芝生は手入れが大変?必要な作業とコツ・芝生以外の選択肢もご紹介!

芝生は手入れが大変

きれいな緑色をした芝生は、庭に明るくさわやかな印象をあたえてくれるので、よく植えられています。見た目のきれいさだけでなく、子どもやペットの遊び場としても使え、バーべキューなどのアウトドアをより一層楽しませてくれるため人気です。

しかし芝生は、芝刈りやエアレーションといった芝生特有のお手入れが必要なので、お手入れが大変な植物としても知られています。中にはその大変さから、芝生を育てるのをあきらめようかと考えてしまう方もいるようです。

この記事では、芝生の手入れの仕方、手入れを楽にする方法、芝生以外の庭のアレンジについてご紹介します。芝生の庭を検討中の方、芝生のお手入れや育てるのをやめるかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

芝生は手入れが大変?必要な作業とは

芝生を育てるためには手入れが必要です。芝生を育てるほか、きれいな緑色の芝生を保つためにも重要なことです。どのような手入れが必要なのか、さっそくくわしく見ていきましょう。

芝はり

芝はり

芝生を植えることを芝はりといいます。芝はりに適切な時期は、3月~5月ごろの春です。植える場所の雑草を取り除き、土を耕してやわらかくします。このとき小石などがあると芝生が育ちづらいので、できるだけ取り除きましょう。

まずは、トンボという土をならすための道具を使って土を平らにしておいてください。芝生は主にマットのような形状で売られており、これらをタイルのように敷いていきます。次に、目土という水はけのよい砂のような土で、芝生の間を埋め平らになじませます。最後に散水をして芝はりの完了です。目土はホームセンターなどで入手できます。

水やり

芝生に水をあげる時間帯は朝と晩の涼しい時間帯におこないます。水やりの頻度は、季節により異なりますが、基本2~4日に一度です。しかし夏の時期、乾燥や暑さが酷い天気が続く場合は毎日おこない、芝生が刈れないようにしましょう。

冬は寒さの影響で休眠時期に入り芝生の育ちが遅くなるので、様子を見ながら土が乾燥しない程度におこないます。水やりは、きれいな緑色をした芝生を維持するためにも大切なことなので、きちんとおこないましょう。

肥料やり

じつは芝生は、主に西洋芝と日本芝の2つの種類にわけられています。肥料に関しても、植えている芝生の種類によりあたえる期間が異なります。西洋芝とは海外から持ち込まれた芝で、日本芝とは古来から日本で自生している芝です。

肥料は西洋芝の場合、春~秋にあたえ、日本芝の場合は春~夏にあたえるのが適切です。酷暑の日に肥料をあたえると、逆に弱ってしまうことがあるのでおすすめはしません。

肥料は園芸店やホームセンターなどで売られている芝生用の肥料がおすすめです。芝生の成長に偏りが出ないようにムラなくまきましょう。

雑草取り

雑草取りは基本手でおこなうか、除草剤を使い取り除きます。雑草は成長が早く、育つと生命力が強くなり根が強くはって抜きづらいなどの手間がかかります。そのため、こまめに雑草取りをおこなうことをおすすめします。

芝生の手入れ道具に、草丈を整える芝刈り機という機械があります。一見、雑草取りにも使用ができそうですが、雑草取り目的での使用はおすすめしません。雑草が芝刈り機にからまってしまって故障の原因となることがあります。

芝刈り

芝刈りは芝生の見栄えをきれいにするためにおこなう手入れのひとつです。芝刈りの頻度は基本月に4回ほどおこないます。芝生を弱らせてしまわないために、葉の3分の2を残すように刈り取るようにしましょう。

芝を刈る時期は、育てている芝生が暖地型芝か寒地型芝で異なります。暖地型芝は冬になると葉が枯れる芝生で、寒地型芝は冬も緑色を保つ芝生です。暖地型芝の芝生は5~10月の間に芝刈りをおこない、寒地型芝は4~11月におこないます。育てている芝生の種類はあらかじめ把握しておくことが大切です。

