草むしりを少しでも楽にするには?雑草を取り除くコツについて解説

草むしりを少しでも楽にするには?雑草を取り除くコツについて解説

お庭の草むしりは、いくつかのポイントを押さえた上でおこなうようにしましょう。草むしりを楽におこなうのに大事なポイントは「時期」「下準備」「道具」の三点です。

一例をあげると、一年草のうち春に生えるものは初春に、秋に生えるものは初秋に草むしりをおこなうとより楽に草むしりをおこなえるようになります。 草むしりは意外と重労働なためポイントをしっかり押さえ、工夫しておこなわないと途中で挫折してしまいかねません。

このコラムでは、草むしりをおこなうコツについてご紹介していきます。「草むしりを少しでも楽におこないたい」という方は参考にしてみてください。

「業者に依頼して楽に草むしりを終えたい」という方は、弊社にご相談ください。すばやく対応できる業者をご紹介します。

草むしりに適した時期はいつ?

雑草は大きく分けると「一年生雑草」と「多年生雑草」の二種類があり、それぞれ草むしりに適した時期が異なってくるのです。ここでは、一年草や多年草について解説しつつ、草むしりの適期をご紹介していきます。

一年生雑草について

一年生雑草は、特定の時期になると種が芽吹き、特定の時期になると枯れ、翌年にまた芽吹くというサイクルで成長する雑草です。このタイプの雑草には、春に芽吹いて秋に枯れるもの(春雑草)と、秋に芽吹いて翌年の春ころに枯れるもの(秋雑草)の二種類があります。

雑草は基本的に芽吹いた直後が一番むしり取りやすいため、春雑草であれば初春、秋雑草であれば初秋に草むしりをおこなうのがベストです。適期を逃すと葉は硬くなり、地中にしっかりと根付いてしまうため草むしりが困難になります。その場合は、枯れてむしりやすくなるまで放置するのもひとつの手です。

特徴的な見た目をしている春雑草と秋雑草をいくつかご紹介するので、これを参考にしつつ草むしりの適期を判断してみてください。

【一年草】

・メヒシバ/オヒシバ
春に発芽するイネ科の強雑害草です。漢字で書くと「雌日芝」「雄日芝」となり、雄日芝のほうが大きく育ちます。夏季が繁殖の本番で、あっという間に根を広げて繁殖します。栄養が少ない土壌に生えやすい傾向があります。

メヒシバ/オヒシバ

・エノコログサ
一般的には「ネコジャラシ」と呼ばれ、春に発芽して夏から秋にかけて特徴的な見た目の穂をつける強害雑草です。草丈が高くなりやすい上に繁殖力が高いため駆除がしづらいです。日当たりのよい環境を好みます。

エノコログサ

・ホトケノザ
秋に発芽して冬を越し、翌年の春から夏にかけて紅紫色の花を咲かせる雑草です。葉の形が、仏像の座る台座(蓮華座)に似ていることが名前の由来です。繁殖力が強くてどこでも生えてくる上に、うどんこ病の伝染源になりやすいため、畑や家庭菜園をしている庭などの天敵ともいえる存在です。

ホトケノザ

多年生雑草について

多年草は、特定の時期になると種が芽吹き、特定の時期になると根っこを残して地上に出ている部分だけが枯れ、翌年その根っこから再度生えてくる雑草です。

一年草と異なり一度根付いてしまうと、放置していても寿命が尽きない限りは基本的に枯れません。それどころか、放置しているとどんどん地中に根を広げるので、時間の経過につれて除去が困難になっていきます。そのため、見つけ次第草むしりをおこなう必要がありとても厄介です。特徴的な見た目をしている多年草には、次のようなものがあります。

【多年草】

・スギナ
春の風物詩のひとつである、土筆(つくし)が生えてくる雑草です。実は土筆はスギナの繁殖方法のひとつで、土筆から胞子を飛ばすことで新たなスギナが生えてきます。その上、根っこからも次々と新しいスギナが生えてくるため、繁殖力が非常に強いです。

さらに、スギナは根っこを途中で切ると、そこから分裂して根っこがさらに増えていくという厄介な性質があります。しかし、スギナの根っこは地下30cm以上の深さまで伸びるため、草むしりをすると必然的に根っこが途中で切れてしまい、余計に根っこが増えてしまうため駆除しきるのは困難を極めます。

スギナ

・タンポポ
黄色い花を咲かせ、しばらくすると種子がついた白い綿毛を飛ばして繁殖する植物です。タンポポといえば、かわいらしい黄色い花を咲かせる春の風物詩というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実際は繁殖力が強い上に、かなり深い根を張るため、駆除しきるのが難しいとても厄介な強害雑草なのです。

