草の生えない土とは?特徴と施工方法|雑草が生えることもある?

雑草を除草するのに、できれば時間や手間をかけたくないですよね。そんなときは、草の生えない土になる、固まる土を使って、誰でも簡単に雑草を生えてこないようにすることができるのです。
しかし、誰でも簡単に使える反面、施工技術によって完成後にばらつきがあるため、不安であれば業者に依頼しましょう。
この記事では、雑草対策にもなる固まる土の使い方や、うまく施工するためのコツをご紹介ますのでぜひ参考にしてみてください。便利アイテムをうまく使って除草を楽におこないましょう。
草の生えない土:「固まる土」の特徴・施工方法
草の生えない土になる固まる土は水と混ぜて使うのですが、施工方法を誤ってしまうと除草効果が薄まるため技術が必要といわれています。
なぜなら、使用する水の量や施工場所によっては、固まらないことやひび割れしてしまう場合があるのです。そのため、固まる土の特徴を理解して、施工することが大切です。
【固まる土の特徴】
固まる土とは、水と一緒に混ぜることで土がコンクリートのように固めることができる雑草対策に用いられる土です。土が固まるため、雑草が生えにくい効果があるといわれています。
また、用意するものが、固まる土と水だけなのでホームセンターなどでも手に入るだけでなく、施工も簡単なことから人気が高まっているのです。
また、固まる土は雑草を生えにくくするだけではありません。保水、浸透性があるので水が溜まらないほか掃除がしやすいというメリットもあるのです。
【施工方法】
草の生えない土にするための施工方法は以下のとおりです。
1.草を取り除いてから、地面を平らに整える
雑草が生えていると土を流したときに凹凸ができやすいため、きれいに取り除きましょう。また、レンガなどで枠をつけることで、土が流れ出る心配がありません。土を流し込んだら、スコップなどで平らに整えてください。
2.水勾配をつける
土に大量の雨水が降っても水が溜まらないように勾配をつけてください。勾配をつけるときは、土の厚さに注意が必要です。土の厚さが薄いとひび割れてしまうおそれがあるため5cmほどの厚みを持たせるとよいでしょう。
3.ジョウロを使って、少しずつ水を散布する
固まる土に水を流すときは、量に注意してください。なぜなら、水が少なすぎると土が固まらなくなるおそれがあるからです。そのため、2回にわけて水を散布すると失敗が少ないといわれています。1回目は全体が湿っている程度にし、2回目は少し多いと感じるぐらいでよいでしょう。
固まる土を施工するときは、場所にも注意が必要です。固まる土は、強度が弱いため、車が出入りする駐車場は向いていません。また、頻繁に人が出入りする場所で使うとひび割れてしまうおそれがあります。
固まる土を使っても雑草が生える原因とは

草の生えない土になる固まる土を使っても、雑草が生えてきてしまうことがあります。それには、さまざまな原因が考えられるので説明していきましょう。
・施工不備
施工のときに、土の厚さが足りてなかったり角に隙間があったりすると、そこから雑草が生えてくる場合があります。そのため、隅々までしっかりと施工することが大切です。雑草が生えてこないよう隙間ができやすい角までしっかりと確認することで防げることができます。
・ひび割れてしまった
固まる土は、寿命があるため、数年でひび割れを起こすことがあるのです。耐久性があまりないので、使用頻度によっては、さらに短くなることもあります。そのため、劣化によるひび割れは、新しく土を交換することも検討してください。
・コケが生えてきた
コケが生えてくるときは、施工場所の環境が悪い可能性があります。日当たりが悪いほか湿気が多いとコケが生えやすくなるため、施工する前に場所を確認することをおすすめします。固まる土を施工するときは、できるだけ水はけのよい場所を選びましょう。
固まる土だけでは、雑草を防げないことがあります。しかし、次の章で紹介するアイテムと併用して使うことで、より効果を高めることが可能です。単体で使うよりも、2種類以上のアイテムを使って、雑草処理の手間を省いていきましょう。
固まる土以外にもある雑草対策

雑草対策は、除草剤のほかにもいくつか方法があります。そこで、ここでは、固まる土と併用して使うとより効果を発揮するアイテムや、それ以外の雑草対策についてご紹介します。比較的手に入れやすいアイテムなのでぜひ試してみてください。
・防草シートと砂利をセットで使う
雑草対策で有効といわれている防草シートを、砂利と一緒に使うことでより効果を高めることができるのです。防草シートは、おもに不織布という縫い目のない素材でできており、雑草の成長にかかせない日光を遮る効果があります。
さらにその上に砂利を敷くことでシートがめくれにくくなるうえに、殺風景な景観から砂利による彩りを持たせることができます。
・石やタイルを貼る
草の生えない土になる固まる土を敷いたあとに、石やタイルを貼ることで、日光を遮断する効果があります。石やタイルは種類が豊富なので、和風から洋風までさまざまなデザインに変更可能です。そのため、庭の雰囲気を変えてみたいなど目的に合わせたデザインを楽しめることができます。
・雑草対策に困ったら業者へ!
雑草を除草するには、時間や手間がかかります。そのため、今後雑草で悩まないように雑草対策もしっかりとおこないましょう。しかし、雑草を除草する時間がない方や雑草が伸びすぎてすぐに除草してほしい方、自分だけでは手に負えなくて困っている方は、業者にお任せしてみてはいかがでしょうか。
弊社は、全国の加盟店と提携しているため、お客様の要望にそった業者を派遣することが可能です。費用を抑えて除草してほしいほか広大な範囲の除草をしてほしいなど気軽に相談してください。一人で悩まず、プロの意見を参考にしてみてください。
まとめ
草の生えない土になる固まる土は、水だけで土をコンクリートのように固めることができます。施工自体は比較的簡単とされていますが、使用する水の量や施工場所によっては、失敗してしまうことも考えられます。そのため、ポイントをおさえて施工していきましょう。
施工方法は、はじめに少量ずつ水を散布してください。最初に水が多いと固まらないおそれがあります。また、土の厚さが薄いとひび割れてしまうので5cmほどの厚さで平らにして固めていきましょう。
自分で施工するのに不安があれば、業者にお任せしてみてはいかがでしょうか。業者は、経験豊富なためすぐに施工してくれるほか、雑草対策のアドバイスもおこなっています。雑草で困ったことがあれば、気軽に相談して解決していきましょう。
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