サッチング

サッチングとは、成長によりそのまま枯れた芝生や芝刈りなどで芝生に残ってしまった草を、取り除く作業です。残った枯れ草をサッチといい、熊手を使い取り除いていきます。

サッチをそのまま放置してしまうと、水はけが悪くなり、病気や害虫の被害に遭いやすくなります。芝生の生育に悪影響をあたえてしまうことを防ぐためにも、サッチングを定期的におこなうことが必要です。

サッチングはサッチを取り除く際、熊手などの道具で地面をひっかきます。この作業で芝生に適度な刺激をあたえることができるため、成長を促すことにも効果的です。

エアレーション

エアレーションとは、踏み固まってしまった芝生の地面に穴を開ける手入れのことをいいます。踏み固まった土は、水はけが悪く根もはりづらくなり、芝生の成長を妨げてしまうことから、エアレーションをして土の通気性をよくすることが必要です。

エアレーションのやり方は、シャベルのように足で踏み込み地面に穴を開けるローンスパイクなどで穴を開けていき、抜き取った土をトンボなどで回収します。回収後、全体に目土をまきブラシでならしていきます。

最後に目土がなじみやすくなるように水やりをして、作業は完了です。この手入れをおこなうことで通気性がよくなり、地中に酸素が行きわたって水が浸透しやすくなります。

たしかに芝生は手入れが多い……

芝生を育てるためには、上記のような手入れをおこなうことが必要です。しかし、芝生の手入れをひとつおこなうにも時間と労力がかかります。

手入れをすべておこなうのは大変なので、これらをおこなう業者が存在します。手入れが大変だと感じる方は、業者へ依頼してみてはいかがでしょうか。業者に任せるのもひとつの手段です。

芝生の手入れが大変でも育てたい!少しでも楽にするには

芝生を育てるためにはさまざまな手入れが必要で、簡単なことではないということがわかりました。それでも、きれいな芝生が生えている庭は魅力があるため、育てたいと考える方もいらっしゃいます。

じつはこの芝生の手入れは、楽にすることが可能です。ここでは芝生の手入れを楽する方法をいくつかご紹介します。大変だと感じる手入れに、ぜひ取り入れてみましょう。

手入れが楽な芝生の種類

手入れが楽な芝生の種類

手入れが楽な芝生は、雑草が生えにくい、成長の速度が遅く芝刈りの回数が少なくて済むなどの品種改良がおこなわれた種類の芝生です。これらの芝生は管理を楽にするためにつくられた品種で、成長速度が遅く草丈が長くなりづらいタイプなどがあるようです。

このほかにも、手入れを楽にするためにつくられた芝生はあります。それぞれの芝生の特徴を調べて、慎重に選びましょう。

使いやすい芝刈り機のタイプ

芝刈り機には手動のタイプと、電動式のタイプがあります。芝刈りを楽にしたいとお考えの方は、電動式のものがおすすめです。お値段は手動式よりも高くなりますが、手動と違い自力で動かす必要がないため、作業が楽になります。

電動式もコンセント式と充電式の2種類があります。コンセント式は、芝刈り機のバッテリー切れの心配はないですが、コンセントが届くところまでしか芝刈りをおこなうことができません。また、コードを切断しないように注意をしながら作業をおこなうことが必要です。

充電式は、充電に多少時間がかかりますが、コンセントが届かない場所での作業ができるメリットがあります。コードがないため、切断してしまう心配もありません。このような特徴から使いやすい芝刈り機には、電動式で充電ができる芝刈り機がおすすめです。

あると助かる便利な道具

庭の便利道具の代表的なものとして、ブロアーやバキューム、スプリンクラーがあり、ブロアーやバキュームは庭掃除に、スプリンクラーは水やりに役立ちます。ブロアーはドライヤーのように風を送る機械で、草や落ち葉を一点に集めるのに向いています。

バキュームはブロワーとは対照に、落ち葉などを吸い取る機械です。吸ったものを収納するダスト袋が付いているので、掃除機のように吸い取ったものを袋に集めることができるため、ゴミ捨てまで一気にできます。どちらも庭の掃除が楽におこなえる機械です。ブロワーとバキューム、両方の機能が付いたものもあります。

スプリンクラーは庭に自動で水をまく道具です。全体に水をまきたい場合は回転式のスプリンクラーがよいでしょう。タイマーの機能が付いたものもあるので、水のやり忘れを防ぐことができます。