ちなみに、日本の原種であるニホンタンポポは基本的に春にしか花を咲かせませんが、外来種であるセイヨウタンポポは一年をとおして花を咲かします。

タンポポ

・カタバミ
同じ三枚葉であるクローバーと間違われやすいですが、葉がハートの形をしているのが特徴の雑草です。日本では古来より家紋に使用されることの多い植物ですが、それは繁殖力と根の強さにより根絶が難しいことに由来しています。

カタバミ

草むしりを楽におこなうための下準備

ここでは、草むしりをより楽におこないやすくするための下準備をいくつかご紹介していきます。

草むしりをしやすくする方法

・除草剤をまく
事前に除草剤をまいて雑草を枯れさせれば、草むしりをしやすくなります。除草剤には「茎葉処理型」と「土壌処理型」のものがあります。茎葉処理型は地上に出ている茎や葉を処理するのが、土壌処理型は地中の根を処理するのが得意です。

「生い茂っている雑草をとりあえず処理して景観をよくしたい」という場合は前者を、「根っこを枯らして雑草をしっかり処理したい」という場合は後者を利用することをおすすめします。薬害の危険性があるため、注意書きを熟読し用法用量を守って使用するようにしましょう。

・お湯をまく
「子供やペットがいて、安心して除草剤を使用できない」「庭でほかの植物を育てっている」などの理由で除草剤を使用できない場合は、お湯をまくのもひとつの手です。

お湯であれば薬害の心配をせずに、熱で雑草枯死させて草をむしりやすくできます。しかし、元はただの水なので、熱が冷めると雑草を枯死させる効果がなくなるというデメリットがあります。そのため、広範囲の雑草に対しては熱が冷めて効果が薄れやすいです。また、お湯を運んだりまいたりする際に、お湯が身体にかかって火傷しないように注意する必要があります。

・草むしりの直前に水をまく

草むしりの直前に水をまく

水をまくことによって土が柔らかくなり、地中に張っている根っこを引き抜きやすくすることができます。しかし、粘土質な庭土を利用している場合は、逆に土が固まることがあるため注意しましょう。

・草むしり用の道具を活用する
草むしり用の道具を活用すれば、より楽に草むしりをおこなえるようになります。草むしり用の道具については次の章で解説するので参考にしてみてください。

塩を使うのはNG!

インターネットで草むしりについて検索をしていると、時折「雑草には塩が効果的」という趣旨の内容を見かけるかもしれません。実際に塩は雑草を駆除する効果が非常に高く、雑草にまけばお手軽に枯らすことができます。しかし、塩をまく雑草駆除には以下のデメリットがあります。

・塩分が残留して、植物を育てられない土壌になる
塩は自然分解されないため、一度まくと土壌内に残り続けてしまいます。土壌内に塩分が残留していると雑草以外の植物も育つことができなくなり、ガーデニングをおこなえなくなってしまいます。

・塩分が周囲の土壌に流出する可能性がある
雨が降ると残留している塩分が流出して、周囲の土壌で塩害が発生する危険性があります。周囲に他人の庭や畑などがある場合は、大きな損害を引き起こしてトラブルに発展しかねません。

・ガス管や水道管、鉄筋コンクリートなどを腐食する危険性がある
塩分は鉄に触れると、腐食を引き起こすという性質があります。そのため、塩をまいたことにより地中に残留した塩分がガス管や水道管、家の土台に使われている鉄筋コンクリートなどに接触して腐食させてしまうおそれがあるのです。

これらのデメリットから、雑草に塩を使うことはおすすめできません。

草むしりをする際の道具について

ここでは、草むしりに役立つ道具や適切な服装について解説していきます。草むしりをする際の参考にしてみてください。

あると便利な草むしりの道具

草むしりを楽におこなうためには、草むしり用の道具の準備が欠かせません。草むしりの際にあると便利な道具は次のとおりです。

・腰かけ
「草むしりと腰かけにどのような関係があるのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。実は草むしりは腰への負担が大きくなりやすく、それが原因で腰痛になってしまうケースもあるほどです。腰を痛めてしまうと草むしりを継続するのも難しくなるため、腰かけは草むしりに必須の道具といえます。

