玉砂利を庭に敷く方法|機能的でおしゃれだけど意外なデメリットも?
雑草の予防や防犯面など、庭に玉砂利を敷こうかな……とお考えの皆さん。玉砂利には多くの種類があるのを知っていますか?選ぶ玉砂利によってお庭の雰囲気も変わってきますので、慎重に選びたいものですね。
今回は、庭でよく使われる玉砂利について詳しく説明します。玉砂利の種類やメリットデメリット、おすすめの玉砂利についてご紹介していますので参考にしてみてください。
玉砂利を敷くメリットデメリット
玉砂利とは、粒の大きな砂利のことです。玉砂利を敷くメリット、デメリットをみてみましょう。
メリット
・防犯対策になる
玉砂利を敷いたところを歩くと音がなるため、人の侵入を知るための防犯対策になります。防犯用につくられた玉砂利もありますので、防犯面を重視するのであれば、そちらを使用するとよいでしょう。
・雑草が生えにくくなる
砂利を敷くことによって、土までの厚さがでて、日光が土に直接当たらなくなり、雑草が生えにくくなります。また、生えたとしても、草の根元部分が日光不足で細くなるため、抜きやすくもなります。
・水はけが良くなる
玉砂利を敷くと雨が降ったとき、玉砂利の層の中を水が通過していくので表面に水たまりができません。庭の見た目もよくなり、人が通りにくくなることもなくなるでしょう。
・低価格で敷いたあともメンテナンスは不要
玉砂利を敷くと、コンクリートを使うよりもずっとお値打ちにできます。仮に30平米の庭をコンクリートにしようとすると、30平米あたりコンクリートの費用が約15万円で工事費用の相場は約5万円。計20万円ほどになります。
それに対して、玉砂利にすると砂利の費用が約4万5千円で工事費用が約9万円、計13万5千円となり、低価格で庭を整えることができます。玉砂利の種類にもよりますが、大きな面積に敷く場合は、お値打ちにできるでしょう。また、暗い色の玉砂利なら汚れも気になりませんし、玉砂利は壊れることはありませんのでメンテナンスはほとんど不要です。
・庭を作り替えるときやトラブルにもすぐに対応できる
庭には多くの配管が埋められていて、配管トラブルの際は地面を掘り起こす必要がでてきます。コンクリートとは違い玉砂利は動かすことが可能なため、トラブルが発生しても比較的簡単に点検、修理が可能です。
また、庭をリフォームするときにも、スコップなどで玉砂利をどければ土の地面になります。そのため、玉砂利の庭はコンクリートよりも簡単に作り替えることができるのです。
・自分で設置も可能
玉砂利は、ネットやホームセンターなどで購入できるので、自分で設置をすることができます。
ここまでメリットをご紹介してきましたが、玉砂利を敷くとメリットばかりではなく、じつはデメリットもあります。デメリットはどのようなものか以下で説明していきます。
デメリット
・ハイヒールなどは歩きづらく、車輪のあるものは動かしにくい
玉砂利の大きさにもよりますが、玉砂利の間にヒールがはまってしまい、歩きづらくなります。また、自転車や台車なども同様で、車輪が玉砂利にはまってしまうため、動かしにくくなります。
・玉砂利の種類によっては汚れが目立つ
白い玉砂利であると、日にちが経つと汚れが目立ちやすくなります。汚れが気になる場合は暗い色の玉砂利を選ぶとよいでしょう。
・落ち葉の掃除が難しい
玉砂利の上に落ち葉が落ちてしまった場合、ほうきで掃くと、玉砂利を動かしてしまうことになります。そのため、落ち葉を掃除するには、落ち葉を手で拾うか、風で吹きとばす機械を使う必要があります。
玉砂利の選び方・おすすめの種類
玉砂利には、いくつかの種類があります。庭が和風か洋風なのか。庭の雰囲気によって、合う玉砂利を選びましょう。大きさもいろいろありますが、大きいサイズは、車が入ってくるようなところやぬかるみやすいところに使用すると玉砂利が動きにくくなります。小さいサイズは、大きな玉砂利よりも目立ちにくく存在感がないため、樹木や建物の景観を目立たせたい場合に使用するのがよいでしょう。