業者に依頼する

上記のようなアイテムを揃えることがむずかしい、忙しくて時間がとれないという場合には、芝生の手入れを業者へ依頼することをおすすめします。芝刈りの依頼にかかる料金は面積に応じて設定されており、それぞれの業者ごとに異なります。

芝刈りにかかる相場はおおよそ、10平方メートルで5,000円前後です。追加料金がかかりますが、刈り取った芝生を回収するサービスをおこなう業者もあるようです。それぞれの業者の、料金とサービスに注目して、ご自身の庭に適した業者を選びましょう。

育ててみたけど大変……芝生をやめたい場合は

ここまで、芝生の手入れを少しでも楽にする方法をご紹介しました。しかし、芝生の手入れは芝の種類や時期を考慮しておこなう必要があるため容易ではありません。じつは、庭のアレンジには芝生以外にもいろいろなものがあります。そのため、芝生をやめてほかのアレンジがしたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、ここでは芝生をやめる方法と、その他の庭づくりについてご紹介します。庭のアレンジは芝生だけではありませんので、これらのアイディアも参考にしてみてください。

芝生をやめる方法

芝生をやめる方法

芝生を除去したい場合は、除草剤を使い芝生を枯らします。そして枯らした芝生をエッジナイフなどを使い、芝生に切れ込みをいれていきます。エッジナイフはヘラのような形状で、カッターナイフのようにひっかいて使用する道具です。切れ込みをいれた芝生をシャベルではがしとっていきます。

作業を始める前に、はがしとった芝生を集める場所をあらかじめ決めておくとよいでしょう。はがした芝生はそのまま乾燥させ土を落とした後、燃えるゴミとして処分します。

芝生にかわる庭づくりのアイディア

芝生を除去した後の庭は、どこか殺風景な庭に感じてしまうものです。そんな庭を見栄えよくする方法には次のようなものがあります。新しい庭づくりの参考にしてください。

砂利やレンガ
モダンな庭をお考えの方には、砂利やレンガを庭に敷き詰めるアレンジがおすすめです。砂利やレンガを敷き詰めると日光が遮断されるので、雑草が生えづらくなり手入れの回数を減らすことができます。

ウッドデッキ
ウッドデッキは手入れの手間が少なく、屋外での子どもの遊び場や、洗濯物を干す場所としても使えます。こちらも日光を遮るので、雑草が生えづらくなります。庭をより機能的にしたい方におすすめです。

固まる土
固まる土とは、土セメントを混ぜたものです。狭い場所でも施工がしやすく、防草の効果もあります。この固まる土は地面にしき水をかけることで固まります。DIYでもおこなえるようですが、固まる土をならすのはむずかしいため、業者への依頼がおすすめです。

天然芝から人工芝に変えるという手も!

芝生を植えずに、芝生のある庭の気分を味わえるのは人工芝です。人工芝は芝生に似せた緑色のものだけでなく、茶色や灰色などのカラーの人工芝もあります。芝生とは一味違う庭を作り上げたい方にもおすすめです。

人工芝の手入れは、ゴミや汚れがある場合に掃除をする程度なので、天然芝の手入れよりもだいぶ楽になります。施工は、ご自身でのDIY、業者への依頼、どちらでもおこなうことが可能です。

それでもやはり芝生は魅力的

芝生にはさまざまな手入れが必要で、すべてをおこなうことはとても大変です。そして、庭のアレンジ方法は芝生以外にもあるので、ほかの方法でもきれいな庭がつくれます。

しかし天然の芝生も、魅力的な庭のアレンジのひとつです。芝生は時期により、明るい緑や深い緑と色を変えるので、季節を感じとることができます。また触り心地もよいため、子どもやペットの遊び場となり、バーベキューなどのアウトドアをより一層楽しむことができます。

このように芝生を魅力的に感じているのであれば、芝生をあきらめてしまうのはもったいないことです。手入れを続ければ、芝生の庭をきれいに保つことができます。ご自身で無理をして手入れをおこなう必要はありません。芝生の手入れでお悩みの方は、一度業者と相談して検討してみてはいかがでしょうか。

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