園芸用の腰かけの中にはキャスターがついていて座ったまま移動できるものや、中にガーデニング用品を収納できるものなどがあるため、ガーデニングなどでも利用可能です。

・除草フォーク/草取りフォーク
雑草は生命力が非常に強く、根っこをしっかりと引き抜かないとまた生えてきてしまいます。しかし、地中深くに張った根を素手で引き抜くのはなかなか難しいです。そこで活躍するのが除草フォークです。

使い方は簡単で、雑草の根元に差し込んで根っこごと雑草を引き抜くだけです。除草フォークは手のひらサイズのものから、立ち作業に対応した長柄のものがあります。草むしりの際に腰への負担が気になるという方は、後者のタイプを選ぶことをおすすめします。

・ねじり鎌/草削り鎌
雑草を地面の表面ごと削り取る道具です。比較的お手軽に茎葉の処分はできますが、地中の根っこは引き抜けないため、完全に除草しきりたいという場合は土壌処理型の除草剤を併用しましょう。また、立ち作業用の長柄のねじり鎌もあり、一般的に三角鍬(三角ホー)といいます。

・草刈り鎌

草刈り鎌

草むしりは、雑草が成長し過ぎて丈が高くなっているとやりづらくなります。雑草が成長し過ぎている場合は、草刈り鎌で雑草の丈を短くしてから草むしりをおこないましょう。

また、これらの道具のほかにも快適に草むしりできるように準備しておくとよいものがあります。手を雑草で切ってしまうのを防ぐための軍手、草むしり中の虫刺されを防ぐための虫除けスプレーなどを用意するとよいです。大変な草むしりを少しでもスムーズに進めることができるでしょう。

草むしり後は、雑草対策をしっかりしましょう!

雑草はとても生命力が強く駆除しきるのが難しいので、庭から根絶するためには継続して草むしりをおこなう必要があります。

このコラムでご紹介したコツを押さえればいくらか楽にはなりますが、それでも草むしりはなにかと体力のいる作業です。そのため、極力草むしりの回数を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは草むしり後の雑草対策について解説していきます。しっかりと雑草対策をおこなって、草むしりの頻度を減らせるようにしてみてください。

草むしりの頻度を減らすための雑草対策について

雑草対策には次のようなものがあります。

・除草剤をまく
薬剤をまいて雑草の種や地中の根を枯らして雑草の繁殖を予防する方法です。比較的ローコストかつ手間の少ない予防法ですが、薬害のリスクがあったり、効果が天候に左右されたりなどのデメリットもあります。

・砂利を敷く
砂利で地面を覆うことにより、地中の根や雑草の種が光合成して成長するのを阻害する予防法です。お庭をおしゃれにしつつ、雑草予防ができるというメリットがあります。また、砂利は踏むと音がするため防犯対策にもなります。

しかし、砂利は5cm以上の厚さで敷かないと、十分な雑草予防効果を発揮しません。庭の大きさにもよりますが、厚さ5cm以上に敷くとなるとかなりの量の砂利が必要になります。さらに、上を歩くと砂利が徐々に地面に沈んで砂利の層が薄くなるので、定期的に補充する必要もあります。そのため、コストや手間のかかりやすい予防法です。

後述する、防草シートと組み合わせるとより効果的です。

・コンクリートで舗装する
砂利による雑草予防と同じく、雑草の光合成を阻害して生えてくるのを防ぐ予防法です。砂利と比べると、より高い雑草予防効果を発揮します。その反面、コストが高め・施工が難しい・庭全体をコンクリートで舗装すると殺風景になりがちなどのデメリットがあります。

・防草シートを敷く

防草シートを敷く

防草シートとは、地面に直接敷いて雑草の光合成を阻害するための敷物です。そのまま庭に敷くと見栄えがあまりよくないのと、紫外線や風雨にさらされて劣化が早まるため、上に砂利や人工芝を敷くケースが多いです。高い雑草予防効果が期待できますが、正しく敷かないと十分な効果を発揮しません。

雑草はとても生命力が強く、しっかりと雑草対策をおこなっていても生えてきてしまうケースがあります。「何度も何度も草むしりをおこなうのは辛い」という方は、プロに草むしりを依頼することをおすすめします。プロに任せ、楽してお庭をきれいに保ちましょう。

草むしりのプロをお探しの方は、弊社の無料の相談窓口にお電話ください。弊社では、庭仕事のお困り事のお手伝いをいたします。草むしりだけでなく、雑草対策までおこなっているため、面倒な作業を全部プロの任せることも可能です。

また、草木の剪定、花壇のお手入れ、害虫駆除、落ち葉集めなどのさまざまな庭仕事の依頼も可能なため、お庭のことでお困りの際はいつでもお気軽にご相談ください。

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