えたまま放置しておいても害がないこともありますし、花を咲かせる雑草もあるため楽しむこともできます。しかし、作物やガーデニングなどに害をもたらしてしまうことも多いのです。もし害がでるようであれば、雑草は駆除したほうがよいでしょう。
種類の多い雑草ですが、生長のサイクルや繁殖の仕方などでおおまかな種類で分類することができます。雑草の種類によっては駆除の仕方が違いますので確認しておきましょう。
一年草と多年草の違いについて
雑草は「一年草」と「多年草」にわけることができます。一年草とは、発芽してから枯れるまでのサイクルが1年の間におこなわれる雑草のことをいいます。発芽から枯れるまで2年以上かかる雑草は多年草です。
一年草は生長のスピードが速い特徴があります。春に発芽し冬に枯れる「夏生一年草(なつきいちねんそう)」と秋に発芽し夏に枯れる「冬生一年草(とうきいちねんそう)」にわけることが可能です。
多年草は冬でも枯れずに残っています。一時的に枯れることもありますが、根は生きていることが多いです。そのため、翌年になると再び伸びてきます。
雑草には2種類の増え方がある
雑草は増え方でもおおまかに種類を分類することが可能です。「種子で増えるもの」と「地下茎で増えるもの」にわけられます。地下茎とは茎が地中で生活できるように変態した植物です。
種子で増えるものは、風や雨、虫や動物によって運ばれてくることで増えていきます。繁殖力が非常に高いです。発芽から数か月で種子を作る種類の雑草や、1株で万単位の種子を作る種類のものもあります。
地下茎で増えるものは、根に栄養を蓄えるタイプの雑草です。そのため、地表の茎や葉が枯れても再び生えてきます。根から絶やさないと駆除できない雑草です。
雑草の種類のなかには厄介なものも……
「雑草魂」という言葉があるように、いくら駆除しても生えてくるしぶとい雑草があります。駆除をせずに放置しておくと、手に負えないほど繁殖していることがあります。雑草のなかでも厄介な種類のものを見かけたら早めに駆除をしましょう。
では、雑草のなかでも厄介な種類とされているものをご紹介していきます。
スズメノカタビラ
芝生や畑によく生える雑草として有名です。イネ科の雑草で、見た目が芝生とよく似ているため、雑草と気付かないことがあります。
繁殖が盛んで、庭や畑一面に生えてくることも珍しくありません。根は浅いですが、通年で種子を落としていくため駆除が難しいです。
ブタクサ
柔らかい土を好むブタクサは、切れ込みが入った羽状の葉が特徴です。8月~9月にかけて緑色の花を咲かせます。
とくにブタクサはアレルギーがあることで有名です。そのため、ブタクサアレルギーのある方は早急に駆除したほうがよいでしょう。
イタドリ
イタドリは筒状の赤い茎をしており、卵型の葉をつけます。7月~10月にかけて小さい白い花を無数に咲かせるのが特徴です。
イタドリは繁殖力が高く、コンクリートやアスファルトを突き破って育つことがあります。そのため、イタドリの脅威には注意をしておいたほうがよいでしょう。
ヤブガラシ
フェンスや塀の壁につるを巻きつけて生長していきます。ブドウ科の植物で、3メートルもつるが伸びる厄介な雑草です。
ヤブガラシは名前のとおり「藪(ヤブ)までも枯らす」といわれているほど、広い範囲をびっしりと覆うように繁殖します。非常に繁殖力が高く、根から絶やさなければなりません。数ミリでも根が残っていれば、再び伸びてくるほどです。
雑草駆除をするなら知っておきたいコツ
抜いても、刈ってもすぐに生えてくる雑草を駆除するにはコツがあります。ちょっとしたコツを知っておくだけで、効率よく駆除することができるのです。ここでは、雑草駆除をするなら知っておきたいコツをご紹介していきます。
草刈りに適したタイミングでやる
草刈りは6月~7月、9月~10月、11月~12月の3回おこなうのがよいとされています。6月~7月の梅雨から夏にかけては、雑草がもっとも生長する時期です。そのため、完全に生長してしまう前に刈り取りましょう。
9月~10月の秋は雑草の生長が止まる時期です。生長に勢いがありません。そのため、この時期に草刈りをすることで、弱らせることができます。
11月~12月の冬は雑草が枯れていきます。そのため、枯れた草を刈り取ることで景観を美しく保つことができるでしょう。
根を残して刈る
雑草を駆除するときに根から抜いていませんか?もし、根から抜いているのであれば、根を残して刈るようにしましょう。根から抜くと土が硬くなります。
土が硬くなると、硬い土に生える頑丈な雑草が生えやすくなり、悪循環になるのです。雑草を駆除したいなら、硬い土に合わせた頑丈な雑草が生えないように根を残して刈りましょう。
雑草を刈り取るときは、根を残して刈り取ります。ただ、葉や茎を刈り取るだけではいけません。草刈りの基本は、「根元より下を刈る」です。植物には生長点と呼ばれる、新しく葉や茎を作る組織部分があります。
生長点が根元にあるため、その下を刈り取ることで伸びてこなくなるのです。しかし、地下茎があれば成長する種類など、刈り取るだけでは駆除できない雑草もあります。そのような雑草は根から駆除するようにしましょう。
便利な道具を使う
草刈りは道具を使うことで効率的に進めることができます。草刈りをするときに便利な道具は以下のとおりです。
- 草刈り鎌:草を刈るときの必需品、大きな草を刈ることができる
- 草刈り機:鎌よりも時間をかけず、腰を痛めないで作業できる
- 剪定はさみ:鎌や草刈り機で刈り残した細かいところを刈る
- 熊手:刈り取った草を集めるのに便利
- クワ:根っこから処理したいときに便利
以上の道具をそろえておけば、楽に草刈りを進めることができます。草刈り鎌や草刈り機など雑草の生えている敷地の広さで道具を決めてもいいかもしれません。
草刈りに必要な道具は大きいものが多いです。そのため、しまう場所がなくて買うのをためらう方も少なくありません。そのような方は、草刈りのプロにお任せしてみてはいかがでしょうか。
業者に依頼をすれば、草刈りの道具をそろえる必要がありません。それだけでなく、草刈りをする体力や時間がない方も代わりに業者がやってくれますので便利ですよ。また、雑草の種類にあわせて駆除をしてくれます。
お庭の雑草でお悩みなら「草刈りお助け隊」にご相談ください。草刈りや植物に関する知識が豊富な業者をご紹介しております。日本全国を対象にお庭のお悩みを解決しておりますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ
雑草は人の意思とは関係なく自然に生えてくる植物のことをいいます。雑草は1年のサイクルで育つ「一年草」と、同じ種子で1年以上生き続ける「多年草」の2種類にわけられます。また、増え方は「種子で増えるもの」と「地下茎で増えるもの」の2種類です。
雑草を完全に駆除するのは簡単ではありません。とくに「スズメカタビラ」や「ブタクサ」、「イタドリ」、「ヤブガラシ」が生えると厄介です。もしこれらの雑草を見かけたら、繁殖する前に駆除しましょう。すでに繁殖しており、自分の手に負えない状況であれば、プロの草刈り業者に依頼してみることをおすすめします。
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