続いて、代表的な玉砂利のなかからおすすめの種類をご紹介します。
・白玉砂利
高級感があり、和風の庭にも洋風の庭にもよく合います。とくに天然大理石はキラキラと輝いて高級感があり、美しいです。色落ちしてする心配もありません。
・白砂石
白に少しグレーを入れた色合いです。角がある石で和風、洋風のどちらの庭にも合います。
・チョコレートロック
角のある石で茶色い色をしています。洋風な庭に合います。雨に当たるとツヤがでて深い茶色になります。
・那智黒石砂利
つるつるした表面の黒い石です。和風な庭やアジアンテイストな雰囲気をつくるのにはぴったりです。
・赤玉砂利
レンガのような色で、庭が明るい雰囲気になります。和風、洋風どちらも合います。
・五色砂利
赤、白、グレー、緑、黄緑などいろいろな色の石、5色を混ぜてあるものです。和風な庭のほうが合うでしょう。
玉砂利を敷く方法
玉砂利を自分で敷くときには、敷く面積を測って、必要な砂利の量を計算しましょう。玉砂利の厚みは3cmから5cmが一般的です。また、人が砂利の上を歩くと土の中へ砂利が埋まっていくことがあるため、多めに敷くことが大切です。
準備する量は、1平方メートルあたりおよそ20kg。仮に4cmの厚みで敷く場合、80kgが目安となります。砂利の種類によって異なりますので、正確に敷きたい場合は造園業者や販売店に相談してみましょう。必要な砂利の量を購入したら、施工にとりかかりましょう。手順は以下のとおりです。
1.雑草を抜きます。最初の除草作業はとても大切です。玉砂利を敷いたあとでも雑草が生えにくくするためにも、雑草はしっかり抜きましょう。雨上がりの日におこなうと土が水分で柔らかくなって抜きやすいです。また除草剤を使うのも有効的です。
2.土を踏み固める
土を踏み固めることによって、雑草が生えにくくなり、玉砂利が埋まりにくくもなります。
3.玉砂利を敷く
玉砂利を敷いて、均等にならします。車や人が玉砂利の上を通るような場合は、玉砂利がどこかに移動してしまって玉砂利が減ってしまう場合があります。通り道に敷く場合は、可能であれば余った玉砂利を残しておくとよいでしょう。買い足すようなことになった場合にも、同じものを探すのに役立ちます。
玉砂利を庭に敷く場合の費用相場
玉砂利を敷く場合の費用は、玉砂利の種類や玉砂利の敷く面積、玉砂利を敷く厚さなど、玉砂利の量によって決まります。場合によっては配送費も必要で、量が多いほど配送費も高くなるでしょう。リフォーム業者に玉砂利を敷くのをお願いすると、玉砂利の種類によりますが、砂利の費用と合わせて1平方メートルあたり3,000円くらいからのところが多いようです。
玉砂利を美しく、庭をきれいに保つための方法
玉砂利はほとんどメンテナンスがいりません。玉砂利が少なくなってしまったときに追加で敷くくらいでしょう。ただ、玉砂利の庭を美しく保つために、玉砂利を敷く際にポイントとなるものがあります。庭の美しさを保つためのポイントは以下のとおりです。
・除草を最初にしっかりしておく。
玉砂利を敷く前に雑草をしっかり抜いておきましょう。このとききちんと除草しておくと、しばらくは草が生えなくなります。
・防草シートの活用
防草シートとは、日光は遮り、水は通すことができるシートのことです。防草シートを敷いてから、玉砂利を敷くことによって、より雑草が生えにくくなります。
自分で玉砂利を敷く自信がないときは
玉砂利は重いため、自分で購入して運ぶには体力がいります。ネットで購入しても送料が高くつくこともあります。運ぶ手段や体力に不安がある場合は、リフォーム会社や造園業者などにお願いしてもよいでしょう。
弊社では、玉砂利の施工ができる業者をご紹介できます。日本全国受付可能です。通話料も無料ですので、ぜひ一度弊社にご相談ください。
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